ワンネス 861号 2017/07/02発行

地域でいきいき健康づくり
三里木区楽友会

 三里木区(藤田区長)で、自分の健康は自分で守ろうと6月6日(火)、「いきいき健康づくり 楽友会(らくゆうかい)」(岸田年弘世話人)が発足しました。
 4月から第1・3・4火曜日に、体操(運動)を主に、歌やゲームで楽しく過ごそうと集まりを計画し、メンバーを募ってきました。6日には三里木公民館で21人が参加し、正式に会が発足しました。
 同会では「さんさん介護予防パートナー」の岸田さん、井上さん、大倉さんがリーダーとなり、椅子に座ったままできるストレッチ体操から開始。体中をほぐした後、婦人会の布田さんが伴奏し、冨永さんがリードしながら「夏は来ぬ」などを大きな声で歌いました。お口の体操や熊本弁のラジオ体操もあり、参加者は無理せず和気あいあいと2時間を過ごしました。
 参加した木永澤子さんは「毎日なるべく歩くようにしていますが、みんなに会えるのが楽しみ。元気のある限り参加したいです」と笑顔で話してくれました。

 

 


県大会に向けて
菊池郡市民体育祭

 第68回菊池郡市民体育祭が5月13日(土)、14日(日)、28日(日)、6月11日(日)、18日(日)、菊池郡市内の各会場で行われました。
 グラウンドゴルフ男子・女子は5月14日(日)、菊陽町杉並木公園で行われ、大津町の田中さんと菊池市の江崎さんが力強く選手宣誓のあと試合開始。8ホールを2回まわるコースで競技が行われました。出場した菊陽町チームの山口さんは「チーム前日の練習はとても良かったので頑張ります」と話されました。
 菊陽町チームは、グラウンドゴルフ女子、軟式野球、ゲートボール男子の部で優勝。9月16日(土)、17日(日)に行われる第72回熊本県民体育祭人吉球磨大会に出場します。

 

 


区民の絆深まるGG大会
あさひヶ丘区

 あさひヶ丘区(渡邊区長)のグラウンドゴルフ大会が6月18日(日)、菊陽杉並木公園スポーツ広場で開催されました。
 上木崎体育部長のあいさつのあとA・Bコートの各8ホールをまわる計16ホールで競技開始。子ども16人を含む68人の区民が、15チームに分かれて和気あいあいと楽しくプレーしました。競技後は渡邊区長が講師となり自主防災講座が行われ、緊急時の止血法や、衣類・毛布を使った簡易担架の作り方を紹介し、区民の防災意識を高めました。
 馬場さんは優花ちゃん(小5)・翔汰くん(小4)・彰弘くん(小2)の4人で参加。「暑かったけど、楽しかったです。次男が今日のグラウンドゴルフをとても楽しみにしていて『クラブを買って』とせがまれました」と笑顔で話されました。

 

 


ストライクにハイタッチ
北新山区

 北新山区(廣瀬区長)のボウリング大会が6月18日(日)、菊陽ボウルで行われ、区民52人が参加しました。
 大塚龍一体育部長のルール説明のあと、廣瀬区長、若なろ会濱田会長、子ども会陽樹くん(小5)の始球式でゲーム開始。会場では「なかなか思うごついかんね」や「やった、ストライク!」など楽しい声が聞こえていました。
 拓海くん(小1)は「初めてボウリングをしました。ストライクは出なかったけどスペアは取れました。楽しかったです」と話してくれ、グループ優勝の松田さんは「ターキーを出して優勝に貢献しました。チームも良い感じでまとまっていたので優勝できたと思います。嬉しいです」と話されました。

 

 


