 三里木区 たわらや酒店 宇野功一
(220)11月1日は本格焼酎の日
美味しい焼酎・お湯割りの作り方を教えます
◆11月1日は焼酎の日
本格焼酎の歴史は古く、九州地方で焼酎が造られ始めたのは、鉄砲伝来と同じく戦国時代のころとされています。江戸時代には、焼酎を製造・販売する「茶屋」(焼酎の造り酒屋)が勃興して、九州各地で、広く焼酎が飲まれるようになりました。
本格焼酎(旧・乙類焼酎)は、単式蒸溜と呼ばれ、一度だけ蒸溜した焼酎をさします。一度だけの蒸溜ですので、原料の風味がストレートに表現されます。
・鹿児島・宮崎は「芋」焼酎
・熊本の人吉・球磨地方は「米」焼酎
・大分や福岡や壱岐対馬は「麦」焼酎
といった具合に、各地の穀物を焼酎にして楽しむ文化が根付き、今日に至ります。
同じ焼酎でも、蒸溜を数回行い、ほぼ精製されたエタノール分だけを抽出させた焼酎=連続蒸留式焼酎=新式焼酎=旧・甲類焼酎=ホワイトリカーの焼酎もあります。余談ですが、戦前は、新式焼酎を、航空燃料として利用した経緯もあり、甲類・乙類と分類した時代もありました。
さて、秋に仕込みはじめた焼酎が、だいたい11月1日ごろから新酒になります。日本酒造組合中央会では、昭和62(1987)年に、11月1日を「本格焼酎の日」と定め、本格焼酎の普及活動にがんばってきました。
■寒い時期は、お湯割りが旨い
〜美味しい焼酎・お湯割りの作り方〜
本当に旨いお湯割りは、原料由来の甘味と香りが程よく混ざり合ったような、なんとも言えないものになります。ロックや水割では、決して味わえない甘味と旨味。特に、芋焼酎はその香味が如実に表れます。
プロが作るお湯割りの方法をお教えします。簡単ですので、おうちで実践してみてください。
まず、焼酎・お湯割り用のお湯の温度は、70〜80度です。現在では、ポットの温度設定されるものがあるので便利です。決して、沸かした沸騰した湯を使わないでください。沸騰した焼酎で割った焼酎は、苦みが出て美味しくなくなります。きっと焼酎が火傷をするのでしょうね。
グラスにお湯から注いでください。おおよそ焼酎:お湯の割合は5:5もしくは6:4が一般的です。ご自分の好きなアルコール度数になるように調整してみてください。
次にお湯の入ったグラスに、焼酎を注ぎます。勢いよく注ぐと美味しくなくなります。グラスを傾けて、焼酎をゆっくりとお湯に馴染ませる感覚で注いでください。
最後にマドラーで攪拌をして、出来上がりです。
この方法で、お湯割りを作りますと、ワンランク上の焼酎になります。
飲食店では、1杯が2杯、2杯が3杯になり、売上がアップします。お試しあれ! |