ワンネス 1128号  2026/03/22 発行

健康マージャンで
いきいきとした毎日を

年齢を重ねても、毎日を楽しく過ごしたい。そんな願いを叶えるため、地域ではさまざまな介護予防の取り組みが進められています。その中でも、注目されているのが「健康マージャン」です。
 健康マージャンとは、「賭けない・飲まない・吸わない」を基本とした、誰でも安心して楽しめるマージャンのこと。牌(パイ)を使った計算や記憶、戦略的な思考が脳を刺激し、認知機能の維持や向上に効果があるとされています。また、対面での会話や笑いが自然と生まれるため、孤立感の軽減や気分の安定にもつながります。
 さらに、定期的な外出や仲間との交流は、生活にリズムをもたらし、心身の健康維持にも役立ちます。こうした複合的な効果が、介護予防の観点からも注目されている理由です。
 菊陽町では、健康マージャンを気軽に体験できる場として、初心者から上級者まで参加できる教室がいくつか開かれています。指導者が丁寧にサポートしてくれるため、初めての方や女性でも安心です。
 健康づくりの一つの選択肢として、健康マージャンを取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

 


  介護太郎

(25)田舎に住む両親B

 熊本市に戻る前、お隣のおばちゃん家まで挨拶に行くと、ちょうど庭先に出てきたおばちゃんと目が合った。『アラ、もう帰ると?お昼一緒にたべようと思って、おいなりさん作ったて』と、少し残念そうなおばちゃんも、最近は耳が遠くなったようだ。一昨日お土産を渡すために玄関口で声をかけた時も、昨日夕食に誘うために電話した時も、何の反応も無かった。『たまに私が様子ば看ぎゃ行ってやるけん、安心して帰んなっせ』と言ってくれるのは有り難いが、おばちゃんももういいトシなんだ。私の故郷も確実に「高齢化」が進んでいる。
 ヘルパーさんが来てくれるとはいえ、大半の時間は両親二人だけ。夜中に何かあったりしたら、と思うと心配になる。両親が随分前に他界している夫が『そろそろ熊本に来てもろたらどがんね?俺は同居してもよかよ』と言ってくれた。『しょっちゅう天草まで行くとも金ん掛かるし。』確かに。早速父に電話した。しかし父からは『ありがとう』とお礼を言われた後に『お母さんが亡くなるまでここで面倒看るよ』と断られた。子供の私に対しても丁寧で優しい口調だけど、自分が決めた事は曲げない頑固な父。同居の実現は長期戦になりそうだ。  続く

 

 

 


腸活で健康な体をつくろう
青少年健全育成町民会議「食育研修会」

   

 菊陽町青少年健全育成町民会議「食育研修会」が2月4日(水)、菊陽町中央公民館調理室で行われました。
 研修会は、高野病院認定栄養ケア・ステーション 管理栄養士の 豊田裕輝子さんによる「腸活で健康な体をつくろう」と題した講演会と調理実習が行われました。豊田さんは「腸内環境を改善するために生きた善玉菌である「ビフィズス菌、酪酸菌」などど、そのエサとなる「オリゴ糖、食物繊維」などの両方を摂取することが大切です」と話されました。
 この後、参加者と一緒に、腸活レシピ「もち麦入りつみれ汁」や「エビと海藻のサラダ」などを作り試食しました。


  碓井秀典(東京都大田区在住 原水出身)

(74)強情灸

 このところ上方噺が続いたので、江戸の噺を。江戸っ子といえば負けず嫌いで意地っ張り、というのが相場のようでが、 一方で「江戸っ子は五月の鯉の吹き流し、口先ばかりで腹わたは無し」とも皮肉られ、江戸っ子を全うするのは大変なようです。銭湯のお湯もお灸の熱さにも決して「熱い!」と言ってはならない江戸っ子の壮絶さを描いた報復絶倒の「強情灸」を5代目古今亭志ん生で。

5代目柳家小さんのと聴き比べてみましたが、小さんのものは地味すぎて起伏がなく魅力的ではありません。前段を湯屋、後段をお灸の2部に仕立て、得意のくすぐりを散りばめて爆笑系にまとめた志ん生の勝利でしょう。お灸は私なども子供の頃「やいとを据えるぞ!」と親に脅かされた記憶がありますが、私は据えられたことはありません。「ヨゴエハッチョが来るぞ」と脅かされたことの方が多かったような気がします。正体は不明で、「夜の声は八丁響く、だから静かにしなさい』が語源になっているのを知ったのは大人になってからでした。関係ない話になってしまいました。


