ワンネス 832号  2016/11/27発行

快晴!快走!
にんじんの里マラソン大会

 菊陽町体育協会(豊住会長)主催の「第30回にんじんの里マラソン大会」が11月6日(日)、菊陽杉並木公園とその周辺道路で開催され、町内外から約600人のランナーが参加しました。
 当日は早朝の冷え込みはあったものの、快晴、最高気温は23℃と絶好のマラソン日和。天青くん(中2)の選手宣誓のあと、2q・5q・10qの部門ごとに杉並木公園をスタートし、ニンジン畑や稲刈りの終わった田が広がる周回路で、心地よい汗を流しました。

 ゴール後は各賞の授賞式。醤油やスポーツドリンクが当たる抽選会も行われ、参加者をねぎらいました。
 5qの部に参加した知衣さん(中1)は「まだ陸上を始めたばかりで、順位は26位でした。来年はもうちょっと上位にいけるように頑張ります」と話してくれました。

 

 


ナイスプレーに拍手
中部小校区グラウンドゴルフ大会

 菊陽町中部小校区区長会(竹中会長)主催のJA菊陽町支店協賛による統一第2回親睦グラウンドゴルフ大会が11月5日(土)、菊陽町中央運動公園で行われ、中部小校区15区の約150人が参加しました。
 参加者は同じ地区の人同士にならないように班分けされ、8ホールを2回プレーました。参加者からは「やるばなしはってた〜」や「出ました、ホールインワン」の声も聞かれ、グラウンドゴルフを楽しみました。
 参加した松崎さんは「グラウンドゴルフは初めてです。楽しかったです」と話されました。

 

 


地域住民の力作を多数展示

菊陽杉並台

 菊陽杉並台センター祭が、10月22日(土)〜23日(日)に杉並台コミュニティセンターで開かれました。
 22日は作品展示と同センターで開かれているフラダンスや、3B体操、健康体操などが発表され、来場者も一緒に体験して楽しみました。23日は、写真や油絵、手芸作品、ふれあいサロンの作品などが展示され、区内のパン屋「ぱんぶう」のパンが特別価格で販売されたり、婦人部手作りの炊き込みご飯とみそ汁の振る舞いや、お茶席もあり、たくさんの来場者でにぎわっていました。
 来場者は「すばらしか。震災があったけれど、こんなにたくさんの作品が作られ、展示されていてよかったです」と笑顔で話されました。

 

 

合志杉並台

 合志杉並台の文化祭が11月6日(日)、同コミュニティセンターで開かれました。
 会場には、油絵、版画、ちぎり絵、水墨画、絵手紙などの絵画作品や、刺しゅう、編み物、パッチワーク、布ぞうりなどの手芸品、盆栽や木工作品などが飾られ、来場者は「どれもすごいね〜、天才やね」と感嘆の声を上げていました。廊下や2階には小学生の読書感想画や習字なども展示され、屋外には、豚汁やお汁粉などの食バザーもあり、舌鼓を打つ人でにぎわいました。
 地元合志産の野菜をバザー販売した黒崎さんは「文化祭に初出店しました。葉物を安く仕入れたので喜んでもらえ、早々に売り切れました」と笑顔でした。

 

 

 


  弁護士  衛藤二男

(32)自然災害による被災者の
債務整理に関するガイドラインB

 最終回は、まとめとして、この債務整理の申し出から終了までの手続きの概要をお話します。

◆1 債権者への手続き着手の申し込みと同意
@まず、熊本地震による被災者(債務者)は、住宅ローンを組んだ金融機関(債務の元本総額が最大の債権者で、主たる債権者といいます)に対して、本ガイドラインに基づく債務整理手続きに着手する旨を書面で申し出ます。
Aこの債務者からの申し出に対し、主たる金融機関は申し出を受けてから10営業日以内に、その申し出に同意するかどうかを書面で回答します。

