ワンネス 948号  2019/04/07発行

音楽で楽しい交流会
菊陽町働く婦人の家

 菊陽町働く婦人の家利用者連絡協議会主催の第22回親子交流会が3月26日(火)、同地域センター内で13家族が参加して行われました。
 会長のあいさつの後、音楽ボランティア“ぐるぐる”のコンサートがあり、ミニーマウスとトトロが登場。「ミッキーマウスマーチ」や、「となりのトトロ」など、子どもたちの知っている曲や、サクソフォーン・トランペットの生演奏もあり、子どもたちは迫力ある演奏に大きな拍手を送っていました。また、先生方の大型絵本「ぞうくんのさんぽ」の読み聞かせや、職員手作りのシチューの昼食交流会もあり、楽しい一日となりました。
 参加した亜希子さんとけいごくん(5歳)親子は「大好きな『ミッキーマウスマーチ』が聞けて良かったです。楽しみました」と話され、真子さんとなおとくん(4歳)・あやかちゃん(2歳)親子は「子どもたちが『カモンベイビー!』と一緒に踊りながら歌っていました。上の子は楽器に興味があり、生の音を初めて聞けて喜んでいました」と話してくれました。

   


グラウンドゴルフで
  いきいき健康づくり

東部町民センター

 地域の方々の親睦・交流と健康づくりを目的に、東部町民センター主催の「第57回グラウンドゴルフ大会」が3月26日(火)、なかよし公園で行われ、同町民センター管内9行政区と菊陽町グラウンドゴルフ協会の128人が参加しました。
 吉野邦宏副町長のあいさつの後、森田さんが元気に選手宣誓。プレー前に準備体操を入念に行ってから8ホールを2ラウンドする個人戦の競技がスタートし、会場は「あ〜! 惜しか〜!」「おー! 入ったー?」など開始から終了まで参加者たちのいきいきとした声と元気にプレーする姿が見られました。
 閉会式では上位10位までの参加者が表彰され、1位に輝いたのは二ノ文さん。ほかにも最高齢者賞やブービー賞、ホールインワン賞、とび賞などが表彰されました。
 参加した嶽本さんは「グラウンドゴルフを始めて7年目になります。今日はスコアは良くなかったけど、普段交流のない方とも交流できて楽しかったです。元気に過ごして来年も参加したいですね」と笑顔で話されました。

 

 

 


  三里木区  たわらや酒店  宇野功一

(150)日本最北端の酒蔵
国稀(くにまれ)酒造訪問記 その2

◆日本海沿いに栄えた日本酒蔵 日本酒文化、北へ北へ…

 北海道の歴史について簡単に書きます。北海道はもともとアイヌ民族の大地でした。江戸時代になり、北前船で本州との物流が盛んになり、北海道からは昆布や鮭が本州に送られ、北海道にはさまざまな生活物資が入ってきました。北海道には日本酒をつくる酒蔵もありませんし、お米をつくる田んぼもありませんでした。
 北海道で日本酒がつくられるようになったのは、明治維新後です。
 國稀酒造の本間家は、もともと新潟佐渡で仕立て屋を営んでいました。幕末・嘉永3(1849)年、本間家三男として生まれた本間泰蔵は、ニシン漁でにぎわう北海道増毛の地にたびたび訪れ、商いを始めます。明治8(1875)年に増毛に移り住み、呉服屋を創業したそうです。泰蔵25歳でした。
 明治8年と言いますと、佐賀県で江藤新平らの佐賀の乱が勃発した年であります。江戸時代の武士階級の方々が新政府の政治に不満を持ち政情不安定な頃です。この年5月7日に、駐露特命全権公使・榎本武揚がロシアのサンクトペテルブルグ(当時の首都)において、千島・樺太交換条約を結び、ロシアと日本の国境線が確定した年です。その中で、択捉・国後・歯舞・色丹は北海道付属の島と提起。本来ならば、樺太と千島列島を交換したのですから、カムチャツカ半島の占守(しゅむしゅ)島までが日本だと言いたいのですが…。
 北海道には日本酒がありませんから、本州から日本酒を船で運ばねばなりません。年々、ニシン漁は栄え、本州から移住する日本人でにぎわいを増します。泰蔵は明治15(1882)年に日本酒をつくることを決意。呉服問屋の敷地内に、小さな酒蔵を建て「丸一本間」の銘柄で細々と日本酒づくりを開始します。本間家はもともと新潟佐渡の出であり、佐渡流儀の酒づくりを模倣して創業をスタートしたといいます。
 ニシン漁はさらに活況を呈します。ニシンの漁民だけでなく、さまざまな商品を商う商人、北前船で物流を担う海運業者等で、丸一本間の酒は足りなくなります。創業から20年後の明治35(1902)年に、現在の酒蔵が完成して、増産体制で日本酒づくりを再スタートしました。この建物は日本海沿いの酒蔵に多くみられる建築様式です。お店が街道沿いにあり、帳場の奥に蔵元の居住屋敷があり、帳場から奥に通路が走り、奥には日本酒を仕込む酒蔵がある、といった間取りを踏襲しており、まさに日本海沿いの酒蔵建築様式です。次回につづきます。

追伸:平成時代の原稿はこれが最後。次回からは『令和』。なんだか感慨深いものがありますね。


感謝の思いを胸に卒園
三里木保育園

 三里木保育園で3月23日(土)、小学校へと進学する5歳児年長うめ組の園児20人と、その保護者が出席して卒園式が行われました。
 卒園する園児ひとりひとりの紹介と、保育園での思い出を振り返る映像が会場に流れた後に園児たちが入場。式では、園歌斉唱の後、壇上で田中園長からひとりひとりに卒園証書が授与され、受け取った園児たちは保護者の元へと向かい「いつもやさしくしてくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝えていました。
 園長は「保育園生活では竹太鼓の演奏や運動会などいっぱい素敵な思い出を作ることができましたね。小学校に入学してからも先生たちがみんなのことを応援しています。小学校でもすてきな思い出をいっぱい作ってください」とエールを送りました。
 式の最後は、成長を支えてくれた家族や先生、地域の方々に『ありがとう』の気持ちを込めて「はじめの一歩」「ありがとう こころをこめて」を合唱し、会場に元気いっぱいの歌声を響かせ、あたたかい拍手に包まれながら新たな一歩を力強く踏み出しました。

 

 



つくり手のワザに触れる

 あさひヶ丘区のギャラリー「クロストークL&E」で3月20日(水)から23日(土)の4日間、「生活の中の まちの作り手 作品展」が行われました。
  菊陽町を中心に大津町・合志市などの「つくり手」たち、約20人が、木工品や手芸品、ステンドグラス、陶芸品などを展示・販売し、多くの来場者でにぎわいました。
  ギャラリーオーナーの逸見芙美子さんは「10年前に催した『まちのつくり手12人展』を、もう一度やってみたいと思って企画しました。素晴らしい『ワザ』を持った地域の方々に、これからも創作意欲を高めていただきたいと思います」と、話されました。

 

 

 


 桜満開!

 先日、近所を散歩していたところ、青葉台西公園横の石坂跨道橋沿いに綺麗な桜が咲いていました。花見スポットなどの名所で見る桜もいいですが、住宅街に咲いている桜もいいものですね。身近な所で春の訪れを感じた今日この頃です。
青葉台区 N.T


   (18)