ワンネス 1080号 2024/03/24発行 |
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たくさんの作品が並びました
菊陽町西部町民センター
菊陽町西部町民センターの第35回センター祭展示の部が2月23日(金・天皇誕生日)、同センター内で行われました。
センター内には洋裁&着物リメイクやペン字、絵手紙、小学生書道、トールペイント、水彩画などが展示され、来場者は、その出来栄えに感心していました。菊陽ミント会で水彩画「秋の散歩道」を出展した岩田敏子さんは「散歩で訪れた元気の森公園の風景を描きました。真赤な紅葉を際立たせるために周りをおさえて描きました」と話されました。また、ロビーにはバザーコーナーもあり、賑わっていました。 |
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大人のお話いっぱい
あさひタイム
あさひヶ丘区(原口区長)では、同区公民館で毎月1日に「あさひタイム」を行っています。
3月1日(金)は、菊陽町図書館で活動しているおはなしの森さんさん(高橋代表)のみなさんが訪れ、大人のおはなし会を行いました。
おはなしの森さんさんのメンバーは自己紹介を兼ねて、布絵本で「やさいさん」や語り「くわずにょうぼう」、大型絵本「おおはくちょうのそら」、紙芝居「峠の老い桜」などを披露すると、参加者はお話の世界に引き込まれていました。
4月1日(月)午前11時からは、森和田さんによる「子どもも大人も元気になあれ 音楽とお話 こころミュージックcafe いのちのスイッチをおしてごらん」が行われます。参加費200円でどなたでも参加できます。小学生以下は無料です。 |
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最優秀賞
熊本県知事賞を受賞
菊陽町商工会女性部
令和5年度(第23回)熊本県商工会女性部連合会主張発表大会が2月6日(火)、御船町カルチャーセンターで開催され、菊陽町商工会女性部より発表した、三里木区の相馬まどかさん(リラクゼーション業)が最優秀賞・熊本県知事賞を受賞しました。
大会は、熊本県下商工会の女性部の代表者が、日頃女性部活動及び地域振興発展の協力者としての活動を通じて得た体験や成果、意見を発表し、相互に研鑚することにより女性部員としての意識高揚と資質の向上を図り地域活性化に資することを目的としています。
受賞した相馬さんは、7月9日(火)、ホテル日航熊本で行われる九州大会に出場されます。 |
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ティータイムコンサート
ギャラリー「クロストークL&E」
3月5日(火)の5の日のティータイムのお楽しみイベントは、上原久利さんによるギターソロ 情熱のラテンコンサートが行われ、優しく、楽しく、情熱的な演奏に、来場者から大きな拍手が送られました。 |
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(13)
週に一度病院通いをしていた父も年末に手術することが決まった。手術の日程が決まった日の夕方、『明日、墓参りに行くか』と誘われた。親父、お袋、手術するオレを見守っていてください。と墓前で手を合わせる父。隠れてお酒を飲んで私に叱られたり、孫に何やらスマホの操作を教わっては『ほい授業料』と笑いながら私の財布から抜き取ったお金を渡したり、いたって普通に見えていた父も心中は不安だったらしい。手術の前日、お母さんにも手術の事伝えようか?と話す私に、『あいつには知らせんちゃヨカ』と父は言った。父と母は私が嫁いだ数年後に離婚していた。知らせないわけにはいかないでしょう?と話しても『オレが死んだ後に教えてやればヨカて』と言う。何度かお母さんにメールを打とうとして止めている事を、私が知っているのは言わないでおいた。手術は成功した。しかし父のがんは肺や胃にも転移していたらしく、半年と告知されていた余命が伸びることはなかった。『正月は自宅で迎えたい』と強行退院した父。はしゃぎすぎたのか熱が上がって、その日のうちに救急車で病院に戻ってしまった。そして父は入
院先の病院で伝説を作る事になる。
続く |
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碓井秀典(東京都大田区在住 原水出身)
(50)疝気の虫
何かと制約が多かった戦前・戦中期。落語界にも「卑俗的で低級な」53演目に禁止の通達が警視庁から出され、「はなし塚」に葬られ(形は自粛)、戦後になるまで上演されなくなりました。艶笑噺とかもっとひどいバレ噺とかもあるようですが、この53演目のリストを見ると、なんとまぁ他愛もない話ばかりです。その中から今回は志ん生の「疝気の虫」を。
医学が発達していなかった江戸時代頃、男性に特有な下腹部から腰にかけての、激しい痛みを伴う内科的な病気をひとまとめで「疝気」と言ったようです。虫が悪さをすると考えらていました(対して、女性特有なのが時代劇でお馴染みの「癪(しゃく)」ですね)。サゲの「べっそ〜…」と言うところでは、志ん生が立ち上がり、別荘を探す態で高座を降りる演出もあったそうです。1963年とありますからマクラの話題は、由伸ちゃん事件の発生と前年のキューバ危機でしょうか。 |
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保護司会菊陽支部長 熊谷和信
(26)保護司にはどんな研修があるの?
