ワンネス 849号  2017/04/02発行

届けよう歌声の輪
菊陽中部小学校合唱部

 菊陽中部小学校(中林校長)合唱部の平成28年度活動報告会「ワ・輪・和♪コンサート17」が3月12日(日)、菊陽町図書館ホールで開かれました。
 今年度の合唱部スローガンは「明るく 楽しく けじめをつけて 仲間と助け合おう Let's send singing circle 〜届けよう歌声の輪〜」。このスローガンどおりに合唱部員は、今年度コンクールなどで歌った曲を丁寧に歌い、会場を魅了しました。第2部では合唱部OBの中学生が登場して成長した歌声を聞かせ、指導の先生方の演奏などがあり、和やかに会は進みました。第3部では、6年生が歌の世界を劇で表現し、それぞれの感謝の気持ちを歌で届けました。
 演奏に聞き入っていた高倉さんは「ハーモニーがステキですね」と感動し、母の山内さんは「子どもたちの歌う姿がかわいかったです」と楽しまれていました。

 

 

 


一風変わった
   おはなし会

ギャラリー「クロストークL&E」

 あさひヶ丘区にあるギャラリー「クロストークL&E」では5の日のティータイムを、毎月5日・15日・25日に開催しています。
 3月15日(水)は、熊本で活動する演劇女優 木内(きない)さんによる「朗読を演劇チックに」が行われ、「あなたをずっとあいしている」と「どんぐり山のやまんばあさん」の2冊を朗読。来場した方たちは「目をつぶって聞いていると頭の中にその風景が見えてきました。素晴らしいです」と話されました。

 

  


子ども会駅伝

 第40回菊陽町子ども会駅伝大会が3月12日(日)、菊陽杉並木公園ふれあい広場で行われ、規定の部・オープン参加に11チームが参加しました。
 開会式では、布田会長のあいさつのあと、南方ジュニアーズの丈司くん(6年)が「各チームとの交流を深めつつ、正々堂々と戦うことを誓います」と選手宣誓。各学年男女1名ずつが走る規定の部からスタートし、公園内の12区間を保護者や友だちの大きな声援を受け、力いっぱい走り抜けました。
 規定の部で優勝した緑陽台Aチームの克哉くん(6年)は「ゴールテープを切って気持ち良かったです。優勝でき、嬉しいです」と話してくれました。

規定の部優勝 緑陽台Aチーム

オープン参加優勝 緑ヶ丘Bチーム

ふれあい駅伝

 菊陽町体育協会(豊住会長)主催の「第29回菊陽町ふれあい駅伝大会」が3月12日(日)、菊陽杉並木公園スポーツ広場とその周辺で開催されました。
 今回は一般の部22チーム、中学生の部14チームの計36チーム・216人が参加。武蔵ヶ丘中学校の一磨くんが選手宣誓を行い、午前10時半、6区・11qのレースがスタートしました。
 最年少ランナーの拓実くん(7歳・BELIEVE C)は父母・兄の4人で参加。「パパに誘われて参加しました。来年も出ると思います」と笑顔。また、最年長ランナーの厚さん(79歳・菊陽町走ろう会)は「無理せず自分のペースで楽しんで走りました。来年は、今年よりタイムを落とさないようにするのが目標です」とお元気に話されました。

<結果>
●一般の部
  優勝 菊池郡選抜
  2位 大津ランナーの会
  3位 BELIEVE A

●中学生の部
  優勝 大津北中学校 B
  2位 武蔵ヶ丘中学校 B

 


  三里木区  たわらや酒店  宇野功一

(128)B級グルメと地酒@ 江戸時代編

 今年はなかなか桜が咲きませんね。3月21日に東京がいち早く開花宣言をしましたが、熊本はまだ開花宣言がありません(3月29日現在)。桜の花が咲くのが待ち遠しい今日この頃です。

