ワンネス 1046号  2022/11/27発行

スポーツで交流
下原区スポーツフェスタ

 下原区(熊野区長)のスポーツフェスタが10月30日(日)、区民115人が参加して、菊陽町民体育館と菊陽町総合運動場で開催されました。
 体育館では、ゴルフや輪投げなど4つの室内競技、運動場ではグラウンドゴルフが行われ、参加者や応援者にも賞品やプレゼントがあり、スポーツのひとときを楽しみました。 参加した咲公くん(小2)は「ラダーゲッターゲームが楽しかったです」と笑顔。熊野区長は「室内競技を含めたスポーツフェスタは3年ぶりの開催です。皆さんが笑顔で楽しんでもらい嬉しいです」と話されました。

 

 


初めてのスポーツ!
菊陽町子ども会モルック大会

 菊陽町子ども会育成連絡協議会(井手上会長)主催の第1回菊陽町子ども会モルック大会が10月16日(日)、菊陽町総合運動場で開催され、菊陽町の子ども会16チームが参加しました。
 開会式では井手上会長の挨拶の後、花立子ども会チームの一葉さん、千尋さん(小6)が選手宣誓しました。競技は公式ルールで、難しいところは子ども会ルールに替えて行われ、子どもたちはチームで協力してプレーしていました。
 優勝は、辛川グリーンチームでした。

 

 


たくさん採れました
菊陽町社会福祉協議会 
地域密着型特別養護老人ホーム音ねの森

 10月30日(土)、菊陽町社会福祉協議会(服部事務局長)と地域密着型特別養護老人ホーム音ねの森(平野施設長)が協力して6月に音ねの森敷地内にある菜園に植えたシルクスイートの芋を掘りました。
 参加したのは町社協職員やボランティア団体のメンバー、音ねの森の職員など約25人。堀った芋は各自持ち帰り、いも天やいきなり団子、お正月の芋きんとんなどにしていただきます。

 

 


  かいご太郎  (6)

 介護太郎の名刺に書いてある電話番号に電話をかけ、とうとう義母から『あた誰かい!』と言われたのでお電話しましたと伝えると、彼は電話の向こうで「ふふ」と笑い、「じゃあこれから、ご主人への接し方を中心にお話しします」と口にして話し出した。
 「ご主人には会社を休んでもらい、お義母さんを病院に連れて行ってください。必ず二人で連れて行ってくださいね。病院では認知症テストを受けることになると思います。診断結果次第で、お義母さんは『何て失礼な医者だ』という反応をするかもしれませんが、すぐに忘れますので安心してください。診断結果をご主人に突き付けて『ほら見てごらん!お母さんは認知症たい!』なんて言うと、ご主人はお義母さんの介護に対して後ろ向きになりますのでやめてください。『これまであなたの事を守ってくれたお義母さんを、これからはあなたが守ってあげる番ね。私もできる限り応援するし、手伝うからね』と言ってあげてください。そうすると、ご主人はお義母さんの介護にポジティブになります。これまで奥様がお義母さんの異変を伝えても聞く耳を持たなかったのは、ご主人に“もしかすると”という気持ちはあったけど、自分の母親がボケたなんて信じたくなかったからです。マウントとって『そら見たことか』と言うとキレますが、優しく『手伝うわ』と言うと『俺も頑張るよ』と笑う。男は面倒臭い生き物です(笑)」。次回に続く


  碓井秀典(東京都港区在住 原水出身)

(34)明日に向かって開け

 三遊亭白鳥は圓丈の弟子で、入門時の名は「新潟」(出身がすぐわかりますね!)でした。落研未経験のほぼ初心者で入門しましたが、今では大勢の新作を演じる噺家の中でも、春風亭百栄と並ぶ第一人者となっております(個人の感想です)。改作はやっても古典はやりません(やれません?)。こう見えても名人・圓生の流れですから、正式には一門の「三ツ組橘紋」が定紋ですが、独自の「白鳥紋」を使用しています。出囃子はもちろん!「白鳥の湖」です。アディダスを意識したの3本ラインを入れた着物を着る時もあります。

 マクラの部分で「新作落語で古典落語」「恥ずかしいのに江戸前の仕草(音声のみなのでよくわかりませんが…。時々ドタンバタンと音がしています)」「くだらないのに人情噺」と、本人が言っていますので、そこらへんが鑑賞のポイントというところでしょうか。私的にはおかみさん(金庫ですが)の、江戸前な気っ風のいい姐さん口調が、なかなかいいなと思っております。


  保護司会菊陽支部長 熊谷和信

(10)保護司になってどんな感想を持ったか聞かせて!

