ワンネス 1072号  2023/12/24発行

Merry Christmas
たゆやか クリスマス会

 障がいを持った方とその家族やボランティアさん達と一緒に遊びながら活動している「たゆやか」(南代表)のクリスマス会が12月9日(土)、菊陽町福祉支援センターで行われました。
 南代表の乾杯の音頭で会が始まり、プティボナールのバイオリン演奏、おはなしの森さんさんの絵本の読み聞かせ、音楽ボランティアぐるぐるのクリスマスコンサート、お楽しみ抽選会等があり、楽しい一日となりました。

 


元気な身体づくり
エボレパーク

 阿蘇くまもと空港そばにある“森の中のビーチコートエボレパーク”で、10月28日(土)、11月4日(土)、11日(土)、25日(土)、12月3日(日)の計5回、65歳以上の方を対象に、砂場での運動で元気な身体づくり講座が開催されました。
 指導は、はだしの有効性を科学的に調べる研究をする医学博士でY's O-LAB.代表の山川知美さんとエボレジャパン株式会社の松岡翔太さん、ビーチサッカーチームアヴェルダージ熊本BSのメンバーがサポートし砂場での運動でどういう効果が得られるかを検証しました。参加した方は「砂場での運動は腿・腰に負荷がかかり歩きにくいです。でも、足の裏は気持ち良いです」と話されました。

 

 


家族で防災を学ぼう
きくよう防災フェスタ

 10月29日(日)、これまでの防災訓練とは異なる、家族で楽しみながら防災について学ぶことができる体験型のイベント“きくよう防災フェスタ2023”が菊陽杉並木公園一帯で開催されました。
 総合体育館では、AED救命講習、体感型防災アトラクションなど。ふれあい広場では、ヒロシ防災トークショー、自衛隊の装備品展示などやキッチンカーが食事の提供。スポーツ広場では、防災消防ヘリ「ひばり」展示がありました。

 

 


多数の来場者で賑わう
すぎなみフェスタ

 にんじんの里菊陽町すぎなみフェスタ2023が11月11日(土)、菊陽町杉並木公園スポーツ広場で開催され、たくさんの来場者で賑わいました。
 ステージは、保育園の遊戯披露や人参釣り大会、キャラクターショー、菊陽武蔵剣豪太鼓の演奏などがあり、出店ブースでは、手作り品やリサイクルバザー、カレーライスなどの食バザーもあり大盛況でした。

 


盛況のバザー!
ギャラリー「クロストークL&E」

 11月18日(土)〜20日(月)の3日間、もったいないリサイクルバザーと手作り展が開催されました。
 会場には生活雑貨、服、靴、アクセサリー、陶器、家電製品、きくちのエゴマなどのバザー品や手作り品などが所狭しと並べられ、たくさんの来場者で賑わいました。


  碓井秀典(東京都大田区在住 原水出身)

(47)御慶

 現代の宝くじ、江戸時代には富籤というものがありました。寺社の修復費用調達目的に限り公認だったようで、最高一千両がかかっていますから、一攫千金を夢見る庶民の喜怒哀楽も半端なく、落語の演目にも「富久」「水屋の富」「高津の富」などがあります。今回はお正月でもありますし、おめでたい「御慶」を古今亭志ん朝で。言葉の意味は聴いていただければわかりますが、一言で済むお正月を祝う挨拶です。「永日」とセットで使ってますね。

 古今亭志ん朝は、志ん生の次男で金原亭馬生の弟です。笑福亭松鶴・桂春団治などとの交流も深く、大阪の高座にも何度も上がり、上方でもリスペクトされている噺家です。実力はというと、三遊亭圓朝という現在では止め名になっている落語界の大大大名跡がありますが、これも名人の桂文楽をして「圓朝の名を継げるのはこの人」と言わしめていいるほどです。千両富を射止めた八五郎のはしゃぎっぷりがなかなか愉快で、聴いていて、ほんとに私もあやかりたい、あやかりたい


  保護司会菊陽支部長 熊谷和信

(23)協力雇用主会との研修会とは?

