ワンネス 854号  2017/05/14発行

触れる、奏でる、踊る
アンデス音楽ワークショップ

 河野さんが、「南米アンデス音楽の魅力を多くの人に伝えたい」との思いから4月22日(土)、菊陽町働く婦人の家で、初めてのワークショップ(体験講座)を開催しました。
 今回のワークショップには、菊陽町内外から老若男女13人が参加。第1部は河野さんの解説を交えて、名曲「コンドルは飛んで行く」のさまざまなアレンジ曲の聴き比べが行われました。第2部では、河野さん持参の民族衣装のポンチョを身に着けて記念写真を撮ったり、ケーナ(縦笛)やチャランゴ(南米ウクレレ)、ボンボ(太鼓)、チャフチャス(羊の爪で作られたリズム楽器)などの珍しい楽器と触れ合いました。また、同町内外で演奏活動を行っているケーナグループ「ケナ クンパ」のメンバー5人が参加していたこともあり、急きょ行われたアンデス民謡「花祭り」のセッション(演奏)は、初対面同士とは思えないほど盛り上がりました。
 家族4人で参加した直井さんは「アンデス音楽は、なじみがなかったのですが、楽しいです」と笑顔でした。

 

 


いろんなおはなしを楽しもう
いつでもおはなし会

 菊陽町図書館(川端館長)が企画した「きくよう・来・ぶらり」のひとつ「いつでもおはなし会」が4月23日(日)、同館おはなしのへやで行われ、親子連れがたくさんのおはなしを楽しみました。
 このおはなし会は午前11時から午後3時まで、毎時ちょうどに始まり、絵本や紙芝居、手遊びやパネルシアターなど、さまざまな形で楽しいお話を、同図書館ボランティア「おはなしの森さんさん」と司書が提供。訪れた子どもたちは、目をキラキラさせながらお話に夢中になっていました。手作りのかぶとと風車のおみやげもあり、笑顔が広がりました。
 諒太くん(小2)まりなさん(年長)将吾くん(年少)は「おはなしは、全部おもしろくて、楽しかったです」と話してくれました。

 

 


舞踊を通じてつなぐ絆   さん陽舞の会舞踊祭

 さん陽舞の会(瀬戸山代表)主催の「第15回チャリティーさん陽舞の会舞踊祭」が4月22日(土)、菊陽町図書館ホールで開かれました。
 この会は、日舞、民踊、民舞、ダンスと種目や流派、社中は異なっても舞踊を通じて絆を深めようと、毎年開催。今年は福岡さんのご主人が、この日に満開となるよう丹精して育てたシャクナゲの大鉢がステージを彩りました。あでやかな着物姿や花の首飾りを着けたドレス、扇を持って舞う花架拳などさまざまなグループや個人、大人や子どもが次々と踊りを披露し、会場からは歓声や拍手が送られました。また、会場で集まった募金は菊陽町社会福祉協議会へ寄付されました。
 三里木町民センターでフラダンスを学ぶグループで「ナ・プア・モーハラ(花は咲く)」を踊った舟津さんは「この日のために踊り込んできました。みんな本番に強いのか、上手に踊れました」と笑顔でした。


