ワンネス 903号  2018/05/13発行

芸術を通し国際文化交流
谷口はがき絵教室

 谷口はがき絵教室(谷口代表)主催の第3回台日文化交流会が4月13日(金)、「季酔宴 さんりぎ」で行われました。
 午前10時、台湾から来熊した台湾水墨画教室の7名は、三里木駅に到着後、まずは谷口さん宅にて、はがき絵や茶道の体験会をしました。和菓子の試食では、色彩の美しさに感激しながら舌鼓。茶道を指導した福田和子さんは「このような貴重な機会に外国の方に茶道の楽しさを伝えることができて、とても嬉しいです」と笑顔で話されました。
 昼食を挟んでからの文化交流会では薛 鳳(シェー・フォン)代表が台湾水墨画のパフォーマンスを披露し、完成と同時に会場は大きな拍手に包まれました。ほかにも「50円玉じゃんけんぽん」などのレクリエーションを楽しみ大盛り上がりでした。また、お互いの国の文化や生活習慣などの質問、日本の歌と台湾の歌を歌ったりして異文化間の交流を楽しみました。

  


おじゃめでダンス!
菊陽町働く婦人の家

 菊陽町働く婦人の家 利用者連絡協議会(鬼塚会長)主催の親子交流会が3月27日(火)、同センターで行われました。
 「熊本おじゃめの会」7人の圧巻のダンスパフォーマンスや、通常のお手玉にゴムを付けたヨーヨーお手玉を自在に操りながらの、「EXダンス」や「おどるポンポコリン」、「恋ダンス」を披露していただき、子どもたちもビックリした様子でした。その後、親子でヨーヨーお手玉で遊んだり、ダンスにも挑戦して楽しみました。
 親子のふれあいを深めることはもちろん、集中力やバランス感覚を高めたり、脳の活性化につながるお手玉の魅力で参加者の笑顔も広がりました。

文・写真提供 菊陽町働く婦人の家

 

 


体を動かしてリフレッシュ
菊陽町地域婦人会

 菊陽町地域婦人会(酒井会長)の平成30年度総会が4月14日(土)、菊陽町中央公民館で行われました。
 総会は、議長を野田さんが務め、平成29年度事業や決算が執行部より報告され、本年度の事業計画や予算が承認されました。最後に地域婦人会努力目標を全員で唱和しました。
 総会終了後は、記念講演として、宮良さんによる「いつまでも健康で若々しく! ボディ・メイク・レッスン」があり、背筋伸ばし胸式呼吸やソファーエクササイズを体験しました。宮良さんは「老後を活動的に過ごすために、体が動くうちから、足腰を支える筋肉をつけること“貯筋”をしましょう。筋肉を増やすにはタンパク質の摂取も大切です。運動後30分以内を目安に摂取すると効果的です」と話されました。

 

 


  矢原正治

(133)シラン ラン科

    

