自家焙煎珈琲 しゃらん 舩元 優二
(15)コーヒーの実の収穫方法のメリット、デメリット
コーヒーの木は、ひとつの木や枝になる実の熟すスピードが異なるという特徴があります。ひとつの枝だけを見ても、ある豆は赤かったり、ある豆は青かったり…。真っ赤に熟した実だけを選びながら、未熟な青い実を混ぜないよう手作業で収穫する方法が、品質のよいコーヒーにするためには望ましいです。
◆A 完熟果実を一粒ずつ摘む方法です。未成熟果実、および異物の混入率が低いですが、作業コストが高いです。
◆B
地面に直接しごき落とす方法です。作業コストが安いですが、未成熟果実、異物の混入率が高く、また、細菌によるダメージを受けるリスクが大きいです。
◆C 布を敷いてしごき落とす方法です。作業コストが比較的安いですが、未成熟〜過熟果実が混入します。細菌によるダメージのリスクは軽減できますが、異物の混入率が高いです。
◆D 機械による方法です。手作業に比べて、作業コストが安いです。未成熟〜過熟果実が混入するので(しごき落とす方法よりは少ない)、初期コストが高いですが、平地でしか使えません。
コーヒー豆は食べられるの?
焙煎したてのコーヒー豆なら、ポリポリとかじると香ばしく、おいしいと感じる人もいます。カフェインやクロロゲン酸は抽出したコーヒーよりも少しだけ多いですが、たいして変わりません(2割増し程度)。ただし、焙煎したての豆はコーヒーよりも刺激が強いので、普段からコーヒーを飲み慣れない方や、子どもに与えるのは避けるべきでしょう。おいしいと思っても、少量で我慢しておくのがいいかもしれません。
自家焙煎珈琲 しゃらん
菊陽町 光の森 7丁目17−5
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