ワンネス 号 発行 |
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夏のひととき 伝承行事を楽しむ
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津留区 かけあんどん
津留区のかけあんどんが8月13日(日)から16日(水)までの4日間、区の地蔵堂前で行われました。
小学1年生から中学2年までの男の子が主役の地蔵祭りです。事前に各家庭を回りろうそく代を集め、お参りに来た人たちへ配るお菓子や花火などを購入。夕方には地蔵堂に集まり、爆竹をしたり、お参りに来た人の接待をしました。
子頭の恵哉くん(中2)は「一軒一軒ろうそく代を集めるのは大変でしたが、昔ながらの行事がいつまでも続くといいなと思いました」と話してくれました。 |
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上津久礼区 川施餓鬼
上津久礼区の川施餓鬼が8月19日(土)、区公民館で行われました。
上津久礼区川施餓鬼は歴史が古く、約340年前から続くもので、地域の人畜の無病息災と追善供養のため毎年8月19日に行われています。麦わらと竹を使って造る馬を形取った舟は区全体で6基を製作。区の公民館前に飾り、午後7時頃、飾られたちょうちんに明かりが灯されました。この後、公民館内で夏祭りが行われ、盆踊りや抽選会、祭のラストには打ち上げ花火もあり、夏の一日を楽しみました。施餓鬼舟を作った3組の若手たちは「竹を探してくるのも一苦労でしたし、骨組みやわらで体を作るのも大変でした」と話してくれました。 |
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いつまでも いきいきと健康に
菊池郡市薬剤師会
地域住民の体調管理への意識向上や、生活習慣病などの改善への取り組みに繋げることを目的に、菊陽町図書館ホールで8月18日(日)、菊池郡市薬剤師会主催公開講座「第12回薬と健康教室」が開催され、親子連れの家族を中心に多くの方々が来場しました。
会場では、子どもたちの夏休みの自由研究対象として毎回大人気の薬剤師体験、ほかにも血管年齢や骨密度の検査、カロリーや塩分、脂質などが測定できる献立チェックなどのコーナーが並びにぎわいました。
屋外では、熊本地震や熊本豪雨などの発災直後から、避難所での調剤や被災地医療の重要な拠点として活動したモバイルファーマシー(移動薬局車両)の公開もあり、来場者も高い関心を寄せていました。 |
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そうめん流しで思い出作り
菊陽北小校区青少年健全育成協議会(西嶋 巌会長)主催のそうめん流しが8月10日(土)、菊陽町ふれあいの森研修センターで行われ、子どもや大人約100人が参加しました。
初めに、西嶋会長より「しっかり食べて良い思い出を作って、思いっきり楽しんでください」とあいさつの後、子どもたちは順番にそうめん流しを楽しんでいました。 |
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スマホを使いこなそう
菊陽ゆるサロン
菊陽ゆるサロン(遠藤代表)は、8月14日(水)、「スマホで作るQRコード」をテーマに、学習会を菊陽町南部町民センターで開催しました。
講師は交流部長のトキママこと作田とき子さん。持ち前の柔らかな言葉使いとユーモアで、会場を和やかな雰囲気で包んでくれ、さっそく本日のテーマのQRコード作成に望みました。難しいところではお互いにアドバイスし合ったり、うまく行ったら歓声が上がったりで、終始にこやかな雰囲気の学習会となりました。休憩を挟んだ後の何でも相談コーナーでは、スマホの買い替え時期について等の色々な質問があり、トキママからの適切なアドバイスで即解決しました。 |
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(243)タオルを使った体幹のストレッチ
タオルの両端を持って写真@のように足を大きく開きます。両手は頭上からタオルが緩まないように息を吐きながら背筋を伸ばして写真Aのように床と平行になるように体を前方へ倒します。息を吐き終わったら吸いながら元に戻します。このストレッチを2回行ってください。次に、写真@から写真Aへ息を吐きながら写真Bのように体をひねります。息を吐き終わったら吸いながら元に戻します。同じ要領で反対方向も行ってください。このストレッチを交互に2回行ってください。
気を付けの姿勢でタオルを後ろ手に持ちます。息を吐きながら体を床に平行に倒し、写真Cのように両手は上へ持ち上げます。息を吐き終わったら吸いながら力を抜いて気を付けの姿勢に戻します。