 保護司は、犯罪や非行をした人の改善更生を手助けすることが主な活動です。保護司として犯罪者とどのように接し、関わりを持ち「処遇活動」(立ち直りを支援すること)を行っているのか、菊陽町で実際活動している保護司の声を紹介します。

  「“人は変われる”という言葉が心に残っています。世の中がよくなるよう信じ、相手の思いに耳を傾け、自立した生活ができるよう支え、立ち直りを助ける保護司になれたらと思います」(保護司経験:半年 59歳 女性)

  「保護司を拝命して5年目を迎えます。先ず面接に当たって心掛けている一つとして、相手を『認める』事です。認める事で心を開き、信頼関係が構築され、その先には『最高の笑顔』を見る瞬間があります。保護観察期間最後の面接時に『良く頑張りましたね』と声を掛けると『先生が担当でよかったです』と、『最高の笑顔』で感謝されることも。この様に『立派に立ち直せる』ことができ『最高の笑顔』の瞬間に出会えることが保護司のやりがいだと感じています。」(保護司経験:5年 62歳 男性)
  保護司は、自分が担当する犯罪者と月2回の面接を行い指導と支援を行うのが主な活動です。


  神田みゆき

(32)SDGs16 平和と公正を全ての人にA

 NPO法人SDGs Association熊本代表理事 Universe Quest代表の神田みゆきです。
 前回に続きSDGs16「平和」について考えていきたいと思います。
 私は、「自分の心に平和のとりでを作る」ために大切なのは、まずは自分が笑顔で日々を過ごすということなのではないかと思っています。そのためにまず大切になってくるのは、まずは自分で自分を大切にすること。しっかり食べて、寝て、健康で元気であることはその土台です。その土台があってこそ、「よしがんばろう!」とやる気もわいてくるのではないでしょうか。健康については以前の記事もご参照いただけたらと思います。

 また、このマズローの欲求5段階説を、熊本地震の経験と重ねて考えるとわかりやすいと思います。例えば、食べるものもなく、水も出なくて飲み物もない状況で、「よーし。人を助けるために頑張るぞ!!」とはならないのではないでしょうか。自分の安全を確保してこそ、頑張れる部分もあると思います。
 まずは自分が笑顔であること。これはとっても大切なことだと思います。鏡の中の自分を笑わせるためには、まずはこちらがわの自分が笑わなければ、鏡の中の自分は笑いません。それと同じで、自分の笑顔が周りの人の笑顔、そして世界の人の笑顔に繋がっていくのだと思います。
 また、自分に対する声掛けも大切です。何か失敗をしてしまったとき、自分で自分を責めていませんか。「自分はダメだ。」など。でも、そんな自分に「ドンマイ。」と声をかけてあげる存在に、まずは自分自身がなってあげたらどうでしょうか。大切な友達に声をかけるように自分自信に声をかける。実はこれ、大切なことなんです。
 また、たまには自然の豊かなところに足を運んだり、温泉に入ったり、美味しいものを食べたりと、自分を癒やす時間も心がけて取ってみませんか。えぇ。私も心がけていきたいと思います。(笑)


  自家焙煎珈琲しゃらん  船元優二

(66) 未来のエネルギー「水素水」の開発

 小池都知事が11月8日、エジプトで開催中のCOP27の会議で講演。再生エネルギーで作るため、製造過程で二酸化炭素を排出しない「グリーン水素」の供給網を都内に整備する構想を明らかにした。知事は、各国の首脳らを前に、水素エネルギーで電力を賄う取り組みが東京五輪・パラリンピックの選手村(中央区晴海)のマンションで始まることを説明。その上で、「(グリーン水素は)脱炭素社会の実現を支える重要な柱だ」と強調し、国内外から受け入れたグリーン水素を都民が幅広く利用できるよう、「基幹パイプラインを含む供給網を構築する」と述べた。また、ガソリンスタンドのように街頭で水素を供給できる「水素ステーション」の建設なども支援していく方針を示し、「乗用車やバスだけでなく、トラックや船舶などでも水素の活用を広げていきたい」と語った。都は今年3月に策定した「東京水素ビジョン」で、2050年までに家庭や工場、乗り物などあらゆる場面でグリーン水素が活用されると想定。10月には、製造装置を開発した山梨県と協定を結び、山梨で作った水素を都の施設で使うことなどで合意した。また、企業のINPEXは、11月15日、新潟県で天然ガスから水素を作ると発表。製造規模は年間700トンで、製造時に出る二酸化炭素(CO2)を地下に貯蓄して、実質排出ゼロとみなす「ブルー水素」の国内初製造を目指す。2025年8月から供給を始め、燃料アンモニア製造や水素発電への利用を見込む。23年夏ごろから本格的な工事を始める。まさに、水素時代が到来します。
 最後に水素水でコーヒーを抽出したら、どんな風味になるのでしょうか。とても興味津々です。燃料、エネルギーだけでなく、飲料水としても脚光を浴びることは、間違いない気がします。


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