ワンネス 830号  2016/11/13発行

雲仙親睦二日間の旅
新山白鈴老人クラブ&沖野親愛会

 新山白鈴老人会(酒井会長)と沖野親愛会(舟津代表)は10月23日(日)、24日(月)の1泊2日で、長崎県雲仙へ親睦旅行に行きました。
 熊本港からフェリーで出発し、宿泊する「いわき旅館」で昼食をとりました。午後は自由時間となり、宿周辺の源泉を見学する人もいましたが、強風で肌寒く早々に引き上げ、温泉にゆっくりとつかることができました。懇親会は和やかに話も弾み、料理とお酒で腹も満たされたころ、カラオケが始まりました。即興フラダンスや仮装して歌う人もいてにぎわいました。
 2日目は雲一つない快晴となり、宿を出発して仁田峠へ。素晴らしい風景に皆感嘆の声を上げました。次に平成3年9月、大規模な火砕流が発生した普賢岳の麓へ。大野木場砂防未来館から火砕流に埋まった屋敷などを見学し、熊本地震と同じ自然の力のすごさと怖さを実感しました。昼食後にフェリーで熊本港へ。楽しい旅の2日間でした。

写真・文提供 矢津田さん

 

 


歩こう会 再開!
菊陽町歩こう会

 菊陽町歩こう会(久保田会長)は10月26日(水)、佐賀県立宇宙科学館見学とフルーツ狩りの旅に出かけました。
 「一日も早く活動してください」との要望を受け、震災後5ヵ月が過ぎようやく会を再開することができました。あいにくの雨で田主丸町での太秋柿狩りは柿畑を見ながらのショッピングになりましたが、甘く柔らかい太秋柿は素晴らしかったです。宇宙科学館では、プラネタリウムで満天の星空に包まれる極上の空間を体験。カシオペア座や金星、土星、そしてオーロラの発生理由などの説明に感嘆。また、佐賀県武雄市の夜空が映し出されて丁寧に説明があり、初めてのプラネタリウムに感動された参加者も多くいました。
 会員の中にも、今年の熊本地震で被災された方がいましたが、元気に再会された喜びの笑顔を見て、今後の活動に込めた期待を感じました。

写真・文提供 久保田会長

 

 


楽しい一日
健康ウォーク

 第15回健康ウォークが10月22日(土)、菊陽町老人福祉センターで行われました。
 今回の健康ウォークは、菊陽町ふれあいの森公園で行われる予定でしたが雨天のため同町老人福祉センターでの開催となりました。開会式では、坂田さんの選手宣誓で行事が始まり、菊陽町商工会女性部のみなさんが「幸せなら手をたたこう」を歌ったり、「サザエさん」の曲で踊って会場を沸かせました。また、地域婦人会のジャンケン大会や社会福祉協議会いきいき大学の体操もあり、楽しい一日となりました。参加した雅貴くん(高2)は「楽しかったです」と笑顔。商工会女性部 黒澤会長は「サザエさんは、それぞれの役になりきって踊りました。一緒に歌ってもらい嬉しいです」と話されました。

 

 


忍者ってすごい!
忍術体験教室

 NPO法人子育て支援ワーカーズぺぺぺぺらんが運営する「キッズハウス」の体験講座「忍術体験教室」が10月22日(土)、菊陽町働く婦人の家で開かれ、3組の親子が参加し体験しました。
 講師は、阿蘇火忍者・タイ捨流剣術忍法第14代宗家 西島淳一さん。タイ捨流忍法はタイ捨流剣術を駆使し、人吉相良忍法を研究復元した忍法です。「忍者とは、敵に近づき情報を得て、自分で考えて工夫して生き延び、目的を達成する者。いじめにあった時でも、しのいで生きるすべとなります」と話し、忍者の歴史を講話。そのあと、剣やほら貝、手裏剣、鉄砲など道具を紹介し、子どもたちは実際に手裏剣を投げてみました。
 瑛心くん(小2)は「楽しかったです!忍法を習ってみたいです」と意欲満々でした。

 

 