  三里木区 たわらや酒店 宇野功一

(130)B級グルメと地酒B 大正時代編

◆大正時代のB級グルメ
 今日は答えからズバリ発表します。大正時代、日本の庶民の食卓に普及したB級グルメランキング第1位は『カレーライス』です。
 カレーという食べ物は、インドやインドネシアなど、東南アジアに一般的にあった料理です。英国ではインドを植民地とした時代にカレーが持ち込まれ、欧風に改良されました。そして、19世紀には、英国においてカレーパウダーが製品化されて世界各地へ広がったようです。
 一方、日本において、カレーが文献に登場してくる最も古い資料は、江戸時代末期1863(文久3)年、幕府高官・三宅 秀が遣欧使節として派遣されます。彼が乗った船の中で、カレーを食するインド人の様子が彼の日記に残っています。
「飯の上へ唐辛子細味に致し、芋のドロドロのような物をかけ、これを手にて掻き回して手づかみで食す。至って汚き人物の物なり」
 カレーを食べたかどうかは分かりません。きっと食べてはいないかもしれませんが、カレーというものがどうであれ、彼は、手づかみで食する風習に驚きを覚えた様子が分かります。
 時代は変わり、明治維新に。横浜や神戸には欧米の商館などが立ち並ぶようになります。洋食屋でカレーが登場する時代を迎えます。東京・洋食食堂 風月堂でカレーがメニューに登場したのが最初と言われています。西南の役が勃発した明治10年のことです。庶民がカレーを楽しめるようになるのは、日本版カレーパウダーを開発した大阪の今村弥(現在のハチ食品)の登場後でしょう。これは明治の後半のことです。
 カレーと言えば、現在、海上自衛隊の「金曜カレー」が有名ですが、旧日本海軍の艦内メニューにカレーが登場してくるのは、明治41年に出された海軍割烹術参考書からです。
 欧風のカレーが、日本版カレーパウダーの発売、海軍割烹術参考書の登場により、日本流にアレンジが進み、大正時代に全国の庶民の食卓に浸透したのがカレーライスです。
 野菜の三種の神器、じゃが芋、人参、玉ねぎ、それに豚肉や牛肉や鶏肉を入れて煮込み、カレーパウダー入れると出来上がり。簡単で、美味しいカレーは瞬く間に日本の食卓に浸透したようです。
 野菜の三種の神器を煮込み、シチューパウダーを入れるシチューも大正から昭和にかけて普及しています。パウダーを味噌に換えれば、単なる豚汁(牛汁、鶏汁)なのです。洋風調味料の登場で庶民の食卓にもバリエーションが増えた時代が大正時代でした。この時代らしく、ちゃぶ台の上のデモクラシーを感じます。



知って欲しい
性的少数者のこと

 性的少数者であるLGBTのことを知ってもらいたいと、当事者のカラーセラピスト島谷さん(熊本市)が6月18日(日)、あさひヶ丘区のギャラリー「クロストークL&E」で講演しました。
 島谷さんによると、L(レズビアン)G(ゲイ)B(バイセクシュアル)T(トランスジェンダー)などの性的少数者は、左利きやAB型の血液型の人と同じくらいの割合で存在し、本来の自分を表に出せない人が多く、苦しんでいることや、理解がないためイジメの対象になり、つらい生活を送っていることなどを自らの体験を交えながら話しました。「未来を生きる子どもたちが当事者だと分かったとき、受け入れられるよう知識を持ち、広めてほしい」と訴える島谷さんに、賛同の拍手が送られました。
 最後に、大津町在住のギタリスト小西さんの伴奏で島谷さんが歌を披露し、あたたかい雰囲気の中、講演会が終了しました。
 熊本市から来場した久保田さんは「LGBTのことを何も知らずに生活していました。今日の話は友達に話し、広めたいと思います」と話しました。

 

 

 

 


笹飾りができました

 優貴保育園(冨永園長)のすみれぐみ(5歳)と、ももぐみ(4歳)の園児が折り紙などできれいに飾り付けた七夕の笹を6月23日(金)、菊陽町図書館にプレゼントしました。
 園児は「おおきなささかざりができました。かざってください」と元気にあいさつし、早速図書館の玄関に飾られました。園児たちが作った輪つなぎやちょうちん、織姫・彦星の絵、願い事の書かれた短冊などが揺れながら出迎えると、訪れた来館者は笑顔になっていました。

 

 



半夏生 ハンゲショウ

 ドクダミ科の多年草で7月1日の誕生花。7月初旬頃から花を咲かせ葉の数枚の一部、しかも表側だけが白くなります。それが半分化粧をしているように見えることから付いた名が「半化粧」。その後、転じて「半夏生」となったと言われています。

 


編集後記

 毎年この時期湯の児温泉に行ってますが、雨、雨、雨でした。が、今年は最高の「夕日」を見ることができました。水平線に落ちていく「夕日」は最高にきれいで感動しました。(N.T)