ワンネス 1037号  2022/07/10発行

いただきまーす!
キッズレストラン いーと

 NPO法人チャイルドサポートきくちこども発育支援センターえるぴあ主催で、子どもたちの地域の交流の場と栄養のある食事の提供をしようと「キッズレストランいーと」が6月11日(土)、菊陽町社会福祉協議会ホットステーション武蔵ヶ丘で行われました。
 今回提供されたのは、カレーライスとスイカやゼリーなど。食事をしに来てくれた子どもたちは「カレー、スイカ、とうもろこしはめっちゃおいしかったし、おみやげももらいうれしかったです」と笑顔。キッズレストランいーとの北村光代さんは「菊陽町の食材を菊陽町の人たちと子どもたちに提供しようと初めて開催しました。地域の方や企業さんからも野菜や米、家庭雑貨などを提供していただいたのでみなさんにお渡しすることができました。7月と8月は第3土曜日、9月以降は第2土曜日に開催したいと思っています」と話されました。

 

 


ほたる賞を贈りました 
肥後大津ロータリークラブ

 肥後大津ロータリークラブ(宇野会長)では6月14日(火)、大津町ピアパレスみいけで大津町梅の造花保存会と菊陽西小学校 PTAおはなし委員会の2団体へ『ほたる賞』を贈りました。
 『ほたる賞』とは、同クラブが、地元(大津町・菊陽町)で永年にわたり、地域のために貢献している個人や団体を1年に1度、表彰してその功績をより多くの地域の方々に伝えるものです。
 永年にわたり児童に絵本の読み聞かせの活動をしている団体の菊陽西小学校 PTAおはなし委員会は「賞をいただき嬉しいです。これからも保護者や地域のボランティアの方々と一緒に、西小の子どもたちのために、読み聞かせを続けていければと思います」と話されました。

 

 



日本アマチュア歌謡祭 年代別グランプリを受賞

青葉台区 外村信子さん

 私は5月28日(土)、東京・芝メルパルクホールで開催された日本アマチュア歌謡連盟(NAK)主催の「第37回記念日本アマチュア歌謡祭」に出場しました。
 この歌謡祭は、アマチュア歌手の日本一を決める大会です。初級・中級・グランプリの部の3部門に分かれていて、2次予選で通過した出場者130人が自慢の歌声を披露します。私は、100人がエントリーするグランプリ大会に出場し島津亜矢さんの「かあちゃん」を歌い、年代別グランプリを受賞しました。
 コロナ禍で3年ぶりの大会でした。今回は、これまでの曲想とは違う歌にチャレンジし、不安はありましたが、力まず自然体で歌うことを心掛けました。同じくNAK主催で毎月課題曲があり「月間チャレンジ大賞」の2021年度は福田こうへいさんの「筑波の寛太郎」を歌い、年間グラウンドチャンピオンにもなりました。
 大会は自分との闘いです。自分が歌っている姿を客観的にイメージトレーニングして力まずに歌うことを心掛けています。歌謡教室を開いて今年で30周年を迎えます。本来なら30周年記念大会を行う予定でしたが、コロナ禍のため来年に延期することになりました。ぜひ実現できればと思います。

文・写真提供 外村信子さん

  

  (217)足のストレッチ

 両手を床につけて腰をおろします。写真@のように片方の足を体の真横に出し、息を吐きながらつま先を上に上げます。息を吐き終わったら吸いながら元に戻します。安泰の足も同じ要領で行ってください。この時曲げた方の足のかかとを床に付くっつけてください。後ろに倒れる恐れがあるのでバランスが取れない方は手を付いてバランスをとってください。交互に2回行ってください。太ももの後ろの筋肉の萎縮を予防します。活動前の朝に行ってください。

 

  

 足の指一本一本を写真Aのようにじゃんけんのパーをイメージして開き、5秒程維持します。次に写真Bのように足の指を折り曲げてグーをして5秒程維持します。グーとパーを交互に3回行ってください。この時呼吸は普通に行ってください。


  三里木区  たわらや酒店  宇野功一

(182)地酒途中下車 豊肥本線・緒方駅(大分県)
大分の銘酒『鷹来屋』(たかきや)

