ワンネス 822号  2016/09/11発行

新成区 8月20日(土)

 第3回新成区夏祭りが同区公園で開かれ、出店も出し物も区民総出で取り組み、楽しい一夜を過ごしました。
 午後6時、子どもみこしが元気に公園内を練り歩き開会。花岡郁一朗実行委員長を中心に、夏祭り実行委員会メンバーが司会進行を担当し、ステージではビールやラムネの早飲みや、のど自慢、マジック、ひょっとこ踊りなどが披露されました。
 一番人気は、小学生女子3人のダンスチーム「チームM」。1ヵ月半練習した「エビカニビクス」など2曲を堂々と披露し、会場から拍手や歓声が送られました。出店では、焼きそばやかき氷などが飛ぶように売れ、プログラム最後の福引き大会までたくさんの人でにぎわいました

 

東ヶ丘区 8月20日(土)

 午後6時、合図の爆竹の音とともに、夏祭り会場の同区児童公園を子どもみこしが出発。総勢約30人の子どもたちが、元気に掛け声を上げながら区内を練り歩きました。
 午後7時に開会、会場では焼きそばや焼き鳥、唐揚げ、ビールなど、おなじみのメニューのほかに、煮しめや赤飯といった手作り惣菜も並びました。また、恒例のバザーも多くの人が「お宝」を求めてにぎわっていました。
 ステージでは1組秋永さんの「氷川きよしの“おかしな傘踊り”」に続き、子ども会のラムネ早飲み、三里木町民センター講座生のフラダンス、女性の会のダンス「サザエさん」など、楽しい余興・演芸が披露され、盆踊り後のビンゴゲームまで、楽しくにぎやかな夏祭りでした。

 

 

大堀木区 8月20日(土)

 第19回大堀木区の夏祭りが同区グラウンドで開催されました。午後6時からの第1部は、子ども会の○×クイズや、ジュースの早飲み、大人のビール早飲み大会が行われました。第2部では、みなさんお待ちかねの、菊陽吹奏楽団が「上を向いて歩こう」や「おどるポンポコリン」などを演奏。嵐の「ふるさと」では会場のお客さんも一緒に歌い、音楽のひとときとなりました。
 また、会場には、焼き鳥やカレーライス、焼そば、金魚すくいなどの夜店が並び、楽しい祭りとなりました。

緑ヶ丘区 8月20日(土)

 第18回緑ヶ丘区の夏祭りが同区公園で開催されました。今年は特別ゲストとして、くまモンが来場し、ひょっとこ踊りのメンバーと一緒に登場。会場では、子どもたちと一緒に「くまモン体操」を踊り、夏祭りを盛り上げました。また、フラダンスやカラオケ、大津町を中心に活動する「スマイルボックス」のヒップホップダンス、菊陽町を中心に活動するアマチュアバンド「マグネティックビート」のライブもあり、楽しい祭りとなりました。「風になりたい」を歌った大野良成さんは「気持ちよく歌いました」と話されました。
 会場には、かき氷やビール、焼きそば、カレーライスなどの夜店が並びにぎわいました。

 

 


  矢原正治

(114)イノコヅチ ヒユ科

 秋には、種子が服にくっつくので「ひっつき虫」としても知られている、イノコヅチです。道端、山野のどこにでも生えている多年草です。漢字で「猪子槌」と書き、「猪の子ども(いのこ)の膝(ひざ)」に「茎の節」が似ているからでしょうか。生薬に用いる根の採取は秋の終わりに地上部が枯れ、根が充実した時に行います。その頃は茎の節がさらに大きくなり、牛の膝に見立てて「牛膝(ごしつ)」と言います。漢方薬には、根(牛膝)を利水、利尿を目的に用います。若葉は天ぷら等にして食用にします。葉にも利尿作用があります。
 漢方薬では、膝に水が溜まって冷えがあるときに使う「牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)」や、血行、水分の循環が悪いために冷えて起こる、関節痛、腰痛、神経痛等に「疎経活血湯(そけいかっけつとう)」に処方されています。リウマチを治すのは厳しいですが、予防にイノコヅチの若葉をお茶にして飲むのも良いでしょう。

