ワンネス 1071号  2023/12/10発行

文化の発展を願って
菊陽町文化祭

 菊陽町文化協会(川畑会長)の文化祭が11月3日(金)、菊陽町図書館ホールで開催され、舞踊祭が10月7日(土)、歌謡祭が11月5日(日)、展示発表会が10日(金)〜12日(日)、行われました。
 3日の文化祭は、オープニングに菊陽武蔵剣豪太鼓の力強い太鼓の演奏でスタート。開会行事の後、阿蘇の大自然を音楽にのせて活動するデュオVientoの演奏や馬場楠の獅子舞、BOKジャズバンド、菊陽吹奏楽団、吟詠などが披露されました。
 10日〜12日には展示発表会もあり、一般の方や各町民センター、菊陽町の小中学生、文化協会に加入する団体の作品が展示され、来場者はその出来栄えに感心していました。
 また、会場では募金活動もあり、集まった募金は菊陽町社会福祉協議会へ寄付されました。

 

 


  熊本城を作りました  森 茂さん

   

 区で行われる文化祭に向けて作成しましたが、開催されず残念に思っていたところ、氏森会計事務所さんの玄関前に飾らさせていただきました。
 熊本城の大きさは高さ80cm×幅50cm。工夫したところは、材料は桐の板とベニヤ板、瓦は防虫網、石垣は木のチップを使用しました。


秋の夜長にオカリナの音色
東部町民センター人権講演会

 菊陽町東部町民センター(西本所長)の人権講演会が10月19日(木)、同センター多目的ホールで行われました。
 講師は、マザー・アース人権啓発研究所の山口裕之さん。講演では、現代の人権問題に関するインターネット上のトラブルやジェンダー差別について話されました。講演のテーマに沿ったオカリナ演奏を行い、会場を魅了しました。
 毎日の忙しさの中で見失いがちな命の大切さ、自分や周囲の人々の輝きを見つめ直し、かけがえのない家族・周りの人々・地域をまるごとぎゅっと抱きしめるようなハートフルコンサート&講演会となりました。
 西本所長からは「オカリナの素晴らしい音色とともに現代の人権問題を分かりやすく説明して頂き、有り難うございました」とお礼の言葉が述べられました。

 

 


収穫しました
きくちエゴマ生産組合

 富永 司さんの農園「ウリ パラダイス」ではお天気に恵まれた10月22日(日)、地域の方たちが参加して収穫体験が行われました。
 この日収穫されたのは、さつまいもや里芋、さとうきび、ピーマン、カボチャなど。そして、この農園で9年前から栽培しているエゴマも収穫体験しました。また、栽培してできたエゴマ油についての説明もありました。
 参加した方は「収穫作業は楽しかったし勉強にもなりました。来年も参加したいです」と話されていました。

 

 


  (234)タオルを使ったストレッチ

 持っているタオルはたるまないようにピーンと張ってください。

   

 両足を開いてタオルの端を持ちます。息を吐きながら写真@のように両腕をあげます。息を吐き終わったら息を吸います。次に息を吐きながら上半身をひねります。息を吐き終わったら息を吸いながら元の姿勢へ戻します。反対も同じ要領で、各2回行ってください。

   

 写真Bのように後ろ手にタオルを持ちます。息を吐きながら写真Cのように肘を曲げます。息を吐き終わったら吸いながら元に戻します。同じ動きを2回行ってください。
 肩甲骨を引き寄せるように肘を曲げてください。


  三里木区  たわらや酒店  宇野功一

(197)2024年 辰歳は広島の銘酒「龍勢」
辰歳エデションで乾杯!

◆日本における吟醸酒の歴史は「龍勢」からはじまる・・・。
 明治40年開催 第1回清酒品評会最優秀賞受賞蔵
 この小さな国・日本は、明治という新政府を樹立して開花期を迎えようとしていました。これといった基幹産業はありません。敢えて上がるとすれば、シルク・生糸を海外に輸出することで、ほそぼそと生計を立てるという具合でした。明治政府の財源は酒税が1/3を占めており、健全な清酒醸造は、富国強兵を断行する明治政府にとって喫緊の課題でありました。
 政府は、国立醸造試験所(東京都北区滝野川・のちの独立行政法人酒類総合研究所)を開設して、国をあげて、酒類の品質向上に取り組むこととなりました。
 清酒の酒質向上を目的として、明治40(1907)年に第1回全国清酒品評会が開始されました。それ以後、隔年開催で、戦前昭和13年まで開催されることとなりました。
優等賞は1〜3位に格付けされ
優等1等が広島県「龍勢」藤井酒造
優等2等が広島県「三谷春」林酒造
優等3等が福岡県「富の壽」2009年廃業
でした。

◆2024年 辰歳は「龍勢」辰歳エデションで乾杯
 支持率が低迷している岸田文雄内閣総理大臣ですが、今年5月に開催されたG−7広島サミットの晩餐会で出品されたのが、「龍勢」でした。上記の通り、銘酒として数々の賞を受賞してきた「龍勢」は静かなブームを呼んでいます。実は、供給が強く、商品が足りません。
そんな中、お手頃価格で、辰歳を記念して発売されましたのが、今回ご紹介する酒です。24本限定入荷ですので、お早目にお求めください。