◆B級グルメについて
 最近よく話題となっている言葉に『B級グルメ』があります。B級グルメを辞書で引いても出てきません。今後発行される辞書には掲載されるかもしれませんね。意味としては、安価で、普段(普通)の日常生活の中で食される庶民の飲食物で、しかも局地的な地方性を有するもの、とでも仮定できると思います。
 では、いつ頃からB級グルメの言葉が生まれたのかは分かりませんが、2006年に青森県八戸市で「第1回全国B級グルメのイベントB−1グランプリ」が開催されてから、B級グルメの露出度が以前よりも高くなったように思います。時代でしょうか。1980年代後半から1990年代前半にかけての日本は、バブル経済の時期、一種狂ったような経済活動が繰り広げられました。その後の反動で、ここ25年、低成長の時代に入ってしまいました。こんな時代背景が、日本中にB級グルメのブームを喚起したのかもしれません。
 B級グルメの全国大会・B−1グランプリにおいて、過去のグランプリに輝いた食べ物で多いものは、「焼きそば」「うどん」「ギョーザ」「カレー」「丼もの」が目立ちます。安価で、普段の日常生活の中で食され、「旨い」もの=ちょっとしたファーストフードという関係があるように思います。

◆江戸時代のB級グルメ
 「ハレ(晴れ)の日」「ケ(褻)の日」という言葉があります。ハレの日の食べ物がグルメであるとすれば、普段の生活=ケの日の食の延長線上にB級グルメがあるように思います。江戸時代、もしB級グルメがあったとしたら、どんなものが考えられるでしょうか。
 グランプリ上位に入るのは何と言っても『そば』ではないかと思います。落語でも、江戸っ子がそばを食べるシーンが数多く出て来ます。お手頃で旨い。しかも、現在のB級グルメよりもヘルシーなイメージがあります。
 その他に挙げるとすれば、讃岐のうどん、豊川のいなりずし、柳川のセイロ蒸し、深川のどじょう鍋など、地方性に富んだものがあります。うなぎ、豆腐を使った料理は、味付けの方法や調味料の違いはあるにせよ、全国各地の城下で楽しんでいたB級グルメの食材だったように思います。
 豆腐は、醤油をかけて食べる『やっこ』なんか、最も簡単で、最も長い間、日本人に親しまれてきたB級グルメの元祖のような存在かもしれませんね。
 日本各地のB級グルメとその地方の地酒。食文化の根底に潜む下地が江戸時代にはありました。それぞれの地域の地酒と食文化を紡いでいくのも実に楽しいものであると思います。(続)


ふれあいサロンはにぎやかに
上津久礼区

 上津久礼区のふれあいサロンが3月10日(金)、同区公民館で行われました。
 午前10時、参加者は血圧測定などの健康チェックのあとビンゴゲームで楽しみました。午後からは、南白水会のメンバーが訪れ、日舞やトランペット演奏、やっとん節などを披露。サロン参加者はひょっとこ踊りなどに大笑いしていました。
 二反田さんは「ひょっとこ踊りもトランペット演奏も初めてでした。楽しみました」と話されました。

 

 


多彩なプログラムで楽しむ
菊陽町文化協会 地域交流祭

 菊陽町文化協会(板垣会長)主催の第5回地域交流祭が3月11日(土)、菊陽町総合交流ターミナルさんふれあ ふれあ館で行われました。
 展示の部では、書、肥後手まり、さげもん、編み物などが飾られていました。ステージの部では、菊陽町文化協会会員をはじめ、熊本市、合志市、大津町、阿蘇市からも出演。歌や踊り、居合い技演武などが披露されました。
 「街の灯」を歌った今村さんは「青春時代の懐かしい曲を歌いました。歌うことで若返り、脳の活性化にもなります」と話され、デュエットした豊住さんと内田さんは「カラオケ教室の仲間と一緒に歌いました。楽しみました」と話されました。
 また、会場内でチャリティー募金も行われ、菊陽町社会福祉協議会へ寄付されました。


編集後記

お花見の季節になりました。皆さんはどこでお花見をされますか?私は今年もふれあいの森公園に出かけようと思います。
(N.T)