ワンネス 1093号  2024/10/13発行

敬老の日
 おめでとうございます

緑ヶ丘区

 緑ヶ丘区(猪股区長)の敬老会が9月16日(月・祝)、上津久礼公民館で行われました。
 緑ヶ丘区は敬老会を毎年、菊陽町老人福祉センター大広間で行っていましたが、今年は老人福祉センターが改修工事のため上津久礼公民館を借りての開催となりました。会は合澤副区長の挨拶の後、明日会の皆さんの演芸や子ども会の皆さんの歌と踊り、音楽ボランティアぐるぐるの演奏がありました。出席のみなさんのカラオケ披露もあり楽しい時間を過ごしました。
 出席した田中さんは「皆さんと楽しく会話でき素晴らしい一日でした。本年81歳。長生きします」と話されました。

 

 

 


本屋でおしごと
TSUTAYA BOOKSTORE 菊陽

 TSUTAYA BOOKSTORE 菊陽で警察や車、林業、カフェ、メガネ屋さんなどのお仕事を子どもたちが学ぶ「お仕事体験」が8月23日(金)〜9月1日(日)に行われ、たくさんの子どもたちが楽しく体験しました。
 警察のお仕事を体験したゆうきくん(6歳)「指紋採取は不思議でした。乗り物が大好きなので白バイに乗せてもらい嬉しかったです」と笑顔でした。


優しさをありがとう
人権のまち菊陽フェスタ

 令和6年度人権のまち菊陽フェスタが9月1日(日)、菊陽町図書館ホールで開催されました。
 開会行事の後、シンガーソングライターでホストマザーの玉城ちはるさんが「命の参観日〜多文化共生社会を目指して」と題して講演会があり、ご自身の紹介や共生・異文化コミュニケーション、全国の学校で行っている講演会「命の参観日」などを自身の歌とともに話されました。

「優しさ貯金ゲーム」 握手をして、直してほしいことの後に良いところを言う。その後「ありがとう・ごめんなさい・大好き」と言う。

 

 


 

きくよう多文化クラブの活動

ゆかた&三味線ミニライブ

 8月23日(金)、菊陽町総合体育館会議室で行い、外国人5人を含む45人が参加しました。
 世界各国で三味線の音楽活動をする杵屋五司郎先生を迎え、生演奏を披露していただきました。演奏会の後は、ゆかた着付けをしてもらい、全員で菊陽音頭の盆踊りをして楽しみました。

菊陽町在住
 ヘザーさんのトーク

 9月13日(金)、菊陽町総合体育館会議室で、菊陽在住27年でアメリカ出身のヘザーさんの生活体験の話がありました。日本人にとっての「常識」がアメリカ人の自分にはまったく新しいことであり「戸惑い」であったことなどを話されました。


決まった!スマッシュ
菊陽町バドミントン大会

 菊陽町バドミントン協会(二ノ文会長)主催の第21回大会が8月25日(日)、菊陽町総合体育館で開催され、51組102人が参加しました。
 ゲームは、1ゲーム21点先取、参加者は、実力に合わせた男子・女子ダブルスのB、C、Dクラスに分かれ、試合を行いました。

〈各クラスの優勝ペア〉
男子Bクラス 丸岡・牧野ペア
   Cクラス 榎田・古谷ペア
   Dクラス 川島・古舘ペア
女子Dクラス 柴田・高宮ペア

  

 



熊本東スポーツ少年団 活動報告

 8月23日(金)〜25日(日)、岡山市総合文化体育館にて、『第18回全国中学生少林寺拳法大会』があり、女子単独演武の部に熊本県代表として、熊本東スポーツ少年団(菊陽町少林寺拳法協会)、もみじさん(中2)が出場しました。惜しくも準決勝敗退となりましたが、新たな課題も見つかり有意義な大会参加となりました。

スポーツ功労賞をいただきました
菊陽町少林寺拳法協会 庭田孝男さん

 第79回熊本県民体育祭天草大会総合開会式にて、熊本県スポーツ協会表彰スポーツ功労者受賞を戴きました。
 これも皆様のご支援のお陰だと思っています。これからも「継続は力なり」で頑張っていきますので、宜しくお願いします。


   (244) 太腿と腸腰筋のストレッチ

   

 床に腹ばいに寝ます。写真@のように膝を曲げて足先を持ち息を吐きながら足先を自分のお尻に付けるようにして10秒間静止します。息を吐き終わったら吸いながら元に戻します。反対の足も同じ要領で行い、最後に写真Aのように両足を持ち同じ要領で行います。この時、上体をそらさないように注意してください。

 床に腹ばいに寝ます。息を吐きながら写真Bのように片方の膝を上がるところまで上げ10秒間静止します。息を吐き終わったら吸いながら元に戻します。反対の足も同じ要領で行います。この時、お尻が浮かないように注意してください。
 実りの秋、スポーツの秋、ストレッチを行って体力づくりに励みましょう。


  矢原正治

(209)カキノキ(カキ)カキノキ科

   

