ワンネス 827号  2016/10/23発行

「世界の石川 遼」初来熊!
菊陽南小学校

 菊陽南小学校に9月26日(月)、プロゴルファーの石川 遼選手と重永亜斗夢選手が来校し、同校の4〜6年生、42人にゴルフの楽しさを伝えました。
 このイベントは「日本ゴルフツアー機構」と「ジャパンゴルフツアー選手会」が、2009年から若い世代の競技人口を増やす目的で全国各地で開催していて、熊本では初。今回は菊陽町在住の重永選手が、直接、石川選手に声をかけて実現し、石川選手の初来熊となりました。
 この日は二人のプロ選手が「ゴルフ伝道師」となって、テニスボールを一回り小さくした大きさのボールをプラスチック製のクラブで打つ「スナッグゴルフ」を児童たちに指導。世界で戦うプロ選手の指導に緊張しながらも、児童たちの顔には笑顔が溢れました。
 石川選手と重永選手は児童と一緒に給食を食べたあと『夢を持とう』をテーマに講演。石川選手は「何歳になっても挑戦するということを忘れないで、何事にもチャレンジしていってほしい」と話しました。

 

 


おはなしをとどけよう
菊陽西小おはなし委員会

 菊陽西小おはなし委員会(川崎委員長)主催の講演会が9月30日(金)、菊陽西小会議室で行われました。
 講師は、NPO法人子育て支援ワーカーズぺぺぺぺらん代表の高野和佳子さんで、「おはなしをとどけよう〜この一冊をあなたに〜」と題し、たくさんの絵本やわらべうたと読み聞かせの効果を挙げながら、母親たちに絵本を読むことの大切さを話しました。読み手の声やその姿が絵本とセットで子どもたちに記憶されることや、生活環境が変わり、聞く力に個人差ができていることなど、心に響く講演会となりました。

 

 


ボウリングで楽しい地区に
ひばりヶ丘区

 ひばりヶ丘区(立石区長)のボウリング大会が10月1日(土)、菊陽ボウルで開かれ、子どもから年配者まで楽しいひと時を過ごしました。
 立石区長の第1投でゲームスタート。41人が参加して、1〜11レーンを貸し切って2ゲームに挑戦しました。子どもたちが投げるレーンには、ガターにならないようバンパーが上がり、「いけいけ!」「やったー」などと歓声を上げながら思い切って投げたり保護者に手伝ってもらったりしながら楽しんでいました。優勝は、大人の部 上野さん、子どもの部 なおしくんでした。
  山口さんは「気持ちばかりでなかなかうまくいきません」と話されましたが健闘。金田さんは夫婦と5歳の双子の子どもたちで参加し「地区の行事は楽しくて、子どもたちも楽しみにして参加しました」と笑顔でした。

 

 


想い出の曲で復興支援
ナツメロ歌謡彩

 外村歌謡教室ひ・ふ・み会(外村会主)が主催する「ナツメロ歌謡彩〜昭和時代の心に残る想い出の曲〜」が9月25日(日)、菊陽町図書館ホールで開催されました。
 毎年開催されているこの歌謡彩は、本来なら4月に行われる予定でしたが、熊本地震の影響でこの日の開催となりました。会主の外村さんは「皆様の協力でこの日を迎えられたことを心から感謝します」とあいさつ。ステージでは、外村歌謡教室の生徒や一般の方たちが、昭和時代の懐かしい曲を披露しました。
 出演した斉藤さんは「毎回出演していますがいつも緊張してしまいます。でも気持ちよく歌いました」と話され、河北さんは「今回歌った『花と竜』は男の心意気を歌った曲で、歌詞が大好きです。89歳、緊張せず元気良く歌いました」と話されました。
 また、会場では熊本地震復興支援の募金活動も行われ、集まった97,527円とひ・ふ・み会からの5万円を合わせ、菊陽町社会福祉協議会へ寄付されました。 

 

 


  弁護士 衛藤二男  緑ヶ丘区

(31)自然災害による被災者の
債務整理に関するガイドラインA

 「自然災害による被災者の債務整理に関するガイドライン」(以下、本ガイドライン)に基づいて債務整理を申し出ることができる債務者の要件については、前回に簡単に説明しましたので、今回は少し詳細に説明しましょう。