  矢原正治

 
(122)ゲッケイジュ クスノキ科

 連休はいかがでしたか? ひばりヶ丘公園の北西の入り口(散髪屋さんの横)で、ゲッケイジュ(月桂樹)の雌木を見つけ、四月下旬に花を撮影しました。
 ゲッケイジュの枝葉は、マラソンなどの優勝者に冠で与えるので有名です。ローリエ(フランス語)、ローレル(英語)、月桂樹(日本語)と各国で呼び方は違いますが、地中海原産の常緑樹で、語源はラテン語のLadis(誉めたたえる)からきたと言われています。
 ローリエの葉には甘い香りと苦みがあり、肉や魚の臭い消しや料理の香り付けに、カレー、シチューなどに用いられます。生葉はスッキリした香りと少しの苦みが、乾燥葉は甘い香りが強いのが特徴で、うまく使い分けて料理に用いてください。香りの成分は、シネオール、オイゲノール等で、精油成分から月桂油が得られます。
 薬用では、乾燥葉を煎じて、リウマチ、神経痛に用います。また芳香性苦味薬として葉の粉末を1回1g、1日3回服用します。秋には黒い実ができますが、熟した果実を乾燥したものも苦味健胃薬として用います。
 ギリシャ時代からゲッケイジュは薬用として用いられ、ギリシャ時代のディオスコリデスが書いた薬物誌「マテリア・メディカ」に、葉の煎じ液で坐浴(ざよく)をすると、子宮や膀胱の痛みに効果があると記されています。また、ゲッケイジュの根皮2gくらいを芳香のあるブドウ酒と共に服用すると、胆石を溶かして肝臓病に効き目があると記されています。 
 聖書にはいろんな薬用植物が記されています。最も多く出てくるのが「ブドウ」で、ブドウ酒になりますね。ゲッケイジュ、オリーブ、アンズなども出てきます。日本では、これからウメ、アンズの実が熟れます。うまく利用して下さい。
 家の庭のサクランボの実は熟れる前にヒヨドリに食べられてしまいました。ウメ、ビワが5月末には収穫時期かなと思っています。トキワマンサク、フジは花が終わり、甘茶、テッセンの蕾がだいぶ大きくなっています。ユウスゲの葉も伸びました。ハナシノブの花が咲きだしました。ハナシノブ地上部をお茶にして飲むと脂肪の吸収を抑えてくれることが分かっています。栽培も多くなりました。これを利用してお茶を作って飲んでみませんか?お試しください。
 八十八夜も過ぎ、新茶の美味しい季節です。最近では、カフェインが悪者にされていますが、お茶は身体に良いので、飲む、食べるなど、うまく利用して健康を保って下さい。


はじめまして よろしくお願いします

この春赴任された菊陽町内の小学校の校長先生をご紹介します。
お聞きしたのは@前任校A趣味B地域の皆様に一言の順です。


菊陽北小学校

@武蔵ヶ丘小学校

A温泉めぐり、スポーツ観戦(サッカー、野球、バドミントンなど)

B「子どものために」を考え、仕事を続けて来ました。「子どもを中心に据え」子どもの思いを受け止め、子どもの可能性を信じ、子どもに主体性を持たせ、支援していきたいものだと思います。また、大切にしている言葉は「笑顔で始め、感謝で終わる」です。目標を設定し、取り組みのゴールを子どもの姿でイメージし、具体的なビジョンを持ち、笑顔でスタートし、感謝で終わるまで、子どもの成長を、認め、ほめ、励まし、子どもと共に進んでいく姿勢を持ちたいと思っています。地域の皆さま、どうぞよろしくお願いします。

  

奥村健博校長

菊陽西小学校

@菊池市教育委員会

A温泉、通信教育

Bはじめまして。菊陽西小学校は、本年度、916人の児童と72人の職員でスタートしました。
 今年は「Build Back Better〜創造的復興」を目指す元年になります。本校も、児童の心のケアには継続的な支援をしつつ、菊陽町や熊本県の将来を担う大切な子どもたちのために、「ふるさとに誇りを持ち、やさしく、かしこく、たくましく生きる子ども」の育成を目指しています。地域や保護者の皆さまのご理解、ご協力のもと、児童、職員と力を合わせて、頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします。

 

秋吉美津子校長



香雲堂吟詠会原水支部

 山内本店味噌醤油資料館2階で、皆さんの都合に合わせて不定期ですが毎月2回、今村帥山先生の指導で練習しています。
 詠う前には、横隔膜呼吸法や腹式呼吸法を行い、声ならしで練習の最初は「吟道」を詠います。
 メンバーのうち2人が、7月に行われる称号以上の昇格審査会に向けて練習を頑張っています。
 おなかから声を出すと気持ちが良いです。初心者の方でも大歓迎。一度体験に来られませんか。お待ちしています。

 

 



国体目指して一矢集中

 熊本県アーチェリー協会主催の熊本県選手権兼国体予選大会が4月23日(日)、菊陽町杉並木公園スポーツ広場で行われました。
 菊陽町の菊陽クラブからは、少年の部に1人、成人の部に4人が出場。屋外での大会シーズンとなり、広々とした会場では的を狙って次々と矢を射る音が響きました。
 参加した本田さんは「1年くらい前から始めました。精神修養となり、集中力が高まるのがいいところだと思います」と話されました。

 

 


編集後記

 連休に神戸の夫の実家へ帰省して来ました。神戸は、22年前に阪神淡路大震災で大きな被害があった町ですが、中心部の三宮などはどこにも地震の影は見えず、大変賑わっていて神戸の元気をもらって帰ってきました。滞在中の4日には、熊本で震度4の地震があり心配しましたが、熊本もきっと神戸のように復興できると信じています。一歩一歩、ですね。(T.I)