保護司は、常に人格識見の向上とその職務を行うために、必要な知識及び技術の習得に努めることとあり、私たちには研修の機会が与えられています。かと言って、特別に難しいことではありません。一般的な常識を学び、より効果的なコミュニケーションのあり方を習得する場でもあるのです。
各地方裁判所の所在地には、法務省の地方支分部局として保護観察所という機関が置かれています。熊本には、熊本保護観察所が熊本市中央区大江にあり、家庭裁判所の決定により保護観察になった少年や、仮釈放又は執行猶予となった者に対して保護観察を行う機関です。
その熊本保護観察所が主になって行う研修が年3回あります。菊池市、合志市、大津町、西原村、菊陽町の保護司80名ほどが一堂に会し、約2時間程度の研修会を行っています。
本年度は、8月に「初回面接と報告書の書き方」というテーマで講話が行われ、犯罪をした人たちの社会復帰を円滑にするために必要な面接時の配慮について拝聴しました。犯罪や非行をした人が刑務所や少年院から出た後に、再び罪などを誘発しやすい環境におかれた場合、その人が自分自身の力で自立し、改善更生することは容易ではありません。つまり、そこに保護司の存在があるのです。保護司としての丁寧で粘り強い対応の心構えを学んだことでした。 |
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神田みゆき (12)
NPO法人SDGs Association熊本代表理事、Universe Quest代表の神田みゆきです。
3月24日(日)は、熊本県知事選挙投票日です。選挙権をお持ちの皆さんはもう投票に行かれましたか?
先日、Demopolyという民主主義を考えるゲームの体験会をしました。動物のキャラクターになりきり、生活をしていると、途中で「総選挙」があります。選挙に立候補するのは以下の5つの党です。
いかにも極端な名前の政党です(笑)そして、選挙の結果によって選ばれた政党の政策が実行されていくと、一方を立てれば他方がまずくなるといった、二つの在り方(トレードオフ)の関係が見えてくるというゲームです。今回紹介したいのはそこで出てきた高校生と大学生の感想です。
◯投票という行為は税金の使い道を決める作業なので政策を見て慎重に投票したい。
◯私は普段、大学生の視点や教育という視点で考えることが多く、高齢者の視点で考えることがあまりできていなかったと感じました。誰でも年をとるし、誰もが生きやすい社会にするために広い視点をもって考えていく必要があるのだと思いました。
◯投票となるとどうしても多数決になるけれど、投票することだけが民主主義ではなく、普段から自分たちの課題について解決しようとすることが大切だと分かったので、いろんな立場の人と関われる場に積極的に参加したいです。
民主主義の本質は、より良い社会を作っていくために、何ができるか考え行動するということ。まずは選挙へ! |
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自家焙煎珈琲しゃらん 舩元 優二
(82)Together With・・・
という言葉は、元々は、2014年珈琲展示会のコンセプトとして揚げた珈琲商社
「ワタル」のテーマです。
それ以来、このテーマは、「ワタル」の珈琲への思いを象徴する重要な合言葉となっています。コーヒーの生産者や輸出業者、自家焙煎ロースターの皆様、そしてコーヒーを日々飲んでくださっている人々、生産国の自然環境や社会、コミュニティー、文化、様々なものをTogether With・・・の先に思い浮かべます。1杯のコーヒーには本当に多くの人が関わり、コーヒー産業が成り立っています。わたしたちは、この「・・・・・・」に込められた人々や場所、環境、そして想いを大切にすることをTogether Withという言葉に込めています。
近年、コーヒーを取り巻く環境はめまぐるしく変化していますが、この「・・・・・・」はいつの時代も変わることなく、世界中の多くの人たちがコーヒーという飲み物に魅了され、コーヒーの文化を支えています。そんな人々を繋げる懸け橋になれるように、多くの人と手を取り合って、コーヒーを育む社会や自然環境とも共生をしながら、コーヒーを提供したいと考えます。まさしく、コーヒーを通じて、人々とのつながりを大切に、一緒に歩んで行きましょうという願いが込められたワンフレーズの表現と思います。 |
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