  保護司会菊陽支部長 熊谷和信

(50)保護司2年目に当たっての感想紹介


菊池地区保護司会研修会でグループ討議する保護司

 今回は、保護司になって2年目になる62歳男性の方の「保護司になって」という感想を紹介したいと思います。

 令和6年5月から保護司を務めております。ご縁があってお受けしましたが、熊本保護観察所で行われた委嘱状の伝達式で、法務大臣からの委嘱状をいただき、身が引き締まる思いがしたのを覚えています。
 保護司の活動については、犯罪や非行をした人を支援するボランティアということ以外は、具体的な活動の内容を知りませんでした。就任後、定期的に研修に参加し、対象者と面接して指導監督等を行う保護観察をはじめ、社会復帰を円滑に進めるための生活環境の調整など、保護司が幅広い役割を担っていることを学びました。また、「社会を明るくする運動」に参加し、街頭での啓発グッズの配布などの犯罪予防活動も行いました。
 昼は仕事をしているため、対象者との面接は夕方以降に行っています。不慣れな点も多々ありますが、あやまちを犯した人の立ち直りを支え、安全安心な明るい社会を築くために、真摯に取り組んでいこうと思っています。

 保護司の活動は、一般の方にはなかなか見えにくく地味な活動です。罪を償った後、再び地域社会で生きなおそうとするには、彼らを受け入れてくれる人が欠かせません。そんな活動のあり方が理解できる体験文に思えます。


  すべての人が自分らしく輝く世界へ  神田みゆき

(12)イベントのご案内(日程終了)

 一般社団法人 Universe Quest代表理事神田みゆきです。今回は、菊陽町で開催させていただきますイベントのご案内です。

 「あの日」の葛藤を「明日」の安心に変える
〜福祉避難所のリアルと、現場で迷わないための運営演習〜

 熊本地震から10年。あの時、避難所の現場で何が起き、私たちはどう動いたのかを振り返ります。「マニュアルやBCPはあるけれど、いざという時に本当に動けるだろうか?」という不安はありませんか?
 世界各地の災害現場を知る知見と、地域に根ざした支援の視点を掛け合わせ、限られた人数でも迅速に体制を整えるための「動ける仕組み」をシミュレーションします。どなたでもお気軽にご参加ください。
【開催概要】
(終了)日時:3月28日(土)13:30〜15:30
場所:菊陽町福祉センター 2階会議室
参加費:無料
【タイムスケジュール】
開会 13:30 (開場13:15)
熊本地震の振り返り福祉避難所のシミュレーション体験
振り返りと共有・質疑応答
閉 会 15:30
【講師】市居嗣之
合同会社グローバルリンク代表
国際人道支援団体 Japan International Support Program(JISP) 理事
世界60カ国以上を歩き、国内外の地震や水害などの災害現場で重圧に立ち向かう多くのリーダーを支援。その経験から「現場で誰もが迷わず動ける仕組み」を開発し、現在、全国500以上の自治体や公共施設、企業に導入・指導を行っている。


  熊本市  馬場口一利

(224)半導体の軌跡描く台湾映画
国内初上映を熊本で

 TSMC(台湾積体電路製造)を中心に世界に大きな影響力を持つまでに成長した「台湾の半導体産業」。その誕生秘話や成長の軌跡を描いた台湾のドキュメンタリー映画『造山者(邦題「チップ・オデッセイ台湾の賭け」)』を4月12日(日)、熊本市で国内初上映することになりました。映画は昨年夏に台湾で公開され、大ヒットを記録しました。台湾との関係を深めている熊本県民にとって、とても興味深い内容になっています。
「造山者」は蕭菊貞(シャオ・ジュージェン)監督が5年の歳月をかけ、台湾の半導体産業をゼロから造り上げた関係者約80人のインタビューをもとに製作したドキュメンタリー映画です。時代は、半世紀前の1970年代にさかのぼります。台湾は国連から追放され、世界での孤立を深めていました。絶体絶命の状況の中、優秀な若者たちが選抜され、決死の思いでアメリカへ旅立ちました。進んでいたアメリカの半導体技術を持ち帰り、台湾を「シリコンの島」に変貌させていったのです。映画には派手な演出はありませんが、「失敗が許されなかった」政府プロジェクトを成功させた男たちの執念が垣間見える人間ドラマにもなっています。

▲日時:2026年4月12日(日)受付開始12時
開会:13 時  閉会16時15分
会場:肥後銀行 本店ビル2階 大会議室
※事前の鑑賞申し込みが必要です。
(会場での申込不可)


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