ワンネス 1097号  2024/12/08発行

文化の輝き 育もう 伝えよう 未来へ
菊陽町文化祭

   

 菊陽町文化祭実行委員会主催(川畑実行委員長)の文化祭が11月3日(日)、菊陽町図書館ホールで開催され、歌謡祭が10月20日(日)、舞踊祭が11月4日(月)、展示発表会が8日(金)〜10日(日)、行われました。
 3日の文化祭は、オープニングに菊陽武蔵剣豪太鼓の力強い太鼓の演奏でスタート。開会行事の後、馬場楠の獅子舞やバレエ、琴、三味線などが披露されました。
 8日〜10日には展示発表会もあり、一般の方や各町民センター受講生、文化協会に加入する団体の作品が展示され、来場者はその出来栄えに感心していました。
 また、会場では募金活動もあり、集まった募金は菊陽町社会福祉協議会へ寄付されました。


人権の大切さを知る
         コンサート

東部町民センター人権講演会

 菊陽町東部町民センター(西本所長)の人権講演会が10月31日(木)、同センター多目的ホールで行われ、約40人の地域の方々が集いました。
 「あなたのそばに人権を考えるきっかけが…」と題し「人権バンド ゆう」が演奏や歌を通じて「情報を正確に判断し本質をとらえ、思い込みや決め付けはしてはならない。“知る”事が大切で、本質を知らない事が人を傷つけてしまう。この世で一番大事なものは命です」と人権に係わる歌と語りのコンサートを行いました。
 最後に西本所長から「素晴らしい演奏や歌とともに、人権問題を分かりやすく説明していただき有り難うございました」とお礼の言葉が贈られました。

 

 

 


好天のフリーマーケット
あさひヶ丘区

 あさひヶ丘区(原口区長)主催の青空フリーマーケットが11月3日(日)、区内村の上公園周辺で行われました。
 区の方たちが出店ブースを作り、リースやストラップ、陶器類、服、おもちゃ、作業所からの物品などを販売。紙飛行機制作やホールインワンで賞品をゲットするコーナーやキッチンカー、焼き芋のお店もあり、子どもから大人まで楽しみました。
 企画立案をした方は「初めての開催です。無理せず皆さんが楽しむイベントにしようと企画しました」と話されました。

 

 


楽しみと交流の場
1市2町老連合同グラウンドゴルフ大会

 令和6年度1市(合志市)2町(大津町・菊陽町)老連合同グラウンドゴルフ大会が10月31日(木)、菊陽杉並木公園スポーツ広場で行われ、各老連より選抜60人(計180人)が集まり、交流試合が行われました。
 開会式では、菊陽老連鶴齢会の坂田さんが元気に選手宣誓の後競技が開始されました。会場からは「あーはってた」や「あとちょっとだった」「やった!ホールインワン」などの声も聞かれ、グラウンドゴルフを楽しみました。
  総合優勝は、合志老連 上野さんでした。

 

 



菊陽町へおかえりなさい

 菊陽町と姉妹都市の屋久島町より地域女性団体連絡協議会の皆さんが10月31日(木)〜11月1日(金)、菊陽町を来訪し、菊陽町地域女性の会と交流を深めました。
 10月31日、屋久島の方たちを菊陽町総合体育館玄関前でお出迎え。この後、会議室で情報交換会を行いました。夜は、菊陽町総合交流ターミナルさんふれあで親睦懇親会となり、お互いの芸達者ぶりを披露。11月1日は、味千ラーメン本社工場を見学しました。

 

 



少林寺拳法 熊本東スポーツ少年団
活動報告

 2024年度 熊本県少林寺拳法スポーツ少年団交流大会が10月27日(日)、玉名市天水体育館で行われ、熊本東スポーツ少年団は以下の成績でした。

・単独演武 中学生 有段の部
 3位 野田もみじ
・組演武 中学生 有段の部 3位
 フェデリコ直輝・野田もみじ
・団体演武 中学生の部 1位
 植嶋祐希乃、植嶋蒼一郎、原田海馳、
 野田かりん、野田もみじ、フェデリコ直輝
・絵画の部 1位 野田もみじ

 

 

 


  (246)脚のストレッチ イスを準備してください

    

 写真@のように片足を膝から先を折り曲げてイスに乗せます。もう片方の足は後ろに引きます。息を吐きながら体を前方へ倒します。体を倒したまま20秒間静止します。この時息は普通に行ってください。息を吸いながら体を起こします。足を替えて同じ要領で行ってください。

 写真Aのように片足の膝を立ててイスに乗せます。後ろ足は真っ直ぐ引いてください。息を吐きながらゆっくりお尻を落としていきます。お尻を落としたまま20秒間静止します。この時息は普通に行ってください。この時後ろの足が曲がらないように注意しながら行ってください。反対の足も同じ要領で行ってください。