◆浜嶋酒造(資)の歩み
 浜嶋酒造は、明治22(1889)年。初代の浜嶋百太郎氏が創業した老舗蔵。
創業当時、縁起がよいとされる鷹が、浜嶋家によく飛来してきたことから、屋号を「鷹来屋」としたそうです。
 大正3(1914)年、熊本酵母の産みの親で「熊本の酒の神様」・野白金一(のじろきんいち)先生が、浜嶋酒造(資)の酒に自分の名と浜嶋家の屋号から1文字ずつ取って「金鷹(きんたか)」と命名されたそうです。
◆「鷹来屋」誕生へ
 5代目・当主の浜嶋弘文さんが学生時代、昭和54(1979)年、弘文さんの母が、病気で倒れられ、急遽製造をストップ。それから17年間、煙突から煙が出ることはなくなり、地元の蔵元に清酒製造を委託して、未納税酒を瓶詰めして、酒蔵を維持していたそうです。
 弘文さんは、「いつか、また、清酒を醸したい」と思い続け、1990(平成2)年国税庁醸造試験場(現、国税庁醸造研究所)東京都北区の滝野川で酒造りの理論を学ばれました。
 平成2(1990)年に浜嶋酒造を継承。その後、いくつかの酒蔵へ武者修行に出かけ、平成9(1997)年1月、5代目当主が、自ら杜氏として醸した日本酒が誕生したそうです。手本となる師がいない中、自らの感覚を信じ、情熱と愛情を注いでタンク5本(1升瓶約4,000本)分の日本酒を初めて仕込みました。弘文さんは、その酒の名に、浜嶋家の屋号である「鷹来屋」を冠したのです。今では、大分県で品質の高いブランドとして成長。熊本県で初の「鷹来屋」特約店となり、7月5日より、弊店に「鷹来屋」が並びます。
 自らが夏場に栽培した様々な酒米の特性を表現しながら、目指す酒質を作り上げる。とても難しく、緻密でなければなりません。収穫年によっても、酒質のブレを少なくしなければなりません。春から秋にかけて、米づくりからやっているからできることであるのかもしれません。「鷹来屋」の酒は一言で表現すると、仄かに吟醸香をまといながらも、上品な旨味があり、さらりと飲める酒質。つまり清美な酒質の日本酒です。ぜひ、一度飲んでみてください。

〇イチオシの酒
鷹来屋「雄町」純米吟醸
【タイプ 醇酒系 やや芳醇&うま口系】
原料米:自社栽培『山田錦』/岡山県産『雄町』
精米歩合:55〜60%
日本酒度:+4.0(やや辛口)
酸   度:1.60ml

アルコール度数:16.8%
価  格 720ml
 ¥1,750-(税込)
製造元:浜嶋酒造(資) 大分県豊後大野市緒方町下自在381番地


  矢原正治

(182)ダイコン アブラナ科

  