 
イノコヅチの花   宴Cノコヅチの根

 写真は、高森の南阿蘇ビジターセンターの野草園で撮影しました。10月2日(日)に「第16回薬用植物を知ろうin熊本(南阿蘇)」を行いますので、その観察ルートと植物の確認に出かけています。西原村のグリーンロードの峠越えで、菊陽町から1時間30分弱かかります。俵山トンネル、俵山峠が通れなくなり、20分くらい余分にかかります。南阿蘇でも高森はほとんど地震の被害はありませんが、まだまだ人は少ないですね。復興・再生のためにも昔のように観光客が戻り、新しい「ニャンロクゴ(国道265号)」の高森になることを願っています。
 「危機管理」という難しい言葉があります。簡単に言うと「生活の中の危ないことを知り、それに対応する方法を考え、実行出来るようにし、危険を軽減する」ことでしょうか。生活の中には多くの危険があります。それを知り、どうすれば危険を最小限に出来るかです。例えば、昔息子が、小学校の給食で咽に魚の骨が刺さり、痛い目にあいました。それから彼は学習し「魚には骨がある、確認して口に入れ、良く噛む」をしているようです。自然には絶対の「安全・安心」はありません。自己責任で危機管理すべきです。添加物だらけの食品を子ども達は食べて(食べさせられて)います。「賞味期限ばかり」を気にするのではなく「何が入っているか」を、包装の裏の記載を読んで、気にしたほうが良いですね。子ども達が大好きな味の濃いお菓子、冷凍食品には添加物が多いです。長年添加物を摂取していると、アレルギー等になる可能性もあります。皆さんいかがですか?
 無農薬・減農薬の野菜・果物を選んで、良く噛んで、本当の味・香りを感じ、子ども達に食べてもらって下さい。機能性成分、ミネラル、ビタミン類は、皆さんが捨てている皮、外側の葉に多く含まれます。


屋久島町のみなさん
  こんにちは!

屋久島町子ども交流会

 菊陽町の子どもたちが姉妹都市盟約を結んでいる鹿児島県屋久島町を訪れ懇親を深める「平成28年度屋久島町子ども交流会」が、8月9日(火)から12日(金)に行われました。
 今回、屋久島町を訪問したのは小学5年生から中学2年生の18人。9日(火)菊陽町を出発。翌10日(水)は、白谷雲水峡で山登りをし、全員が元気に太鼓岩の上に立ちました。午後は、屋久杉を素材にキーホルダー作りを体験しました。11日(木)は、屋久島町の子ども17人と一緒に大川の滝を見学したり、海水浴を楽しんだりして、すっかり打ち解け仲良くなりました。12日(金)は、お別れ会をして再開を誓いました。
 子どもたちにはゲーム機や携帯電話の持参が禁止されており、屋久島の雄大で美しい自然を体いっぱいに感じ、また集団行動の規律も学べた貴重な体験ができた旅となりました。

 

 

 


熊本地震に学ぶ ギャラリー「クロストークL&E」 逸見芙美子さん

 8月21日(日)は、特別企画として、火山物理学者の須藤靖明先生に「熊本地震で学ぶこと」について講演をお願いしました。先生は京都大学を退職後、私たちの町に住まわれています。現在は、阿蘇火山博物館の学術顧問として今回の熊本地震にも関わってこられました。
 講演では、熊本地震の経過、今後の動き、被害が大きく出た理由、今後の備え等、とても分かりやすい説明で、皆さん真剣に聞き入っておられました。終了後も質問が続き、熱気溢れる講演会でした。熊本における地震の多さ、菊陽町も震源になっていた事には驚きでした。
 昔からの道路と川は断層です。それが埋め立てられ田んぼや住宅、公共施設になっており、被害が大きかった理由を納得しました。今後も油断せず、地震に備えて生活しなければいけません。今回のポイントは「歴史に学べ!伝え残せ!」でした。