 「柿食えば鐘が鳴るなる法隆寺」の正岡子規の句があり、また10月26日は「柿の日」です。芭蕉の「里古りて柿の木持たぬ家もなし」と言う句のように、田舎の各家に柿が植えられ、秋の風物詩の干し柿は、渋柿の渋抜き(水溶性の渋(タンニン類)を、水に不溶性の渋に変える)をし、乾燥、糖分の塊の干し柿を作り、冬場の貴重な糖分原料でした。
 熟れていない柿には、水に溶ける縮合型タンニン類の渋を含みますが、熟してくると重合し、水に不溶の高分子の渋に変化します。水に溶けなければ人が渋く感じませんが、もしかすると腸内で分解し、小さな化合物になり、素晴らしい効果を示しているかもしれません(誰か研究してね)。
 それはさておき、薬用としては、ヘタ(柿蔕、シテイ)は「しゃくり」や「げっぷ」止めに(1日5〜10g、丁子1g、生姜4gを加え煎じると良い)。葉(柿葉)は、鎮咳、内出血の止血として、潰瘍による出血などに、また、柿の葉には抗菌性が有り、柿の葉寿司、おにぎりを包んだりするのに用います。干し柿を柿餅(シペイ)と呼び、吐血、喀血、血尿、痔瘻、下痢などのときに食べます。干し柿の表面の粉末を集めたものを柿霜(シソウ)と呼び、これを一旦加熱し飴状にしたものを柿霜餅(シソウペイ)と言い、いずれも咽の痛み、せき止めに(風邪の咳には効かないらしい)。完熟した柿は鎮咳を目的に慢性気管支炎に。また、血中のアルコ−ル分を分解する作用があり二日酔いにも良い。柿渋は高血圧の治療に。根も柿根(シコン)と言い、止血、下血、吐血に。このように柿は食用だけでなく、糖分による滋養強壮を含め、タンニン等のポリフェノ−ルの止血、抗菌、降圧などの作用を利用し民間薬に。柿渋のスプレーは、インフルエンザやコロナの予防に良いと言われています。
 柿の副作用:柿の実(果実)(性:寒、味:甘い)を食べ過ぎると、内臓を冷やします。柿が大好きな方に柿の実を沢山差し上げたら、夜に食べ、夜中に腸閉塞で緊急入院、漢方薬の大建中湯とラオスからの留学生が腹を温めてくれたお陰で無事退院されました。
 自然の恵みに感謝したいですね。田舎の柿の木は果実を誰もちぎらないまま、鳥、猿などの餌になっています。昨今このような自然からの食品が私達の前から少なくなり、保存料のたっぷり入った食品が店やコンビニに並び美味しいと食べるのは怖いですね。
 今年は、米の買い占めもあり、米不足と言われました。8月に入ると新米が出てくるのに何故か米騒動。米価格の安定など、日本の食糧の危機を感じます。時給1,000円を超し、物価の上がる中「最適な価格での流通」が必要ではと感じています。
 「はて?なぜ?」と問題意識を持ち安全安心な食生活を送り、元気で楽しい毎日をお過ごしください。


  三里木区  たわらや酒店  宇野功一

(207)地酒途中下車
 JR九州・筑肥線  伊万里駅(佐賀県)
古伊万里「すみやま」について

◆古伊万里という日本酒・・・
 佐賀県には数多くの酒蔵があります。今回、ご紹介する日本酒は、佐賀県伊万里市二里町にある酒蔵・古伊万里酒造の話題です。過去に、「鍋島」、「野古見」、「東一」をご紹介しましたが、いずれも有明海に面した地域の佐賀の日本酒でした。古伊万里酒造は、玄海灘(日本海)に面した酒蔵です。有明海に面した酒と少し香味のニュアンスが淡麗辛口傾向にあります。
 古伊万里と言えば、陶磁器が有名ですね。江戸時代、佐賀・鍋島藩は、有田で陶磁器を焼かせて、一つ山を隔てた伊万里港から、日本はもとより世界中に輸出をしていました。陶磁器を出荷していた港町の名前がヨーロッパに広まり「IMARI」は世界ブランドになったそうです。
 古伊万里酒造の前田家は、陶磁器輸出で栄える伊万里で呉服屋を営んでおりました。明治42(1909)年に酒造業に転身。陶磁器「古伊万里」に負けないように、いい酒を醸そう〜という思いで、酒名を「古伊万里」にしたそうです。
 今月2024年10月)から、弊店に古伊万里酒造の酒がやってきます。特に、これからご紹介する「すみやま」という日本酒は、純米酒と純米吟醸酒の2系統がありますが、どちらもおススメです。
◆『すみやま』の棚田で育てた地産の酒
 25年ほどお付き合いのある福岡の友人が、伊万里酒造の同じ町内にある「すみやま」地区の「すみやま棚田を守る会」の運営に携わり、その棚田で、育てた酒米・「山田錦」や「さがの華」を育て、その酒米で醸した純米吟醸と純米酒が「すみやま」というブランドで発売されています。
 「すみやま棚田を守る会」は、2014年より、すみやまの棚田で「田植え」「稲刈り」を体験するイベントを開催。田植えが終わった田んぼで、11月にキャンプも開催されます。四季を通じて「田んぼであそぼ〜」というのがコンセプト。大人から子どもまで、参画できるイベントです。私は、昨年から参加しています。
 人口減少、高齢化によって、日本じゅうの田んぼが放置され、里山が荒廃している問題を、NPOと地元酒蔵が課題解決のために、タッグを組んで取り組んでいる成功事例の一つです。「すみやま」の棚田米のおにぎりはとても美味しい。日本酒はさらに美味しいです。
【すみやまの香味について】
 開栓すると微炭酸が、「シュッ」と音を出します。爽やかな酸味をまとった香りがします。口に含むと、柑橘系の爽やかな香りとキレキレの辛口酒。白身魚のような淡白な料理から、チーズやバターの絡んだ洋食系のお料理との相性もバッチリ。この秋おススメの1本です。

 

純米吟醸(黒ラベル)
1800ml ¥3,520(税込)  720ml ¥1,760(税込)
純米(白ラベル)
1800ml ¥2,750(税込)  720ml  ¥1,375(税込)