【龍勢 リミテッドシリーズ 山田錦 使用 生もと純米大吟醸 2024辰歳エディション】
やや芳醇・旨口タイプ
【色】淡い薄い澄んだレモン色、琥珀色
【香】熟成したバナナ、ラフランス、ほんのりとみかんみたいな柑橘系の酸味を連想させる香り。派手さはありませんが、上品な香りです。
【味】長期熟成した時のうまれる、山田錦の平面的にひろがるような滑らかな味わいと、生もと仕込みによって生まれたであろう酸味と旨味の立体的な味わいがあります。とても、繊細ながら、複雑な味わいを繰り広げてくれます。

〈原料米〉 広島県、兵庫県、鳥取県産 山田錦
〈価格〉   720ml 3,300円(税込)


  矢原正治

(199)カボチャ(カスガボウブラ) ウリ科

   
ペースト       宴yースト作り

 今月は、冬至のカボチャです。原産地はアメリカ大陸で、世界中に広がり、品種改良され多くの品種があります。飼料用のカボチャは大きいもので1トンにもなります。熊本の坊っちゃんカボチャは小さく300gぐらい、粉質で糖度が高く食味がよく、カロテン(カロテノイド)含有量が特に多く、使いきりサイズで人気。 レンジで簡単に加熱調理でき美味しく食べられるのが良いですね。
 熊本市の伝統野菜「ひご野菜」の一つとして「カスガボウブラ」(カボチャ)があります。大きいものは5kgを超し、ボウリングのピンのような形をし、下の膨らんだ部分だけに種子が入っています。
 カボチャの黄色い色はニンジンと同じカロチノイド類で、抗酸化、抗腫瘍活性等が知られています。“冬至にカボチャを食べると風邪を引かない”というのは、江戸時代に広まった習慣で、緑黄色野菜の少なかった江戸時代、冬にビタミンを摂ろうとした人の知恵です。現在は、いろんな緑黄色野菜が冬でも売られています。皆さんの食生活は如何ですか?
 カボチャは全ての部分を薬用とします。1)果実を“南瓜(なんか)”といい、消化器系を補い気を益す、消炎、止痛、解毒等。2)花は“南瓜花(なんかか)”といい、熱を清め,腫毒を消す。3)根は“南瓜根(なんかこん)”といい、乳の出を良くし、火傷を治す。4)種子は“南瓜子(なんかし)”といい、駆虫作用等。5)茎のヒゲ(巻きひげ)は“南瓜鬚(なんかしゅ)”といい、乳頭が中に入ってしまうのを治す、疼痛に。6)蔕(へた)は“南瓜蔕(なんかてい)”といい、デキモノ、火傷に。7)茎は“南瓜藤(なんかとう)”といい、結核の微熱、胃痛、月経不順等に。8)葉は“南瓜葉(なんかよう)”といい、切傷、火傷等に用いると、中葯大辞典に記してあります。
 カボチャは、種類が多く、日本で収穫できない時期には、メキシコ、オーストラリア等から輸入され、市販されています。
 カロテノイド類は、脂溶性の化合物、油と一緒に摂取すると吸収が上がります。しかし摂り過ぎると、体内に溜まりますので、続けて多量に摂取せず、ホドホドにしましょう。水溶性ビタミンは沢山とっても、排泄されますので、必要量を毎日摂るのがいいでしょう。
 カロテノイド類は、抗酸化力があり、眼の病気、生活習慣病に。日常生活にある程度必要な化合物です。日本人はトマトなどのカロテノイド類を含む野菜を摂取しているので、問題ないのですが、アフリカ等では摂取量が少なく、カロテノイド類(ビタミンA)の摂取不足で眼の病気が多いようです。日本でもビタミンA不足の方がたまにおられますので、ある程度の野菜は毎日食べましょう。
 偏食をしていると、体に必要なビタミン、ミネラル等が不足する事があるます。サプリメントに頼るのではなく、肉、野菜、魚など、一週間で、満遍なく食べるのが良いと思います。ピンピンコロリで、元気(元の気(普通のエネルギー状態))な生活を楽しんでください。来年も元気で楽しい一年でありますように。


  田中悠

(48)大根ハンバーグ&ナムル

 皆様こんにちは♪師走に入り、寒さが一層厳しくなってきましたね。今回は今が旬の、甘い冬大根を使ったご馳走レシピをご紹介します。挽肉は合い挽きや鶏肉など何でも合います。星型にくり抜けばクリスマス料理にもピッタリですよ(^^♪

大根ハンバーグ&ナムル

【材料】(3人分・調理時間目安15分)
大根 200g / 挽肉 100g / 片栗粉 大さじ1 / 小麦粉 大さじ1
塩コショウ 適量 / ゴマ油 大さじ1 / 焼き肉のタレ 大さじ2
水 100cc / 人参 30g
(ナムル味付け)
ゴマ油 大さじ1 / 塩 適量 / ブラックペッパー お好みで

【作り方】
@大根の皮を剥き、3p程度の輪切りにした後クッキー型等でくり抜き、全体に小麦粉をまぶす。
A挽肉に塩コショウで下味をつけ、片栗粉を入れてよく揉みこみ、くり抜いた大根に詰める。
Bフライパンにゴマ油をひき、大根を並べて軽く焦げ目が付くまで焼く。
C焼き肉のタレ、水を入れて蓋をし、ソースにとろみがつくまで煮詰める。
くり抜いた大根と人参を細切りに、塩、ゴマ油、ブラックペッパーを混ぜ合わせナムルを作る。
D皿に大根ハンバーグ、ナムルを盛り付けて出来上がり。
  

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