@ まず、要件の1つである「住居や勤務先等の生活基盤や事業所、事業設備、取引先等が熊本地震の被害を受けたことにより、現在負担している住宅ローンや住宅リフォームローン、事業性ローンその他の債務を弁済できなくなっていること、又は近い将来その債務の弁済をできなくなることが確実に見込まれる」ということです。
 これは、熊本地震で被害を受けた結果、債務の返済ができなくなった又は近い将来困難になることが確実であるという、因果関係が必要であるということです。したがって、熊本地震よりも前から既に債務の返済が困難になっていた等の事情がある場合は、本ガイドラインは使えません。
 債務の返済ができない又は近い将来その返済が困難になることが確実かどうかは、債務者の財産や収入、信用等の資産、債務総額、返済期間や利率等の返済条件、家計の状況等を総合的に判断して決められます。債務者の資産には、地震による被災者へ給付される被災者生活再建支援金、災害弔慰金や災害見舞金、義援金等も含まれますが、熊本地震の場合は、これらの支援金や義援金は、債務の返済に充てられるものではないとして、債務者の返済能力を判断する際の資産としては考慮しなくてもよいことになっています。

A 次の要件は「弁済について誠実であり、負債を含む財産の状況を債権者へ適正に開示している」ということです。これは、債務整理の申し出をして、本ガイドラインに適合する債務整理案(調停条項案)を作成するについて、債権者へ提出する債務整理申出書や財産目録・債権者一覧表の記載に虚偽の記載がされておらず、提出可能な添付資料も誠実に提出されていることを意味します。

B 次に「熊本地震が発生する前に、現在負担している債務について、期限の利益を喪失させる事由がなかった」という要件です。「期限の利益」というのは、債務の返済条件として、債務の総額を一括返済するのではなく、毎月一定の期日までに多数回に分割して返済することによる債務者の受ける利益のことです。通常は2〜3回、毎月の期限までの返済を怠ると当然に分割返済ができなくなり、残債務の一括返済と遅延損害金の支払いをしなければならなくなります。このことを「期限の利益を喪失する」といいます。

 その他に4つほどの要件がありますが、これらは債務者を無償で支援してくれる登録支援専門家(弁護士)が専門的な観点から判断しますので、省略します。
 次回は、本ガイドラインに基づく債務整理の申し出手続きのお話です。



 NPOO法人子育て支援ワーカーズぺぺぺぺらんが、三里木駅前のケーキ屋スイーツトレイン裏の冨永ビル2階に「キッズハウス」を開設しました。お話を伺いました。

      
写真キッズハウス施設内      写真猿q育てサロン担当ワーカー 島村由美さん

◆どんな施設ですか
 熊本地震のために離職したり、至急就職活動をしなければならなくなった家庭の支援のために、子どもたちを安心安全に預かる施設です。乳幼児対象の「保育ルーム」や小学生のための「子どものへや」があります。また、乳幼児とお母さんのための「子育てサロン」もあります。

◆保育ルームとは
 月曜日と水曜日に、乳幼児を午前10時〜午後3時まで預かります。絵本やわらべうたを取り入れ成長に即した保育をします。

◆子どものへやとは
 小学生が対象で、平日午後6時まで、土曜日は午前8時〜12時まで預かります。

◆子育てサロンとは
 乳幼児とお母さんが無料で利用でき、親子で遊べるサロンです。

◆利用料は
 それぞれ規定の料金はありますが、地震もあって家庭の状況も変わっています。個々の状況に合わせた利用料の免除制度があります。相談してください。

◆いつまで利用できますか?
 今年度の独立行政法人社会福祉推進機構の助成を受けて開設できました。来年3月までですが、まだ日常に戻れていない保護者がいらっしゃるので少しでもゆっくり安心して生活できるように支援したいと、次年度も続ける予定です。

問合せ NPO法人ぺぺぺぺらん п@337−0450



ナツメロ歌謡彩に参加して
大和 悟 大堀木区

 9月25日(日)に菊陽町図書館で開催されたナツメロ歌謡彩に外村歌謡教室の生徒として出演しました。大勢のお客さんの前で歌う機会はあまりなく、緊張で手に汗びっしょりでしたが、歌った後は満足感、幸せ感でいっぱいでした。
 27日(火)〜28日(水)は、洞窟温泉で有名な天草の「湯楽亭」へ外村先生や歌謡教室の生徒たちと一緒に旅行に出掛けました。28日午後1時半、天草を目指し菊陽町を出発。まずは、天草四郎公園(天草四郎メモリアルホール)に到着し、館内を見学。島原の乱は、自由平等を求めた戦いであったことを改めて学びました。ご馳走を食べながらの夜の宴会は、カラオケ愛好会の旅行とあって歌でにぎわい、2時間の予定が3時間になり、笑顔いっぱいの楽しい時間でした。29日は、鮮魚、乾物などの買い物でバス内はいっぱいになり、有意義な旅行でした。


 ズッキーニ ウリ科

 原産地は明確に特定されておらず、メキシコの巨大カボチャが祖先種であると考えられています。果実と花が食材として用いられ、近年人気の食材となっています。
 和名は「ウリカボチャ」、花言葉は「ほのかな恋」。
撮影場所 原水 中村農園