 今月の薬用植物は春の七草のスズシロ(蘿蔔)の『ダイコン』にしました。
  生野菜の水分含有量で、もっと多いのはキュウリで約98%、次が大根で約95%です。キュウリは、果実を、生食や漬物、加熱して食べますが、葉や蔓は食べません。しかし、ダイコンは、地上部も根の部分も、全部食用になり、干して保存食にもなる野菜です。
 ダイコンの根(肥大根)は剃り下ろすと特に辛くなります。これは細胞を壊すことによりカラシと同じ様な辛味の成分が酵素で分解して生成します。切るだけですと辛味はほとんど生成しませんし、熱をかけると「酵素」は失活(機能を失う)しますので、煮物にした時は、辛味はほとんど感じません。またダイコンの中には澱粉・多糖を分解する酵素(アミラーゼ(ジアスターゼ))が入っていますので、澱粉の消化を助けます。この酵素を見るにはダイコンおろしと納豆を混ぜると、糸が引かなくなるのを観察するのが良いですね。
 薬用では、大根(中国で「菜箙(らいふく)」)は、辛甘、涼。肺・胃に入り、積滞を消す、痰熱を化す、気を下す、中を寛やかにする、解毒する等の効果があり、消化を助け、咳・咽に痛みを抑え、痰を除く、イライラした気分を落ち着かせる等の作用が期待できます。種子(菜箙子(らいふくし))は、辛甘、平。肺・胃に入り、気を下ろし喘を定める、食滞を消す、痰を化す等の効果があり、咳・咽の痛みを抑え、痰を除く、消化を助ける等の作用が期待できます。葉(菜箙葉(らいふくよう))は、辛苦、平で、脾・胃に入り、食を消す、気を理する効能があります。
 また、阿蘇の民間療法では、ダイコンの干した葉を、浴剤として風呂に入れ、女性の冷えを予防するそうです。面白いのは、ダイコン葉の煮汁を産後の牛に飲ませると親牛の胎盤の排泄が促進され、産後の肥立ちが良いと今でも使っています。
 さらに干葉湯(ちばゆ)は、ダイコンの干した葉を浴剤として冬に冷えた身体を温めるのに用いる習慣が各地であるようです。ダイコンの干した葉を風呂に入れると何故温まるのかという問合せがありました。辛味の成分が皮膚吸収し、血管を拡張、血流量を上げる可能性があるからだと思います。しかし、沢山入れ過ぎると、皮膚が「ピリピリ」しますので、皮膚の弱い人は注意して下さい。アブラナ科植物は、辛味の成分のイソチオシアナート(イソチオシアネート)類を含みます。イソチオシアナート類は辛味受容体のTRPA1 agonistです。TRPA1は、わさびの辛味の受容体であり、17℃以下の冷温度域で痛み刺激を感じます。TRPA1を活性化させると、寒くなる(17℃以下の冷温度)と脳が判断し、身体を温め始めますので、暖かくなるとことが分かってきましたので、ダイコンの葉を浴湯に用いるのは理にかなっています。

 ダイコンの葉、ニンジンの葉は抗酸化力が大変強いので、無農薬の葉を小さく切り、チリメン雑魚&胡麻と一緒にフライパンで炒って、振り掛けにすると美味しいです。大根には多くの酵素が含まれています。 でんぷんを分解す「アミラーゼ(ジアスターゼ)」は食べ物の消化を助け、胸焼けや胃もたれ、二日酔いなどを防でくれます。他にも、タンパク質分解酵素である「プロテアーゼ」や「セテラーゼ」。 脂質分解酵素の「リパーゼ」、発がん物質を抑制する酵素の「オキシダーゼ」などが含まれています。生で、大根を上手く用いると、肉を柔らかくするなど、料理に巧く利用してください。


  沖野区 田中悠

(31)スイカの皮の鰹節漬け

 皆様こんにちは♪7月に入り、連日うだるような暑さが続いています。こんな時には夏の風物詩でもあるスイカが食べたくなりますよね。
 今回はスイカを食べた後の皮を使った、お漬物のレシピをご紹介します。スイカの皮には実の2倍量の【シトルリン】が含まれており、抗酸化作用や血流を良くする効果があります。美味しいスイカを皮ごと食べて、酷暑を乗り切りましょう♪

スイカの皮の鰹節漬け

【材料】(2人分・調理時間目安★15分)
スイカの皮 150g / めんつゆ(濃縮タイプのもの) 大さじ3
白ゴマ 適量 / 鰹節 2g
 

【作り方】
@実を食べた後のスイカの皮はよく洗い、内側は包丁で赤い部分を削いで落とし、外側の硬い皮はピーラーで厚めにむく。
A皮をむいたスイカは1p程度の短冊切りにする。
B鍋に湯を沸かし、切ったスイカを30秒茹でたらザルにあけ、冷水につけて冷ます。
C熱が取れたら水気を切り、キッチンペーパーで水分をふき取る。
Dタッパーにスイカの皮、めんつゆ、白ゴマ、鰹節を入れ、箸で軽く混ぜて冷蔵庫で1時間程冷やしたら出来上がり。

 

★Instagramで料理の写真公開しています。レシピのリクエストも受け付けています。★

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