(94) 三里木区 たわらや酒店 宇野功一
呑み鉄のススメ
◆乗り鉄一筋・・・
私の趣味は鉄道で旅をして、地方の銘酒に巡り合うことです。
鉄道に乗って旅をする楽しみに触れたのは、小学生時代、友だちと、全国各地を旅するという設定のボードゲームに熱中になったことに始まります。チャレンジ2万km(当時の国鉄全線のおよその総営業距離数。正確には20,922km)。
いつしか「よし、実際に、自分で乗って、旅をしてみよう〜」と思いました。中学・高校・大学の8年間を要し、旧国鉄242線区全線・全区間、完乗しました。バカでしょ。
今では、この手の鉄道ファンを「乗り鉄」というのです。乗り鉄の先駆者といっても過言ではないでしょう。
◆さまざまな鉄道(鉄ちゃん)
一口に鉄道ファンといってもいろんなジャンルがあります。
先ずは、車輌鉄(しゃてつ)=最もコアな鉄道ファン。それを細分化すると、車輌分類鉄、車歴分類鉄、装置鉄、内装鉄、車輌編成鉄、外装鉄などなど。鉄道雑誌はこの層をターゲットにしています。
・撮り鉄(とりてつ)=鉄道車両を撮影して楽しむ鉄道ファン。
・音鉄(おとてつ)=車内放送、車輌エンジン音などを録音・録画して楽しむ鉄道ファン。
・収集鉄(しゅうしゅうてつ)=切符、駅のスタンプ、鉄道車両の備品などを収集する鉄道ファン。
・読み鉄(よみてつ)=時刻表を開き、勝手に想像して勝手に旅をして楽しむ鉄道ファン。時刻表は見るのではなく、読むといいます。
・ママ鉄=子ども連れで、鉄道の旅を楽しむママ。
◆景色と名物と地酒とご縁
オタクにならなくても、誰もがはまってしまうことが呑み鉄です。
目的地まで、自家用車で行くのではなく、鉄道で旅をしてみませんか?。家族みんなで行くのもよし、一人で旅行するもよし、仲間で旅行することもよし、女子だけで女子旅をするもよし、出張の移動手段で利用するもよし。季節を問わず、天候を問わず、車窓からの眺めは、どんな銀幕の映画よりも楽しく、決して飽きることはありません。
その時に持っていく必需品があります。
《鉄旅の三種の神器》
○ご当地の駅弁
○ご当地のワンカップ(地酒)
○読みたい本&時刻表
これさえあれば、ひとり旅でも飽きることはありません。
絶景との出会い。地方の名物との出会い。地酒との出会い。人とのふれあい。だから鉄旅はやめられません。
今年のゴールデンウィーク後半、呑み鉄で自分だけの旅を楽しんでみませんか? |