 4月中旬から陽当たりの良い庭に赤い花が咲きだしました、シランですね。漢字で紫蘭と書きます。植物の名前を知っていても“知らん”などと言いながら覚えたものですが、漢字で書くと「紫の蘭」ですので、理解できると思います。ランの仲間では大変強く、陽当たりが良い所で少し肥料があると増えていきます。白い花も園芸種であります。
 シランを掘り上げると球状の球根が出てきます。これを球茎と言います。この球茎をすりつぶし、傷口に塗り込むと傷の治りが早く、薬局の無かった田舎では冬のアカギレ等によく使っていました。球茎を乾燥したものを薬用名で白及(ビャクキュウ)といい、ヒビ、火傷、創傷などに、すりつぶして外用で用います。シュンラン(春蘭)も同じような使い方をします。
 春は花のシーズンです。冬にエネルギーを貯め込んだ植物たちが暖かくなると一気に咲き始め、種子を作ります。スミレの仲間がたくさん咲いています。道端でよく見かける青紫のスミレは「スミレ」または「ノジスミレ」です。スミレとノジスミレの見分け方ですが、スミレは葉柄(葉のついた軸)に翼がありますが、ノジスミレにはほとんど見られません。ノジスミレは、生薬名を紫花地丁(シカジチョウ、全草を乾燥したもの)といい、味は苦、辛、性は寒の性質を持ち、効能としては、清熱(解熱、消腫)を目的に、漢方では皮膚化膿症の瘰癧(るいれき『はれもの』)、下痢、結膜炎に用いられます。紫花地丁の基原(基になる)植物は、ノジスミレの他に、スミレ、コスミレ等のビオラ属です。民間薬でも全草を『はれもの』に外用、または煎じて内服で用います。HIV(エイズウイルス)の活動を阻害するという報告もありました(細菌レベルの実験ですので実際の効果はどうでしょうか?)。
 50年前の4月、大学に入学するためにおふくろと実家の岡山から夜行電車に乗って博多に行ったのを思い出します。35年前に熊本に来て、熊本生まれの方に「肥後生まれの人より、あんたは肥後もっこすだ」と言われてしまいました。いかがでしょうか?
 話は変わりますが、植物のクローニングは植物自身で簡単に行うものが多数あり、50年以上前からクローンによりイチゴ、サツマイモ、ジャガイモ等々で利用され、販売されています。動物はクローンを作るのが難しいので動物愛護のもと、動物を異常に大事にしますが、植物を軽くみるところがあるのではないでしょうか?「声も出せない・動けない植物」も大事にしてください。


ようこそ新入生!
青葉台区

 青葉台区(野見山区長)公民館で4月15日(日)、同区子ども会の新入生歓迎会が行われ、9人の1年生が新たに仲間入りしました。
 子ども会長の洸平くん(小6)が「困ったり、分からないことがあったら、どんどん僕たちに質問してください」とあいさつし、野見山区長は「一生懸命勉強して、一生懸命遊ぶのが皆さんの仕事です。少々、怒られることもあるかもしれませんが、一生懸命遊んでください」と、少し緊張した面持ちの子どもたちに優しく声を掛けました。
 あいさつの後は、同区公民館で毎月第3土曜日に活動を行い、今年で15年目を迎えた「青葉台おはなし会」のメンバーが披露する、大型紙芝居や手遊び、パネルシアターなどを鑑賞。また、文房具やおもちゃなどが景品のビンゴゲームもあり交流しました。

 

 



声楽アンサンブルコンテスト
全国大会に出場

 私たち菊陽中学校合唱部は、3月22日(木)に福島県の音楽堂で開催された「第11回声楽アンサンブルコンテスト全国大会」に出場しました。
 桜が満開の熊本を出発、到着した福島は雪景色。音楽堂は、天上から降り注ぐような素晴らしい響き。全国大会出場校のレベルの高さなど、驚きと感動の連続でした。
 各校の素晴らしい演奏を聞いて緊張しましたが、精一杯歌い、練習した全てを出し切り、悔いのない演奏ができました。結果は銅賞。入賞することができとても嬉しかったです。地域の皆さんのご支援・応援本当にありがとうございました。
 新1年生の新メンバーも加わり、今までよりパワーアップした姿をお届けできるよう頑張っていきます。これからも応援よろしくお願いいたします。
菊陽中合唱部3年 上野・後藤

 

 

 



花吹雪に笑顔いっぱい

 杉並台南児童公園で3月28日(水)、菊陽杉並台ふれあいサロンが毎年恒例となっている花見を開催し、地域の高齢者が参加しました。
 晴天にも恵まれた満開の桜の下で、参加者たちは大正琴の演奏や野だて、詩吟、カラオケなどを楽しみ、春の一日を満喫しながら触れ合いのひと時を過ごしました。ほかにもお弁当を食べながらのおしゃべりや、時折、春風に乗って舞い散る花吹雪に「ワァー」と声を上げながら皆さんのお顔もほころんでいました。

文・写真提供 菊陽杉並台ふれあいサロン

 

 

 



ヒトツバダコ モクセイ科

 原産は中国、台湾、朝鮮半島および日本。別名「なんじゃもんじゃの花」。日本においては希少種であり、絶滅危惧U類に指定されている。花言葉は「清廉」。

撮影場所 古閑原区 Aさん宅