ワンネス 1016号  2021/08/22発行

自慢の芸を披露しました
菊陽町文化協会地域交流祭

 菊陽町文化協会(石坂会長)主催の第12回地域交流祭が7月24日(土)、菊陽町老人福祉センター大広間で開催されました。
 コロナ禍での開催のため、観客はマスク着用や手の消毒を行い来場。観客のイスとイスの間をあけたり、換気も十分に行いました。ステージでは飛沫防止のパネルや30分に1回は除菌スプレーでの消毒もあり、感染予防対策を十分行っての地域交流祭となりました。
 出演した古庄さんは「緊張しましたが楽しく歌いました」と話されました。また、会場内には「椿の会」の肥後てまりなどの展示もあり、来場者は足を止めて眺めていました。
 会場では、募金活動もあり、集まった募金と町文化協会からの寄付金と合わせて、菊陽町社会福祉協議会へ寄付されました。

 

 


おかげさまで10周年
茄子の会展示会

 10周年を記念した茄子の会展示会が6月26日(土)から7月4日(日)の期間開催され、多くの方にご来場いただきました。 
 10年前に数人で始めた同会も現在は会員数が30数人になり、作品の出来栄えも随分と向上しました。自由な発想から生まれた作品を今後とも発表し続け、芸術文化の発展と継承に努めてまいります。
 次回展示会の日程は下記の通りです。  

文・写真提供=会長 山部幸一

 

 



元気でスポーツを楽しむ

 32年目を迎える高齢者スポーツ教室に参加されている梅田トミ子さん(91歳)をご紹介します。

  

 スポーツ教室に参加したきっかけは、31年前に菊陽町中央公民館で企画された主催講座「高齢者スポーツ教室」があり、佐藤孝子先生が指導を担当されていました。当時役場に勤めていたご主人が高齢者スポーツ教室に通ってはどうかと勧めたのがきっかけです。
 私の健康の秘訣は、週1回の高齢者スポーツ教室に加え自宅で毎日開脚などのストレッチをすることです。まだまだ91歳。これからも、95歳、100歳と高齢者スポーツ教室に通いたいです。目標は、35周年記念発表会で発表することです。



落書き消しを行いました

  

 6月29日(火)、菊陽町青少年健全育成町民会議 環境部会による柳南橋(原水)橋脚の落書き消しを行いました。
 参加した会員の皆さんは役割を分担し、互いに声を掛け合い丁寧に作業を行いました。
 作業は、熱中症や事故に注意し行われ、落書きされた橋脚はきれいになりました。

 

  碓井秀典 (東京都港区在住 原水出身)

(19)芝浜

 大ネタと呼ばれる噺の分類があります。長編・大作で、主に人情噺ですが、高度の技量が要求されているものです。「大ネタってどんなものがあるの?」という問いには、だれが答えても必ず、この「芝浜」が入っているはずです。「落語中興の祖」と呼ばれる三遊亭圓朝の「酔っ払い」「財布」「芝浜」の題目を織り込んで語った三題噺が元で(諸説あり)、3代目 桂三木助(1902〜1961)が改作し現在の型にしました。登場人物はたった二人ですが、芸術性・写実性の高い噺として完成させました。当然のことながら三木助の十八番で、古今亭志ん生も三木助存命中は高座にかけなかったと言われています(三木助の追悼興行で封印を解き演じています)。

 大ネタの筆頭にも挙げられるような噺ですから、噺家のビッグネーム達が、談志を初め大勢演じています。だれのが良い・彼のが好きと、その人によって意見はさまざまですが、まずは、三木助のを聴いてからでないと話は始まらないと思います。今回、お聴きいただけるYouTubeの音源は唯一残っているもので、NHKのラジオ番組用(1954年)の録音で短縮版なのだそうです。人によると、録音用でない高座のものはこの数段上であったと言われています。
…まぁ、しょうがない。


  神田みゆき

(17)総合的な学習の時間における取組

 NPO法人 SDGs Association 熊本代表、SDGs教育コーディネーターの神田みゆきです。
 前回、中学生の書いた地球上の課題をご紹介しましたが、今度は熊本の課題です。

 学校やアンケートを取った時期によって内容は変化していきますが、上の結果に加え、少子高齢化などを挙げる生徒も少なくありません。これらもSDGsで分類できます。そして、視点を変えていいところ探しアンケートを取った結果がこちらです。

 日本や熊本のいいところ探しをしてもらい、その結果を見ると、これまた、SDGs紐づけて整理することができます。
 何校かでこのアンケートをとってみんなで見る時間を設けました。そして、「素晴らしいものはこれからも守り続ける、そして課題は解決していくために自分たちにできることは何か、みんなで考えてみよう!」と子どもたちには伝えています。
 様々な課題、そして、いいところもしっかり気付いている子どもたち。この気づきをどう生かしていくのでしょうか。次回は、この気づきをもとに学校でどう取り組んでいっているかを紹介していきます。


  自家焙煎珈琲しゃらん 舩元 優二

(52)キーコーヒー株式会社とは

 日本のレギュラーコーヒー業界のパイオニア。キーコーヒーの最初のヒット商品は、大正10(1921)年、「コーヒーシロップ」の製造販売です。昭和4(1929)年、「キー缶」発売。全面英語表記と「鍵のマーク」のデザインが印象的でした。この缶詰コーヒーの誕生により、家庭でもコーヒー豆本来の風味を味合うことができました。昭和6(1931)年、台湾で「台東コーヒー農園」事業を開始。コーヒー総合産業の第一歩となります。 
 平成1(1989)年、キーコーヒー株式会社に社名変更。鍵のマークのブランドロゴ制定。平成14(2002)年、「ドリップオン ラージサイズ」発売。3〜4人分を1度にドリップできる紺と赤色のパックケース入りの商品を発売しました。平成17(2005)年、「VP農園限定珈琲」250g発売。えんじ色と緑色のケース入り発売。そして、令和元年(2019)、「SINCE1920」と題して、創業100年目記念のコーヒー豆発売となりました。
 人と時代を見つめ、コーヒー文化を開拓して、誰からも信頼されるコーヒー会社として成長しています。人がもっと、コーヒーに自由でいられるようにとの願いが込められています。みなさん、美味しいコーヒーを飲んで、この暑い夏を乗り切りましょう!

<データ>
事業内容:海外におけるコーヒー農園事業。コーヒーの製造販売に関する総合企業。
創業:大正9(1920)年8月24日
設立:昭和27(1952)年10月16日
資本金:46億2800万円
所在地:東京都港区西新橋
営業拠点:札幌、仙台、東京、名古屋、大阪等51か所


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