ワンネス 824号  2016/10/02発行

 

 

三里木区 9月17日(土)

 同区公民館で対象者180人のうち50人が出席して開催。藤田区長のあいさつや祝い金と記念品の伝達のあと、吉永好江さんによる祝吟「敬老会に寄す」が披露されました。このあと祝宴に移り、子ども会代表の真永さん(小6)が作文を読んだり、フラメンコの踊りやカラオケタイムなどでにぎわいました。
 90歳の祝いを受けた冨永敏子さんは「フラメンコを間近で見たり、みなさんとおしゃべりをして若返りました」と話され、瀬戸貞夫さんは「いつの間にか卒寿です。私たちを敬老してくれる気持ちが嬉しく、三里木区は住みよい所です」と話されました。

 

北新山区 9月18日(日)

 同区公民館で対象者51人中、22人が参加し、午前11時から開催。廣瀬区長のあいさつに続き、卒寿の雪野ミドリさん、傘寿の横手さんが代表して記念品を受け取りました。
 来賓祝辞、祝電披露のあとは、子ども会のソーラン節やひょっとこ踊りが披露され、参加者は楽しそうに手拍子と拍手を送り、一人ひとりに用意された子どもたちの手書きのメッセージカードを見て、目を細めていました。
 卒寿を迎えた横手さんは「若く見られますが、特に気をつけていることはなく、好きなものを食べています。これからも病気になったりせず過ごしていけたら、と思います」と話されました。

 

 

新成区 9月18日(日)

 同区公民館で対象76人中43人が出席して開催。100歳の佐藤さんを始め90歳、88歳、80歳を迎えたみなさんに記念品が贈られ、子ども会のメッセージカードや歌のプレゼントもありました。石村さんと田尻さんによる「むつごろどん」の愉快な踊りも披露され、楽しいひと時となりました。
 80歳になる前田さんは「よく食べて良く寝て、病気をしないことが取り柄です」と笑顔で長寿の秘訣を話されました。

津久礼ヶ丘区 9月18日(日)

 菊陽町総合交流ターミナルさんふれあ「ふれあ館」に、対象者44人中16人が参加して開催。敬老者を代表して江口さんが「健康に留意してあと10年20年がんばりましょう」と謝辞を述べ、開会しました。参加者は、おいしい会食に舌鼓を打ち、若い世代の役員とも話が弾み、カラオケも楽しみました。
 渕上利嘉さん(81歳)と昭子さん(74歳)は「二人一緒に週4回のグラウンドゴルフを楽しんでいます」と話されました。

 

青葉台区 9月18日(日)

 同区公民館で対象者213人のうち44人が出席して開催。
 宮区長のあいさつや祝い金と記念品の伝達のあと堀久仁夫さんが詩吟「古希を賀す」を披露。このあと祝宴は、みなさんお待ちかねのカラオケタイムとなり「大阪ふたりづれ」や「ラバウル小唄」などが歌われ、楽しいひと時となりました。
 88歳の祝いを受けた田中さんは「グラウンドゴルフを毎週欠かさず行っています。足腰が鍛えられるのでゴルフを始めようかと思っています」と話され、田村さんは「88歳を祝ってもらい嬉しいし、幸せです」と喜ばれました。

 

 

大堀木区 9月18日(日)

 同区公民館で対象者60人中28人が出席して開催。矢野光幸区長のあいさつやお祝い金や記念品の伝達が行われました。参加者全員の記念撮影のあと子ども会から心のこもったお手紙と歌「ふるさと」をプレゼント。乾杯の音頭で祝宴が始まり、音楽ボランティア“ぐるぐる”の演奏や渡邊銀子さんによる踊りが披露されたり、出席者によるカラオケもありにぎやかなひとときとなりました。
 88歳の祝いを受けた古庄敏昭さんは「元気の秘訣は焼酎を飲むこと。今日は祝っていただき嬉しいです」と喜ばれていました。

 

 


  三里木区  たわらや酒店  宇野功一

(122)地酒途中下車・肥薩線嘉例川駅
究極の芋焼酎を目指す「佐藤」の蔵をたずねる

◆悠久の時を重ねる嘉例川駅
 熊本・八代駅から球磨川を縫うように走り人吉へ。人吉から加久藤峠を越えて吉松。そして日豊本線隼人を結ぶ全長124.2qが肥薩線だ。実は現在の鹿児島本線ができるまで、この路線はれっきとした鹿児島本線であった。全線開通は1909年(明治42年)11月21日。明治時代、物資の輸送はもっぱら鉄道であった。新政府の偉人を輩出した薩摩へ、鉄道を繋げる執念が感じられる明治の幹線だ。9月のある日、嘉例川駅に降り立った。最近「百年駅舎」としてテレビなどに登場して、鉄道ファンの間ではかなり有名になった駅だ。