 寒くなってきました。ふくらはぎやアキレス腱などが伸びなくなってきましたので、お風呂上りに時間をかけて行ってみてください。


  矢原正治

(211)ラッキョウ ヒガンバナ科

    
ラッキョウの根茎と花

 ラッキョウは、多年草で鱗茎が分裂し増えます。昔はユリ科、今はヒガンバナ科で、ヒガンバナ科と言うと毒々しいですが、全ての部分が食べられ、主に鱗茎(りん茎)を食用にします。皆さんは、どのようにして食べますか? 我が家では普通の酢漬けで、カレーなどの付け出しで食べています。栄養価が高いニンニク、タマネギ、ネギと同じような独特の香りがします。アリンが酵素で変化し、香りのアリシンになります。またBrix値も高く糖分も多く含まれます。生で、炒め物、揚げ物、煮物など料理で食べられます。試してみませんか。
 薬用では、生薬名を薤白(がいはく)といい、下痢の改善、整腸などが知られています。ただ食べ過ぎると逆効果ですので注意を。
 機能性成分として、植物繊維(フルクタン)が多く、便秘の改善に良い野菜です。他の植物に普通に含まれるカリウム、ビタミンCが記されています。
食塩(99%の塩化ナトリウム)で、日本人はナトリウムの摂り過ぎと言われています。植物に多い「カリウム」は、ナトリウムを腎臓から尿で排泄します。塩っ気の多い料理の好きな人は、野菜を多めに食べてください。また砂糖(99%スクロース)ではなく、サトウキビから作った「黒砂糖」には、カリウムを多く含みます。砂糖の代わりに黒砂糖を利用しては如何でしょうか? 
多くの黒砂糖にはカルシウムも多いですので骨粗鬆症改善にも良いかも。安上がりの骨粗鬆症の予防には、イリコを、電子レンジで少し加熱し、食べてお試しください。
 便秘の方は「苦汁(海水塩を採取した残り、マグネシウムを多く含む)」で改善してみて下さい。植物の葉緑素もマグネシウムを含みます。海藻も便秘改善に。
 花粉症の方が増えています。冬の季節、緑黄色野菜(葉物)を多めに食べて予防してください。
 機能性成分の半分は水に溶けますので、具だけではなく『汁も一緒』に食べてください。
 セイタカアワダチソウの花&蕾のお茶で、花粉症予防も可能ではと、花蕾の成分の報告を見ると感じています。昔悪者のセイタカアワダチソウを上手く利用し花粉症を予防してみてください。
 今、食用で薬用の菊(杭菊)の花の収穫をしています。薬用菊(杭菊花)からできる「菊花茶」には、初期の花粉症の改善の効果があります。一回5〜10個の花をコップに入れ熱湯100ccぐらいを加え、数分待つと花が開き温度が下がります。飲んでください。数回お湯を加え、最後は花を食べます。
 寒くなります。ヒートショックに十分気をつけ風呂で暖まり、また、体からの大きな便りの「大便」&小さな便りの「小便」を上手に出して楽しい生活を。
 また来年、ワンネスでお会い出来るのを楽しみにしています。


  三里木区 たわらや酒店 宇野功一

(209)日本の伝統的酒造りが
ユネスコ無形文化遺産に登録へ

◆和食に続き、日本の伝統的酒造りがユネスコ無形文化遺産に登録
 先月のことになりますが、酒業界に嬉しいニュースが飛び込んできました。なんと、日本の伝統的酒造りがユネスコ無形文化遺産に登録されるということだ。
 2012年12月に、和食がユネスコ無形文化遺産に登録されて、そのつれあいである日本酒・焼酎・泡盛=日本の伝統的酒が登録されるのだ。その時のことも、このコラムで書いている。
 登録される要旨としては、日本の伝統的酒造りは、500年以上前の室町時代に原型が確立したという。原料である、米や麦や芋などを蒸す、こうじを作る、もろみを発酵させるなどの伝統的に培われてきた技術が、各地の風土に応じて発展し、自然や気候と深く結び付きながら伝承されてきたという。日本の中でも、その手法たるや実に多種多用の技術で製造されて、実に多種多用な香味の日本酒・焼酎・泡盛が生産されている。こうした技術で醸し出された酒は、儀式や祭礼行事に使われ、日本文化で不可欠な役割を果たしてきた、というのが、おおきな選考理由に挙げられている。
 文化庁によると、今月2日からパラグアイで開かれる政府間委員会で無形文化遺産への登録が正式に決まるという。
 2013(平成25)年12月にユネスコ無形文化遺産登録された「和食」は、一汁三菜のスタイルがスタンダード。世界の人々が憧れる健康的でバランスのよい食スタイルと評されている。その和食をより美味しくしてくれるのが、「麹」を使った日本の伝統的酒造りの酒=日本酒・焼酎・泡盛だ。私はこれらを「和酒」と表現して、お客様にお伝えしている。カビの一種、麹菌を巧みに利用して、酒に限らず、食品にも利用してきた日本人の知恵には、驚かされる。これらは発酵という化学変化で、酒では多糖をアルコールへ、食品では、タンパク質をアミノ酸へ、薬でも有用な成分を作り出している。西洋から近代科学が入って来て、そのメカニズムが解明されると、世界中の科学者たちを驚かせた。

◆世界に羽ばたく日本の酒へ
 日本の酒は、今、世界が注目する存在です。国内はもとより、世界中にファンが広がり、たくさん飲んでもらいたい。そのことで、地方の休耕田が復活してくれればと願っています。