ワンネス 882号  2017/12/03発行

菊陽杉並台区
10月29日(日)

 同区公民館で開催。会場には、写真や絵手紙、コサージュ、盆栽など多数の展示品が並び、地元のパン屋さん「ぱんぶう」の惣菜パンを武蔵ヶ丘中学校の生徒たちが販売し、大好評でした。また、この日は後藤三雄菊陽町長が来場し、地域ボランティアの方々の説明を受けながら展示された力作を熱心に鑑賞していました。
 夫婦揃って来場した原野さんは「初めて来ました。展示品の中でも公園に咲く四季の花々の写真を見て“住宅地でもこれだけの花が咲くんだなあ”と感心しました。来年もぜひ足を運びたいです」と話してくれました。

 

合志杉並台区
11月5日(日)

 合志杉並台コミュニティセンターで開催され、多数の来場者が訪れました。
 会場には、トールペイントや習字、油絵、木彫りの彫刻品などが所狭しと展示されました。
 鶴の木彫りの彫刻品を出品した野崎さんは「毎年出品させてもらっています。木の素材を生かした作風を意識して制作しています」と笑顔で話してくれました。
 屋外ではポップコーンやかき氷、竹細工、農産物などの販売が行なわれ、にぎわいを見せていました。また、若草会のメンバーによる手作りの温かいぜんざいや豚汁、炊き込みご飯などが来場者に振る舞われ、食事をいただきながらの住民同士の会話も弾んでいるようでした。

 

 

あさひヶ丘区
11月11日(土)・12日(日)

 11月11日(土)・12日(日)の2日間、第8回作品展示会が同区のギャラリー「クロストークL&E」で開催されました。
 エコクラフトや手編み、写真、習字、つまみ細工など、約60点の区民の力作が展示され、来場者は喫茶スペースでお茶やお菓子を楽しみながら、ゆったりと作品を鑑賞しました。
 鮎の剥製を出品した上木崎さんは「球磨川で釣り上げた“尺物”の鮎です。趣味で木工もやっているので、イーゼルやTV台も出品しました」と笑顔で話されました。

 

 

境の松区
11月12日(日)

 同区公民館で開催。同区老人会「あそぼう会」出品の干支飾りや手作り小物をはじめ、80号サイズの大きな絵画、書、竹灯籠、手芸品、陶器、パワーストーンのアクセサリーなど、約100点の作品が展示されました。
 豚汁やおにぎり、また、子どもたちには綿菓子の「おもてなし」もあり、来場者はお互いの近況などを語り合いながら、くつろいだ雰囲気で、作品を鑑賞していました。

 

三里木区
11月12日(日)

 三里木区の文化祭が同区公民館で開催されました。
 会場には、写真や水彩画、竹細工、お正月リース、三里木サロンの作品、子ども会の作品などが展示されていました。梅の花の造花を見た来場者からは「わぁー、春の来たごたる」と話されていました。お兄ちゃんの作品を見に来たしおりさん(4歳)は「じょうずにできてるね」と話してくれました。
 また、民生児童委員と福祉協力委員の皆さんの手作りのだご汁やお漬物なども振る舞われ、来場者同士の交流の場となっていました。

 

 

三里木北区
11月12日(日)

 同区公民館で開催され、館内には洋裁や編み物、子どもたちの水彩画など多数の作品が展示されていました。
 そのほかにも、屋内では松ぼっくりのデコレーション体験、屋外では、ボート競技の水上での動きを陸上のトレーニングで再現する器具「ローイングエルゴメーター」を体験して汗を流したり、プラ板を使った工作体験が行われるなど、来場した子どもから大人までが楽しめるイベントが企画され、にぎわいを見せていました。また、恒例の焼き芋や手作りの豚汁、おにぎりが振舞われるなど来場者はお腹も満たしながら会話を楽しんでいました。

 

 

青葉台区
11月19日(日)

 第17回文化祭が同区公民館で開催されました。
 開会行事の後、青葉会による合唱「里の秋」と「火の国旅情」が披露されオープニングとなりました。会場には、絵画や写真、パッチワークなどの作品が並び、ふれあいサロンの作品コーナーでは、靴下を利用した「雪だるま」がかわいく展示されていました。
 手芸作品を出品した中村さんは「帯を利用して十二支を作りました」と話されました。また、お茶席や婦人部による豚汁のおもてなしもあり、癒しとくつろぎのひと時となりました。

 

 

新成区
11月19日(日)

 同区公民館で開催され、多数の力作が並びました。
 館内には木製玩具やちぎり絵、押し花、編み物や洋裁などが展示され、来場者は楽しみながら見回っていました。特に婦人部のメンバーが制作したひな人形は「わー、かわいい!」などの声が聞かれ、ひときわ来場者の関心を呼んでいました。また、ぜんざいや豚汁、おにぎりなどが来場者に振る舞われ、休憩スペースでおいしくいただきながら会話を楽しみ、親睦を深めました。

