ワンネス 895号  2018/03/11発行

元気いっぱいに発表しました
光の森キャロット保育園

 菊陽町図書館ホールで2月3日(土)、光の森キャロット保育園(田中園長)の第11回発表会が行われました。
 わが子の成長を見ようと、多くの保護者たちが訪れ、ステージでは園児たちが先生の指導でこの日のために練習を積んできた努力の成果を一生懸命披露しました。
 プログラムは4月に小学校へ進学する年長そらぐみの迫力ある和太鼓演奏でスタート。年少児から年長児までの園児たちが、かっこよく、かわいらしく、元気いっぱいに歌や合奏、遊戯、劇、体育遊びなどを披露し、観客席からは惜しみない拍手が送られ、最後は全園児・職員で「にじ」を合唱し、感動的なフィナーレを飾りました。閉会後には保護者代表が「素晴らしい発表会をありがとうございました。先生方には本当に感謝しています」と感謝の言葉を同園職員に伝えました。

 

 


南国情緒を楽しむ
菊陽町歩こう会

 菊陽町歩こう会(久保田会長)は、2月特別例会(菊陽町在住フリー参加)で2月14日(水)〜17日(土)、「厳冬の菊陽町からあったか沖縄! 亜熱帯の美しき南の島々10島めぐる4日間の旅」に出掛けました。
 石垣島ではサンゴ礁が生んだ鍾乳洞、テレビCMのようなエメラルドの海、西表島仲間川マングローブクルーズ、特に由布島水牛車に揺られながら三味線を聞き感動しました。小浜島の赤瓦集落、トライアスロンで有名な宮古島、海の美しさは格別。そして3つの来間島・池間・伊良部大橋が紺碧(こんぺき)の海とのコントラストに胸を打たれ圧巻でした。
 観光が主産業の南国の島々の生活は厳しいようで、サトウキビ畑からの収入も少なく、1本のサトウキビからわずか5gの製糖量にビックリ、県外から移住されて水牛に愛情いっぱい注ぎながら働く青年など、明るく力強く生活される皆さまに頭が下がりました。冬季オリンピック期間中で、羽生選手の活躍が気になり空港ロビーや食事中も観光も上の空になりがちでしたが、帰途の機内での金メダルの一報。歓声が上がりました。今回、夫婦8組を含む30人の参加で一層の友好も深まり今後が楽しみです。
文・写真提供 久保田会長

 

 


楽しい異文化交流
菊陽南小学校

 菊陽南小学校(渡邊校長)で1月31日(水)、インドネシアから来た子どもたちとの交流会が行われました。 
 菊陽町で英会話教室を主宰する松本いづみさんの紹介で、お昼前に来校したインドネシアの生徒12人と教師4人は、4年生以上の教室で一緒の給食をいただきました。出会いはぎこちなくても、昼休みに運動場で一緒に遊び、打ち解けました。
 5時間目には体育館での全校交流。南小側が菊陽ソーラン節で歓迎した後、インドネシアの子どもたちからは、お国紹介が行われ、竹製の伝統楽器「アンクルン」を使い、Kiroro(キロロ)の“未来へ”を演奏。歌の後には、民族衣装を身につけた女の子たちによる伝統舞踊が披露されました。異国情緒豊かな時間の最後は、南小学校児童による合唱「世界中の子どもたちが」のお返し。あっという間の時間でした。
 言葉は通じなくても、子どもたちにとっては外国の文化に触れ、言葉の壁を越えるコミュニケーションの大切さを知るひとときとなりました。子どもたちの笑顔は万国共通、この思い出をいつまでも大切にして欲しいものです。
文・写真提供 菊陽南小学校

 

 