  矢原正治

(116)チャノキ(茶) ツバキ科

 チャノキの原産は、中国西南部、雲南省・広東省・広西壮族自治区あたりとされています。他には、日本のチャノキと、渋みが強く紅茶に適したインド北東部アッサム地方の葉の大きなチャノキがあります。
 茶は奈良・平安時代に中国から日本に入ったとされています。平安初期(815年)の日本後記に嵯峨天皇が茶を煎じて奉じたと記されています。安土桃山時代になると、茶の湯が千利休(1522〜1591)により完成され、豪商・武士に浸透しました。江戸時代には茶の栽培が盛んになり、庶民の間でも飲まれるようになりました。
 茶は、中国から薬として日本に入って来たと考えられます。薬効としては、抗菌、強壮、抗がん、脂質代謝促進などが知られています。茶にはカテキン等の縮合型タンニン類を含み、脂質の吸収抑制、抗酸化、高血圧予防、高脂血症予防等が報告されています。また、抗ウイルス活性もあり、風邪で咽が痛い時に、濃い茶でウガイをすると、咽の痛みを軽減することができます。ただ最近カフェインを含むことから、少し嫌われているところが気になります。カフェインには交換神経興奮作用があり、眠気の予防等の効果があります。また、カフェインの作用を抑え鎮静効果を示す「テアニン」が茶に含まれていることも忘れないでください。
 茶には、代表的な物として「緑茶、釜炒り茶・ウーロン茶、紅茶」があります。緑茶は、採取した葉の酵素の働きを蒸すことで失活させ、褐変を抑え、葉の緑を保ちます。釜炒り茶・ウーロン茶は、カテキン等のタンニン類を酸化するポリフェノールオキシダーゼ(酸化酵素)の働きを少しだけ働かせて、茶の色を褐変させ、その後熱を加え、酵素を失活させた物です。紅茶は、茶葉の温度を50〜60℃位に保ち、酸化酵素を十分に働かせて、カテキン類からテアフラビン類の赤色の色素ができ、紅茶になります。
 ただ、これらのお茶を飲む時は軟水(硬度300以下を軟水という)を用いることが大事です。もし硬水を用いるとお茶は色が濃くなります。例えば、昔「紅茶」を英語(イギリス)で「ブラックティー」と言いました。理由は「紅茶の茶葉は緑茶と比べて黒っぽいこと、またイギリスの水でいれた紅茶は、日本や中国で言う紅い色ではなく、英国の水が硬水で黒っぽい色になるから」だそうです。英国やネパールを訪れる時には、ブラックティーと言って紅茶を注文して下さい。
 最近、濃い茶が売られています。胃の弱い方が濃い茶(渋茶)を沢山飲まれると、胃が重くなりますので、良いからと言って飲み過ぎには気を付けて下さい。茶葉を含まない「○○茶」が、たくさん出ています。さらに多くの薬草をブレンドした茶もあります。多くの薬草を混ぜた場合、目的の効果が相殺されることも考えられますので、ブレンドするときは、目的を考えて行ったほうが良いと思います。
 「茶」は、日本で1000年以上の生活・文化の中でたしなまれてきました。日本の環境・地域性にあった茶の文化を大事にすることで、日本食を支える「茶」が必要ではと感じています。


ルールを守って
  楽しく遊ぼう

菊陽町図書館

 「親子で学ぶポケモンGOの遊び方講座」が10月16日(日)、菊陽町図書館視聴覚室と菊陽杉並木公園で行われました。
 同館視聴覚室には、今話題のスマートフォンを使ったゲーム「ポケモンGO」の安全な遊び方情報の展示や同図書館司書の高倉暁大さんによる安全な遊び方講座が行われました。このあと、菊陽杉並木公園に会場を移し、実際にポケモンGOを起動させ遊びました。
 参加した佑人くん(小3)は「いろいろなことが知れておもしろかった。歩きスマホは危ないし、不正アプリはダメということが分かりました。時間を守って、ルールを守ってゲームをします」と話してくれました。

  

 

 


古布の洋服

 古い着物をほどいて縫った洋服や小物を30点ほど、地区の文化祭に出品しました。10代から洋裁をしていましたが、結婚してから骨董市などで古い着物や矢旗を買って、自分でデザインした洋服を縫っています。夫が柿渋で染めてくれた矢旗を使ったり、色々な布を合わせてパッチワークのバッグにしたり、洋服と共布で帽子を作ったりと工夫もして楽しんでいます。


島添捷子さん


ディスクを飛ばせ

 ウレタンでできた柔らかいディスクを使ってドッジボールの要領でゲームをするドッヂビー大会が菊陽町子ども会(布田会長)主催で10月23日(日)、菊陽西小学校体育館で行われ、Aパート7チーム、Bパート12チームが参加して熱戦が繰り広げられました。
 Aパートは小学1〜3年生、Bパートは1〜6年生のチーム。低学年では、初めてディスクに触れる子もいて最初はぎこちなく始まりましたが、慣れるにしたがって素早く投げられるようになりました。高学年では、ディスクを外野と回して攻撃するなどゲームを楽しんでいて、保護者の応援も一層大きく響きました。

 

 


   おもしろい写真、 珍しい写真の投稿コーナーです

 

 我が家の庭に植えている黒竹に花が咲きました。30年ほど前に植えたものですが、初めて花が咲きました。
 調べてみると、100年に一度くらいしか咲かない珍しい花だそうです。咲くと、その竹は枯れてしまうそうなので、少し残念です。
スタッフ T.I