 


  三里木区 たわらや酒店  宇野功一

 
(135)地酒途中下車 飯山線 飯山駅(長野県)
水尾の生まれる蔵 その1

 晩秋のこの時期、旅をするには山岳秘境路線が一番だ。今回は、新潟県の越後川口駅と長野県豊野駅を結ぶローカル線・飯山線に乗って、途中飯山駅のそばにある水尾醸造元・鞄c中屋酒造店を訪ねることとした。
 上越線越後川口駅に二両編成のディーゼルカーに乗り込んだ。「カランカランカラン」と軽やかなエンジン音を響かせている。キハ110型というJR東日本が開発したディーゼルカーである。信濃川は越後川口でYの字に分岐する。左側に流れるの川は名前を魚野川と改め、名峰・谷川岳に水源があり、右側に流れる川は千曲川と改め長野・善光寺平を経て甲武信ヶ岳に水源がある。千曲川は信濃川と名称を改めるが、新潟市まで全長367qの長い川なのだ。
 飯山線は越後川口から千曲川を縫うように走るローカル線だ。沿線は豪雪地帯として有名で、温泉やスキー場が多い。越後ちりめんが特産の十日町駅、豪雪地帯で有名な津南駅、スキー場と温泉と野沢菜で有名な戸狩野沢温泉駅がある。鮮やかに赤く、黄色く色付いた山々、そして千曲川。車窓を眺めているだけで飽きることはない。車窓は銀幕のどんな映画より実に面白い。越後川口から揺られること2時間。ようやく飯山駅に着いた。

◆奥信濃の城下町・飯山
 過去に書いたかもしれないが、現在の日本において、日本酒や焼酎や泡盛が文化たり得るのは、江戸時代幕藩体制の影響を色濃く残しているためだと思う。江戸時代は徳川家が代々将軍職に就くが、全国300の城下町にはそれぞれの大名が布陣している。大名は幕府の命令で国替えもあるが、江戸時代から明治維新まで約260年間、国替えのない殿様もいれば、飯山のように目まぐるしく殿様の変わる城下町もある。熊本は加藤家と細川家なので少ない方である。飯山は皆川家、堀家、佐久間家、松平家、永井家、青山家、本多家と変わり、明治維新を迎えた。
 水尾醸造元・鞄c中屋酒造店は、明治元年創業。飯山の商店街の一角にあった。前置きが長くなったが、水尾は熊本ではまだまだ無名な銘柄かもしれない。なぜならば、熊本県内に特約店が無かったからだ。今年6月から弊社たわらや酒店が特約店となり、初めて水尾が酒屋に並んだ。水尾は地域密着の地酒でありながら、世界に通じる地酒なのである。これは水尾を醸(かも)す田中家が、代々飯山の中で暮らし続けたことで、グローバルでローカルな“私に言わせれば”「グローカル」精神があればこそ水尾が育まれたように思う。
 次回、平成30年新年号では、水尾の真髄を書いていこうと思う。 〜良い年の瀬を〜

【水尾 特別純米酒】

原料米   長野県木島平村産金紋錦
精米歩合 59%  日本酒度 +1  度  数 15.5%
価  格 1800ml 2750円(税別)
       720ml 1400円(税別)


阿蘇内牧 親睦二日間の旅
新山白鈴クラブ&沖野親愛会

 新山白鈴クラブ(酒井会長)と沖野親愛会(舟津代表)は、10月27日(金)・28日(土)、阿蘇内牧へ親睦旅行に行きました。
 熊本地震で被災してようやく開通した長陽大橋を通り、多くの崖崩れを見て、改めて地震の恐ろしさを感じました。その後、こんこんと湧き出す白川水源と蛇石神社で珍しい白蛇を見学して、宿泊する「金時」で昼食を取りました。
 午後は、旅館前の広場でグラウンドゴルフ(GG)大会を行いました。初めてスティックを握る人もいて、会場は大変なにぎわいでした。その後は、ゆっくりと温泉に漬かり、一日の疲れを取ることができました。
 夜に開かれた懇親会では、最初にGG大会の表彰式を行った後、うたげの始まり。和やかに話も弾み、料理とお酒で腹も満たされたころ、カラオケが始まりました。即興の踊りや仮装して歌う人もいてにぎわいました。
 二日目は、台風22号の影響であいにくの雨となり、見学予定の「はな阿蘇美」と小国の鍋ケ滝の見学は中止して、「小国郷物産館ぴらみっと」で昼食後に国道387号を通り、菊池経由で帰路に着きました。途中、菊池コッコファームで買い物をして、次の再会を誓い合い解散しました。

写真・文提供 新山白鈴クラブ矢津田