◆2 登録支援専門家の選任依頼とその委嘱
@次に、メインの金融機関から債務整理の申し出について同意を得た債務者は、関係機関(弁護士会、公認会計士会、税理士会、不動産鑑定士協会等)を通じて、全国銀行協会(全銀協)に対し、関係機関に登録された登録支援専門家を委嘱することを依頼します。
A全銀協から推薦依頼を受けた関係機関は、登録支援専門家を全銀協へ推薦し、その推薦に基づいて全銀協は登録支援専門家の委嘱をします。ほとんどの場合、初めに弁護士が登録支援専門家として委嘱され、必要に応じて不動産鑑定士等が委嘱されているようです。

◆3 債権者への債務整理の申し出
@登録支援専門家が決まると、債務者は登録支援専門家の援助を受けながら、メインの債権者(金融機関)のみならず、原則として全ての債権者に対して、書面により債務整理の申し出をします。
Aその申し出の際には、財産目録、債権者一覧表、陳述書(事情説明書)その他必要書類を揃えて、これを債権者へ提出します。
B注意しなければならないのは、この債務整理の申し出があった時点から債務整理の終了するまでの期間(これを一時停止期間といいます)は、債務者は一定の場合を除いて資産の処分等や新たな借入ができなくなるし、債権者も弁済を受けたりすることができなくなります。これに違反すると、本ガイドラインに基づく債務整理手続きの利用を拒否されます。

◆4 調停条項案の作成・提出と債権者の同意
@債務整理の申し出の後、一定期間内に、債権者に対して、債務の弁済に関する調停条項案を作成して提出しなければなりません。
Aこの調停条項案には、いくつかの要件がありますので、登録支援専門家の助言等を受けながら作成します。
B調停条項案の作成に際して、債権者との事前の協議をすることもあります。
C調停条項案について、全ての債権者の同意が得られたら次の段階へと進みますが、その同意が得られないかまたは得られる見込みがないときは、債務整理手続きは不成立となって終了します。

◆5 特定調停の申し立てへ
@調停条項案について債権者の同意を得た場合(同意の見込みを得た場合も含む)、債務者は、簡易裁判所へ特定調停の申し立てをします。
A特定調停手続きにおいて調停条項案が調停調書へ記載されて同手続きは終了し、これと同時に、本ガイドラインに基づく債務整理手続も終了します。
Bその後は、債務者は、調停条項に従って返済していくことになります。

衛藤二男法律事務所
TEL 282−8251 FAX 282−8261
受付時間 午前9時半〜午後5時半(月〜金)


あでやかに舞う
秋の踊り

 SAN企画(坂本代表)主催の「秋の踊り」が11月6日(日)、菊陽町図書館ホールで開かれ、艶やかに44組の踊りが披露されました。
 同企画は例年「春の踊り」と「夏の踊り」を企画していますが、今年は地震や台風の影響で中止となり、今回は出演者、観客共に待ち望んだ会となりました。出演者は、豪華な舞台装置や照明をバックに、日頃の研さんの成果を存分に発揮していました。
 



ニンジンをもっと楽しもう!
すぎなみフェスタ

 熊本地震からの復旧・復興を目指し、「すぎなみフェスタ2016」が11月12日(土)、菊陽町杉並木公園スポーツ広場で開かれました。
 タレントの幸栄さんと菊陽町出身のMEGさんが、元気な司会をして、菊陽武蔵剣豪太鼓の勇壮な太鼓演奏で開会。菊陽町特産のニンジンをもっと知ってもらおうと、人参釣り大会やサンキャロット(人参入り野菜ジュース)積みゲーム、人参畑での収穫体験などニンジン尽くしのプログラムが続きました。
 多くの人が詰め掛けた広場には、社会福祉や農業、環境、健康づくりのコーナーなどのほか、姉妹都市屋久島町の特産品販売や唐揚げやラーメン、ポップコーンなどの飲食コーナーもあり、来場者はフェスタを満喫していました。

 

 

 


 

 今年68年ぶりに現れた「ウルトラスーパームーン」。残念ながら満月の14日(月)は悪天候で撮影できませんでした。
 左の写真は翌15日に撮影したものです。(編集室N・T)