  矢原正治

(131)ビャクダン ビャクダン科

 今年は寒さが厳しかった分、花粉が多そうですが皆さまいかがですか?
 今月の薬用植物は、2014年3月に、私の後任の熊本大学薬学部の薬用資源エコフロンティアセンター長の渡邊高志教授と一緒に、初めて出かけたミャンマーで出会った「ビャクダン(白檀)」です。初めて花、実をミャンマーで見ました。約5oの小さな花で、濃い紫色であまり目立ちません。実も約1pの楕円形で熟れると黒くなります。どちらも目立ちません。しかし、材は香りが良いので、お香、アロマセラピー等に用いられています。
 材を「サンダルウッド」といい、大変高価で、その精油は鎮静効果、消炎作用、利尿作用、免疫機能向上、抗菌作用等を有することが知られています。精油には抗マラリア原虫作用があるとも言われています。
 ビャクダンの香りが良いのはもちろん、その煙は浄化作用が強いということで、線香、お香に配合されています。インドでは4千年以上前からスピリチュアルな香木として使われている記録もあります。日本では日本書記に記載があります。免疫力を上げますので、ビャクダンを焚くことでインフルエンザ、花粉症等も予防できる可能性があると思います。
 精油に入っている「良い香り」の成分は、Z-α-サンタロール、Z-β-サンタロール、Z-α-サンタラール等のセスキテルペン(炭素数15個のテルペノイド)です。しかし「強い油臭で臭いの良くない香り」の成分も微量ですが含まれています。E-α-サンタラール、E-α-サンタレニン等です。化合物名の記号が「ZとEの1ヵ所」違うだけで、香りが大きく違うというのが面白いと思います。人の性格と同じですね。
 
 香りの強い花をつける「三大香木」という植物があり、「ジンチョウゲ(沈丁花)、クチナシ(梔子)、キンモクセイ(金木犀)」です。ジンチョウゲは春の香りを告げる香りですが、赤い実は有毒なので愛でるだけにして下さい。クチナシは夏を告げる香りの花でしょうか? 秋には橙赤色の実をつけ、「サンシシ(山梔子)」といい、抗炎症作用があり薬用に、また食用、染色に多方面で用いられます。キンモクセイは、秋の訪れを告げる香りで、庭木等に植えられ、甲佐、熊本城等に大木があります。中国では花を砂糖漬け、リキュールにしています。鹿児島ではキンモクセイの葉をお茶にします。
 花粉症は集中力が落ち、トラブルの原因になります。西洋薬で抑えると眠くなります。食用植物のお茶「ハチャメチャ菊茶」は、副作用はほとんど無いので一度お試し下さい。勧めた私がびっくりポンで効果が出ることが多々ありました?



おはなしの世界へ

 菊陽町図書館ボランティア「おはなしの森さんさん」の冬のおはなし会が2月4日(日)、同図書館視聴覚室で行われ、たくさんの親子連れが来場しました。
 開演の午後2時には会場は満員となり、詩「手袋のひも」の朗読や、紙芝居「おじいさんと犬」やパネルシアター「やまびこごっこ」、ブラックパネルシアター「ブレーメンのおんがくたい」など、楽しいお話しがいっぱい語られました。
 夏乃ちゃん(4歳)と遥乃ちゃん(2歳)と来場した佐々木 充さん(新成区)は「おはなし会は初めて来ました。子どもと接する機会が少ないので一緒に来てよかったです。楽しみました」と話されました。

 

 

 


  太鼓と落語

 菊池郡子ども会大会兼菊陽町子ども会大会が2月4日(日)、菊陽町図書館ホールで行われました。
 開会行事は、各地で演奏活動をする菊陽武蔵剣豪太鼓による力強い太鼓の演奏で開幕。菊陽武蔵剣豪太鼓は、昨年10月に行われた日本太鼓ジュニアコンクール熊本県大会で優勝し、3月に石川県で行われる全国大会で演奏する「花火」などを披露しました。この後、菊陽町出身で武蔵ヶ丘中学校卒業の落語家 桂竹もんさんによる落語「じゅげむ」などで楽しみました。
 来場した真名実さん(小3)は「落語は初めてです。国語の授業で落語を習ったばかりで本物の落語が聞けたので嬉しかったです」と話してくれました。

 

 


 男の料理教室

 菊陽町東部町民センターの調理室で、毎月第2水曜日に春田勝子先生の指導で楽しく料理をしています。
 季節食材や菊陽町で収穫されたものを使い、焼きもの、炒めもの、蒸しものなどの主菜・副菜を作っています。昔は「男子厨房に入らず」と言われていましたが、実際に料理をしてみれば「楽しかった」との声も多数。少し失敗しても大丈夫、男性の皆さん、お料理に目覚めませんか。

 


編集後記

 まだまだ寒い日が続きますね。春が待ち遠しいです。(T.A)