◆究極の芋焼酎を目指す佐藤
 霧島連山の麓、牧園町に佐藤酒造はある。佐藤酒造の歴史は1906年(明治39年)に創業。ちょうど、肥薩線の開通の頃に創業を開始したのもおもしろい。芋焼酎一筋に醸造を続けるが、戦時中に一時休業を余儀なくされた。
 1952年(昭和27年)に創業を再開。再開と同時に清冽な水の湧き出る現在の牧園町へ移転。
 1970年(昭和45年)に加治木酒造協業組合(現在の国分酒造協業組合)の立ち上げとともに加盟するが、その間、佐藤酒造独自のブランドを世に出すことは無くなった。
 1984年(昭和59年)に協業組合を脱会。代表銘柄「さつま」を世に出す。

◆芋の旬の時期だけ・・・
 蔵の中をくまなく案内してくれたのは鳥越真二氏。見るからに薩摩隼人の蔵人である。
 芋焼酎の仕込みは、さつま芋が収穫される8月下旬から始まる。そして、霜が降りる12月に仕込みが終わる。霜が降りると、芋は甘味を増す。食すには美味しい芋だが、芋焼酎には向かない。昨今の芋焼酎ブームで、冷凍した芋を使い、年中仕込む蔵が大半を占めるようになったが、仕込む前日に掘った新鮮なコガネセンガン(芋の品種名)で芋焼酎を仕込む。

 芋を回転する円形の籠に入れて、水で丁寧に洗う。洗われた芋はベルトコンベアーで運ばれる。ベルトコンベアーの両脇には左右8人ずつの蔵人が片手に包丁を持ち、片手に芋をつかんで、目視で芋を確認。包丁でヘタを切り落とし、傷んだ箇所を取り除き、芋蒸し釜へとつながる別のベルトコンベアーへ移す。16名の蔵人は実に手際がよい。未熟な芋や芋全体が傷んだものは、廃棄される。整った芋だけが芋焼酎の原料となるのだ。一日に4.5トン×2回=9トンもの芋を処理するという。一人平均560sの芋を、午前中で処理するのであるからとても重労働。芋は水で洗った瞬間から劣化が始まるので、いかに早く処理して、芋を蒸し、モロミの中に入れるかが、おいしい焼酎になるかどうかが決まるという。まさに、時間との勝負の現場を見た。(次回に続く)


絵本でライブだ!イエ~イ!
tupera tupera えほんライブ☆

 絵本などを手掛けるユニット「tupera tupera(ツペラ ツペラ)」の一人、亀山達矢さんが菊陽町図書館を訪れ、「えほんライブ☆」を8月27日(土)、同図書館視聴覚室で行いました。
 同図書館の依頼で、来年1月にワークショップを開催予定としていましたが、熊本地震が起こり作家自身が被災地の復興支援をしたいと、今回の「えほんライブ☆」が実現しました。
 亀山さんは、自作絵本「パンダ銭湯」などを軽快に読み聞かせし、「うんこしりとり」を読んだ後には、絵本に登場したうんこの作り方を代表の子どもたちに指導。色紙を切って鉛筆で色付けして作る楽しい時間となり、子どもも保護者も笑顔になりました。
 参加した青くん(2歳)と父の晃平さん(熊本市)は「tupera tuperaさんの絵本は前から持っていましたが、今日読み聞かせを聞いてもっと好きになりました」とライブを楽しんでいました。

 


ゴルフで熊本応援

 ゴルフで熊本を元気にしようと、日本ゴルフツアー機構主催のスナッグゴルフ教室が8月21日(日)、菊陽町民グラウンドで行われ、菊陽町内の小学生3年生から4年生、約50名が参加しました。
 スナッグゴルフとは、ゴルフの基本的な要素をすべて持ち合わせていて、広さの限られた場所でも充分楽しめるスポーツで、初心者にとって、ゴルフを学ぶための「入口」ともいえる競技。テニスボールより一回り小さいボールを、的のボードにくっつけて点数を競います。「世界の青木」こと青木功さんや宮里優作さんらトッププロが、子ども達に優しくゴルフの楽しさを指導しました。