 11月29日(水)、菊陽町内の協力雇用主5名と菊陽町の保護司9名、それと菊陽町役場総務課と財政課からの出席を得て研修会を行いました。協力雇用主の皆さんは、仕事を通じて何らかの社会貢献をしたいという志を持って、自ら名乗り出た方々です。犯罪や非行をした人たちを雇い入れ、地域の中で彼らを更生させようとする気持ちを持っておられます。
 今回は、そんな協力雇用主の皆さんからそれぞれ会社の概要と雇用条件を説明していただき、私たち保護司は刑務所からの出所者を就労に結び付ける貴重な情報を得ることができました。働きながら車の免許取得に支援金を支給している会社や、職場を彼らの居場所となるよう企業努力を惜しまない会社の姿を知ることができました。彼らを通常の雇用条件と全く同じ扱いで採用されるという、広い心を持っておられることにも感心しました。犯罪や非行をした人たちを受け入れる上において多少のリスクを覚悟しつつ、更生という大きな目標を達成させるため就労面で支えてくれる協力雇用主の存在を、広く町民の皆さんにも理解が得られることを願っています。
 今後も、私たち保護司は協力雇用主の皆さんと連携を深め、刑務所出所者の早期就労及び確実な職場定着を実現し、安心で安全な町づくりに繋げていければと思っております。


  神田みゆき

(9)講座のご案内

NPO法人SDGs Association熊本代表理事、熊本県地球温暖化防止活動推進センター長、Universe Quest代表の神田みゆきです。今回は講座のご案内です。参加無料です。
※全日程終了しました※
 
■気候変動教育について
2023年12月23日(土) 13:30〜16:30※終了※
シアーズホーム夢ホール 会議室6 フランス発のワークショップ体験会を実施します。また、海外の事例や取り組みについてのお話を伺いします。
【講 師】眞鍋 和博 先生
北九州市立大学 地域創生学群 地域マネジメントコース教授。北九州市立大学地域創生学群長。「サステナブル北九州」の代表。
【報告者】坂本 菜津穂 さん
令和5年度内閣府国際社会青年育成事業
日本代表青年選出。ドミニカ共和国へ派遣。
「カリブ海の災害や防災対策って?」
■脱炭素経営を考える
2024年1月30日(土) 13:30〜15:30※終了※
熊本県防災センター (熊本県庁)  地球温暖化の影響は深刻化し、脱炭素経営に注目が集まっています。今回は、最近話題の脱炭素経営やゼロカーボンについて、解説し、助成金情報等も紹介します。
■from Me体験会
2024年1月20日(土) 15:00〜16:30※終了※
蔦屋書店 三年坂 地下一階
SDGs寄付ゲーム「from Me」は、寄付・投資・消費・貯蓄など様々なお金の使い方を通して、自分のウエルビーイング(幸福)の向上とお金の使い方の関係性を疑似体験できます。「寄付」について考えてみませんか。


  自家焙煎珈琲しゃらん  舩元 優二

(79)ブルーマウンテンコーヒーとは

 エチオピアやアラビア半島からヨーロッパへ持ち込まれたコーヒーは、フランス人によってフランス領マルチニークを経て、1728年にジャマイカへと到達します。今でも継続的にコーヒーが調達できる国としては、ジャマイカはカリブ中南米地域の中で初期の生産国です。
 ジャマイカのコーヒー生産の初期は、入植したイギリス人貴族がブルーマウンテンの山間部に邸宅をつくり、そこを中心にプランテーションを開墾し、黒人奴隷を使って栽培していました。ブルマンの生産地では、今でもそのまま残っている邸宅がいくつか見られます。現在につながるブルーマウンテンコーヒーの礎は、1943年に、イギリス人農業技師でのA.J.ウェイクフィールド氏がジャマィカを訪れ、コーヒー産業の復興計画を作成したところから始まります。
 どんなに街中が晴れていても、ブルーマウンテンには常に、霧や雲が立ち込めています。これが俗にいうブルーマウンテンミストです。このミストこそが自然のシェードの役割を果たし、ブルーマウンテンをブルーマウンテン足らしめるのです。生産地域が明確に指定されているという限定性と、何年かに一度必ず大きなハリケーンがやってくることにより、生産・供給が一層希少化するという地域特性が「高品質かつ、なかなか口にすることが出来ないコーヒー」というブルーマウンテンのイメージを作り上げました。収穫されたブルーマウンテンコーヒーは、その希少性ゆえに、真っ先に、イギリスの王室に献上されたと言われます。これがまさに、「英国王室ご用達」という有名なフレーズにつながっていったと言われています。選ばれた人のみが口にできるものとなっていきました。これが今も多くの人に持たれるブルマンの「特別感」につながっています。


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