ワンネス 878号  2017/11/05発行

心に響くメロディーを披露
菊陽中学校吹奏楽部定期演奏会

 菊陽中学校(豊岡校長)吹奏楽部の第38回定期演奏会が10月15日(日)、菊陽町図書館ホールで行われました。
 演奏会は、クラリネットアンサンブルでオープニング。第1部はオリジナルステージと題し2017年 吹奏楽コンクール自由曲「ゲルダの鏡」などを演奏。第2部ポップスステージは、金管アンサンブルでスタートし、「ホール・ニュー・ワールド」などを演奏。菊陽吹奏楽団との合同ステージもあり、盛り上がりました。第3部はマーチングステージ。テーマは「甲子園 スポーツは青春ダーーッ!」と題し、演奏しながらフォーメーションを変えるステージドリルを披露しました。
 同校1年の透誠くんと睦貴くんは「同級生のお姉さんを一緒に応援に来ました。インパクトがあって楽しかったです」と話してくれました。部長の日南子さんは「いつもたくさんの応援をしてくださっている皆さんへ、私たちの感謝の気持ちと元気が届いたら嬉しいです。これからもどうぞ菊陽中吹奏楽部をよろしくお願いします」と話してくれました。

 

 


まだまだ現役!
(公社)菊陽町シルバー人材センター

 毎年10月の“シルバー人材センター事業普及啓発促進月間”に合わせ、「公益社団法人 菊陽町シルバー人材センター」が10月21日(土)、同町役場、菊陽中学校の周辺の清掃を行いました。
 午前8時、同町シルバー人材センター倉庫前に約100人のメンバーが集合。3班に分かれて道路のゴミ拾い、役場の花壇の除草、樹木の剪定をキビキビとこなし、地域の環境美化に尽力しました。
 河野理事長は「会員の皆さんがこれまで培ってきた能力を生かし、積極的に地域貢献していただいています。皆さん、お元気でビックリです」と話されました。

 

 


「スマイル」いっぱい!
三里木保育園

 三里木保育園(田中園長)の第5回運動会が10月14日(土)、菊陽南小学校体育館で開催されました。
 今年の大会テーマは「スマイル」。田中園長のあいさつの後、「三里木っ子、運動会頑張るぞー!」と112人の園児たちが掛け声を上げ開会し、練習の成果を披露しました。
 お遊戯や、かけっこ、0歳児のハイハイ競争、親子の技巧走など、全25競技が行われ、年長うめぐみの組体操では、カメラを向ける保護者だけでなく、同園職員も目を潤ませて大きな声援と拍手を送りました。
 競技終了後は記念メダルとおみやげがニコニコ笑顔の園児たちに手渡され、「スマイル」いっぱいの運動会を終えました。

 

 


地域でつくるセンター祭
武蔵ヶ丘コミュニティセンター

 菊陽町武蔵ヶ丘コミュニティセンター利用者協議会主催の、第23回武蔵ヶ丘コミュニティセンター祭が10月15日(日)、同センターと武蔵ヶ丘中学校武道場で開催されました。
 午前9時から行われたステージ発表の部では、和太鼓や大正琴の演奏、バトントワリングやダンス、空手・少林寺拳法・太極拳などの演武が披露され、来場者からは盛大な拍手が送られていました。談話室や研修室では書道や生け花、絵手紙などの作品が展示され、訪れた方々の関心を呼んでいました。また、屋外ではリサイクルバザーや作品バザー、食バザーがあり、終始にぎわいを見せていました。
 愉快なダンスを披露した「楽しいホップダンス」の受講生の服部悦子さんは「月2回教室に通っています。この日のためにみんなで3ヵ月間練習を積んできました。来年も元気に発表したいです」と笑顔で話されました。

 

 


  三里木区  たわらや酒店  宇野功一

(134)勤労感謝の日に「戴きます」を考える

◆11月23日は勤労感謝の日
 昭和23年からこの日が勤労感謝の日となったようですが、もともとは「新嘗祭(にいなめさい)」でした。
 日本は瑞穂の国、稲を育てて、お米を主食としてきました。晩秋のこの時期、今年の農事が終わりを迎えます。今年収穫された実りに感謝をします。新嘗とは、今年とれた穀物のことを指すそうです。この日、今年収穫した穀物の恵みに感謝するという行事が新嘗祭でした。