体幹のストレッチではありますが、ふくらはぎから太腿、お尻のストレッチにもなります。背筋を伸ばして行ってください。このストレッチを行うだけでもかなりの運動量があります。まだまだ暑い日が続きますが、涼しい部屋で行ってみてください。 |
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矢原正治
(208)ニンニク ヒガンバナ科
今月はニンニクにしました。
薬用部位は鱗茎、乾燥したものを大蒜(たいさん)といい、味:辛、性質:温、疲労回復(滋養強壮)、食欲増進、便秘の改善などに用います。
猛暑が続き、9月に入っても暑い日が続いています。冷たいものを取りすぎ、胃が弱り、夏バテかなと感じている方も多いと思います。そのような時は、胃に優しい食べ物で穏やかな滋養強壮のあるスープが良いと思います。その中に滋養強壮のあるニンニクを少し入れるのもいいでしょう。
ただ、余り食べすぎると身体の中の熱が溜まり、頭痛、嘔吐、逆上せの症状が出ることがあります。また、新陳代謝の高い子供が食べ過ぎると、鼻血、逆上せ、集中力の低下などが起こるので子供は避けた方が良いでしょう。
ニンニクには、特有の香りの「アリシン」などの硫黄化合物が含まれています。またニンニクを加熱すると糖分が増え、Brix(糖度)が30ぐらいで大変甘くなります。細胞を壊すミジン切り、剃ったニンニクは香りのアリシンが増え、アリシンには強い抗菌、殺菌作用がります。またアリシンは、ニンニクが傷ついたときに鱗茎にカビ、細菌の侵入を防ぎ植物を守ります。さらにアリシンには風邪の抗ウイルスが、血液循環を良くし、有害物質を体外に排出する効果がるとも言われています。
ニンニクの鱗茎を切ると細胞が壊れる、アリナーゼという酵素で、無臭のアリインが独特の香りのアリシンに変化します。アリシンとビタミンB1を一緒に摂ると、ビタミンB1がより体内に吸収されやすくなります。ビタミンB1は、エネルギー代謝に必要で、夏バテに効果があります。またアリシンには免疫力の維持(普通に保ち元気に)、抗酸化作用は知られています。ニンニクの若い葉。花茎も食用として利用します。
ニンニクの仲間にタマネギがあります。タマネギの鱗茎の外の茶色い皮には、多くのケルセチンが含まれています。ケルセチンは腸内細菌で変化し、その化合物が肝臓細胞を保護することが報告されています。また、体内脂質を下げる効果がある機能性食品も販売されています。太り気味の人はタマネギの皮約5g/日を水1L位で煮出し、お茶で飲んでは如何がでしょうか?
10月まで暑さが続きそうです。夏バテ解消に、ニンニク、クコの実、最強の野菜スープ(前田 浩著)などで胃腸を整え、免疫力を普通に。夏バテを解消しないと、冬になり風邪を引きやすく、花粉症になる可能性も。美味しく楽しく食事をし、一日一回以上は大便(身体からの大きな便り)を出し、良い汗をかき、体に不要のモノをうまく排泄、お元気で、まだ暑い初秋〜秋〜晩秋をお過ごしください。 |
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三里木区 たわらや酒店 宇野功一
(206)酒屋さんの知恵 6合升のはなし
◆量り売りの時代
最近、ゴミを出さない、環境に配慮した売り方として、「量り売り」(はかりうり)が見直されてきています。
江戸時代から戦後まで、お酒屋さんに酒を買いに行く時、お客様は、「通い徳利」を持って行き、お酒屋さんで、酒を詰めてもらっていました。戦後になると、壜詰めの酒が主流となり、今では、パック詰めが主流となってきていると思います。
その時に、お酒屋さんが、量り売りの為に使っていたのが6合枡でした。
そもそも、お酒屋さんでは、1合単位でお酒を測って売っていました。
※1合=10勺=180ml
壜が流通していない時代には、酒蔵から4斗(1800ml40本入り)樽がお酒屋さんに運ばれ、お酒屋さんは、樽の底についている呑み口を開けて、小分けにしてお客様に販売をしていました。
◆万能な6合枡(写真左)
お酒屋さんには、万能な量りができる箱型の木製の枡が必ずありました。お米屋さんにもありました。
※3合(枡の半分)の量り売りの場合(写真中)
底の一辺と反対側の上の一辺が水平になるようにかたむけると、6合の半分の3合です。
※1合の量り売りの場合(写真右)
底の正方形の対角線と、枡の上の角を結ぶ二等辺三角形が水平になるようにかたむけると、3合の三角柱の底辺の一方の一点を頂点とする三角錐(すい)ができるので、1合です。
2合ならば、1合+1合でも3合-1合でも、2合を計れます。
4合ならば、3合+1合で計れます。
5合ならば、6合から、1合減らせば5合が図れます。
このようにして、江戸時代から戦前までは、一つの枡を使って、量り売りをしていました。 |
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