矢原正治
(104) シラタマノキ ツツジ科
無事にネパールから帰ってきました。大地震から5ヵ月になります。大きな被害が報道されていましたが、首都カトマンズ、第二の都市ポカラは、思ったほど被害もなく、普通の生活をされていました。一般の方々のエネルギーを感じました。壊れた建物は昔の建物、手抜きをしたマンション、家が多いそうです。実際に、カトマンズの中心にある「猿の寺」は傾いていました。ただ、すぐ近くにあるお茶屋さんは何もなかったように営業をしていました。AITM大学も壁にひびが少し入ったとのことですが、平常に講義を行っていました。
言い過ぎかもしれませんが、ニュース性のある、ひどいところだけを報道し、普通の部分は報道しないのが分かります。風評被害は困ったものですね。ネパールに興味のある方、トレッキング(11月〜1月がベストシーズン)をしたい方は、日本語で案内する方をご紹介しますのでご連絡ください。行ってお金を落として下さい。
話は本題に入ります。今月はサロメチール(サロンパス)の香りのする「シラタマノキ」です。ツツジ科の植物です。薬用としては、熟した実は、サロメチールの香りがしますが、食べると意外においしいです。また果実を酒に浸け、疲れた足に塗り、筋肉疲労回復に用いるようです。さらに、果実酒にすると琥珀色になり、すっきりした香りがしておいしいそうです。
ネパールでは、標高2000mぐらいの丘の日当たりの良い所に生えている低木です。今回も花と果実を見ることが出来ました。日本では広島県の冠山の近くで見たことがあります。北海道等でシラタマノキの仲間が園芸で植栽されているようです。
今年のネパールでの発見は
●「ムスタンコーヒー」
作り方、@少量のインスタントコーヒーにお湯をいれる。A地酒“ロキシー”(ネパールの焼酎)を加える。
●蛭に「ムヒ」が効果抜群だったこと。
●ネパールでもワラビを食べること。カレーの付け合わせ野菜に付いていておいしかったです。
●ネパールでソバと天ぷら(エビ天も有)を食べたこと。ソバセット1500ネパールルピー(約1800円)。
●高山では酒の弱い人が酒を飲むと体調を壊すこと。1度目はブータンで高山病に、今回は不整脈。
など、多くの発見がありました。 |