ゴンちゃんのインターネットよもやま話(4)
「PCウイルス」編
パソコンでインターネットに接続していると「ウイルスに注意」という言葉を目にします。このウイルスは直接人体に害を及ぼすことはありません。ただし、最悪の場合、個人のパソコンのデータを壊すだけではなく、大規模なネット障害を発生させて世界レベルでの情報流通を妨げる可能性があります。この段階までくれば人命にも影響する可能性があるのです。
ウイルスの感染ルートは、メールに添付されて侵入するものがトップですが、ホームページを見るだけで感染してしまうものも存在しています。感染したパソコンのファイルを適当な人に送りつけるタイプが昨年流行しましたが、今年の流行はOS(基本操作ソフト)の欠陥を利用したもので、既に猛威を振るっています。
今年流行しているウイルスはまだ初期段階のものです。今月はじめに危険性を立証するプログラムソースが公開されたばかりで、派生種がこれから続々と発生します。過去の例に従えば技術者レベルで向こう半年間、利用者の方たちは向こう1年間は注意が必要となる模様です。今年に入ってメジャーOSのメーカーから利用者に対して最高度の警告が何度も告知されましたが、メジャー故にクラッカー(破壊者)の標的にされるてしまうようです。
私たち一般の利用者もウイルスに対して対策する必要があります。市販のワクチンソフトやセキュリティソフトをパソコンに導入するのが一番ですが、知識と時間があれば、無料でウイルス感染を最小限に防ぐことも可能なんです。
◆無料でできる主な対策
…不信なメールは即削除…
ゴミ箱の中も確実に削除してください。
…定期的なウイルスチェック…
優良なワクチンソフトメーカーではホームページ上で無料のウイルス探知サービスを提供しています。常に最新のウイルスに対応しているのでオススメです。
…ファイアーウォールの設定…
OSのバージョンによっては最初からパソコンに導入されています。セキュリティの設定で確認しましょう。
…OSのアップデート…
デフォルト(標準の設定)では、緊急度の高い警告は、自動で更新されますが、たまには手動で更新履歴を確認してみましょう。
それと、ひとつ気をつけたいのは、必ずしもウイルスメールの発信元=感染者ではないということです。これは、ウイルスが感染者のパソコンにキャッシュされたデータを悪用し、発信元メールアドレスを他の人のメールアドレスに偽装して送信しているためです。ですから、安易に発信元アドレスに対して警告などをしないように注意してください。最近このようなトラブルが多発しているのです。 |