 2017年、今年もいろんな事がありましたね。お米を一つとってもそうです。我々の主食のお米ですが、江戸時代には一人当たりの年間消費量は、150s=2俵半でしたし、昭和20年代には120s=2俵でした。ところが平成元年ごろには一人当たりの年間消費量は70sとなり、現在では恐らく60sを割っているでしょう。
 今や日本人は年間1俵の米しか消費していないということです。米以外の穀物を食べて腹を満たしています。その穀物のほとんどは海外から輸入された穀物です。
 日本で生産されるお米の量もどんどん減少しています。平成10年に日本の米の生産量は1000万トンでした。東日本大震災の影響で、岩手、宮城、福島の穀倉地帯が、津波による塩害で栽培ができないため、815万トンと激減。その後も国内の米の生産量減少は続き、今年はおよそ800万トン程度となる予定です。
 今、農業に携わる方の平均年齢は65歳を超えていると思います。あと10年、いや5年後には、今までのように瑞穂の国を耕す人がいなくなります。震災による穀倉地の収量が減るのを見越して、熊本でも米の価格が約1割〜2割上昇し始めました。産地や農法で価格がさまざまでしょうが、だいたい熊本産・ヒノヒカリで10sの価格は4000円程度です。60s・1俵だと24,000円です。私も酒米の栽培や、鹿児島の妻の実家の栽培に携わる身として、あれだけの作業を施して栽培する米。そう考えるとかなり安いのではないかと思います。
 世の中は分業が進み、さまざまな業種がさまざまな業者によって、豊かな社会を作り上げています。人はみな食べ物を食べなければ、何もできません。財に物を言わせて、安価な輸入穀物を食べていくことが本当にいいことなのか? 疑問です。一度、人間が手を入れた農地は、人が手を入れて環境を保全しなければなりません。経済の論理だけは解決できないのが農業なのでしょう。
 今年の新米を食しました。銀色に輝く新米はそれだけで旨い。価格では表現できないものがあると感じました。
 感謝を込めて『戴きます』

【開運 純米ひやおろし】

原料米 兵庫産特A山田錦
精米歩合 55%    日本酒度 +6.0    酸度 1.5ml
アミノ酸度 0.99   度数   16.5%   酵母 静岡酵母New5
価  格 1800ml  2835円(税込) 


強風のなか
自分の力を出し切る

くまもと車いすふれあいジョギング大会

 「第33回くまもと車いすふれあいジョギング大会」が10月21日(土)、開会式と交流会・コンサートを菊陽町総合交流ターミナルさんふれあで、また、ジョギング大会を競技コースで行いました。
 開会式では、吉永選手、木佐選手、神鷹選手の3人が選手宣誓の後、競技コースへ移動。3q、1qの生活用車いすの部がスタートの後、5q競技用車いすの部がスタートすると、沿道からは「がんばれ〜!」と応援の声が聞こえていました。
 初参加の福田さんは「少し寒かったけど頑張りました」と笑顔。原田さんは「自分の力は出し切ってジョギングしました。風が強かったのでくたびれました」と話しました。
 大会終了後は「防災ボランティアすぎなみ」の皆さんが作っただご汁で昼食交流。熊本を中心に活動するシンガーソングライターのKenshiroさんのコンサートや、抽選会もあり、楽しいひと時となりました。

 

 

 


大人も子どもも楽しみました
下原区スポーツフェスタ

 下原区(亀井区長)のスポーツフェスタが10月15日(日)、同区公民館で開催されました。
 この日は雨天のためグランドゴルフは出来ませんでしたが、公民館で「勘缶・フィッシィング」「お手玉・ショット」「ロープ・輪投げ」「ゆらゆら・ダーツ」の4種目で大人も子どもも楽しみました。この4種目は亀井区長の発案で、輪投をロープにしたり、足元が安定しないゴムボートに乗ってのダーツなどいつものゲームを少しアレンジ。亀井区長は「室内でできる競技は限られています。コンパクトにまとめて皆が楽しめるようにしました」と話されました。子どもたちは「いろんな遊びがあって楽しかった」と笑顔でした。
 藤森さんは「久しぶりに子どもにかえり楽しみました」と話され、住本さんは「ダーツが難しくて、残念ながら0点。輪投げは思った以上に入って嬉しかったです」と話しました。

 

 


セロシア ヒユ科

 ケイトウ属の総称で様々な色・形の園芸種がある。11月11・27日の誕生花。花言葉は「おしゃれ」「情愛」。


編集後記

 日中はすごしやすいですが、朝晩に冷え込みを感じるようになりました。気象庁の3ヵ月予報では、気温・降水量ともに、ほぼ平年並みとのこと。ただ最近はこの「平年」の基準が良く分からなくなってるような気がします。(T.U)