ワンネス 805号 2016/05/01発行

 いつもご愛読ありがとうございます。
  このたびの震災で被害に遭われた皆様に、心よりお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復興をお祈りいたします。
  今回、地震により、新聞の配達遅れやワンネス発行中止などが生じ、誠に申し訳ありませんでした。
  引き続き新聞業務、ワンネス発行などに全力を尽くしてまいります。よろしくお願いいたします。

熊日菊陽販売センター ワンネス編集室


ドキドキニコニコ1年生
菊陽西小学校

 菊陽町内6小学校の入学式が4月11日(月)に行われ、新1年生の笑顔があふれました。
 菊陽西小学校では、5クラス171人が入学。6年生が持つ花輪をくぐって体育館に入場。クラスごとに担任の先生方に名前を呼ばれると、手を上げて「ハイ!」と元気よく答えていました。池田校長から「元気にあいさつをしよう。自分の命を大切にしよう」との話があり、一生懸命聞き入っていました。6年生は、1年間の学校行事をミニコント形式で紹介し、新入生の緊張もほぐれました。教室に戻ってからは、新しい教科書や黄色い帽子をうれしそうに手に取っていました。
 いっきくんの父 誠也さんは「元気に毎日通ってくれればそれでいいです。そのうちに、自分のやりたいことを見つけて欲しいです」と笑顔で見守っていました。

 

 


温かい支援が届く
津久礼ヶ丘区

 津久礼ヶ丘区に、静岡県富士宮市から4月23日(土)、支援物資が届きました。
 緒方区長の知人で静岡県でネイルサロンを経営する植田さん(熊本市出身)の協力のもと、今回の支援になりました。植田さんの仕事仲間や友人らが「熊本のために何かできることを!」と支援物資を集め、行政の支援が届かない地域に届けたいと考え、植田さんに相談し行動されたそうです。
 第1弾は4月19日(火)に「富士宮絆とどけ隊」から水やレトルトカレーなどが到着。第2弾の今回は(株)イワマワークスから2人のドライバーが、前回の3倍にも当たる水やトイレットペーパーなどを4トントラックいっぱいに積んで届けてくれました。待っていた区民がバケツリレーの要領で荷物を同区公民館に運び込みました。
 緒方区長は「ありがたいことで感激しています。車で15〜6時間もかかる遠いところから来てくれるなんて。自分には出来ないことです」と感謝していました。

 

 

 


ガンバレ!日本代表
ロービジョンフットサル日本代表を応援する会

 原水の「フットサルパーク熊本」で4月2日(土)、ロービジョンフットサルの体験会(主催:ロービジョンフットサル日本代表を応援する会)が行われました。
 ロービジョンフットサルとは、目の見えにくい視覚障がい者(弱視者)が、残された視力・視野を駆使してプレーする競技。ルールはフットサルとほぼ同じで、選手は弱視状態のままプレーします。2013年に熊本県出身の齋藤友規さんが日本代表監督に就任。昨年、韓国で開催された国際大会で、悲願の国際大会初勝利をあげました。しかし、国内の競技人口は、まだ数十人。競技の普及と理解・支援を訴えるために、また、選手発掘、スポンサー獲得のため、齋藤監督自身が、全国で体験会や講演会を行っています。
 今回の体験会は、サッカーチーム「アスフィーダ熊本」在籍の中学生約50人が参加。齋藤さんと日本代表キャプテンの岩田朋之さんの指導の下、視野狭窄や白内障が体験できるアイマスクをつけてプレーし、距離感のつかみにくさや、お互いに声を掛けあってプレーすることの大切さを学びました。

 

 

 


  アビリティスクール マリオネット  高畑圭輔

(62)子どものスマートフォンについて

 新年度ですね。毎年この時期になるとご相談が多いのが子どもに持たせるスマートフォンについてのご相談です。 
 一番多い質問が「何歳から持たせていいですか?」という質問です。これについては「親御さんの準備ができたら持たせてください」とお伝えしています。問題となるのはスマートフォン(以下スマホ)という機械ではなく「使い方の約束事などを親子でちゃんと守る事ができるか」だからです。
 スマホは、インターネットに繋がっています。スマホを子どもに持たせる場合にはフィルタリングをかけることが必要です。また子どもたちが持っているニンテンドー3DSやプレイステーションVitaなども同様にインターネットに接続し、第三者とコミュニケーションをとることができるようになっています。これらもスマホと同様に機能制限(ペアレンタルコントロール)を設定することにより、安全に使用することができます。またゲームの内容によっては推奨年齢が設定されており、プレイできるゲームの内容を管理できるようになっています。
 このようにスマホを含め、インターネットに接続できる機器を子どもに持たせるということは、保護者の管理(負担)が増えることを意味します。
 また、スマホ依存症にも注意せねばなりません。スマホはゲーム、アニメ、漫画、音楽など、子どもたちが夢中になりやすい物が無制限に利用できるようになっています。片時もスマホを手放す事ができない子どもが増えていることが問題視されています。
 これらについては親子できちんと使用に関するルールを設けて、きちんと守らせる必要があります。これらの管理ができないのであれば「いくつになってもスマホを持たせることは危険です」とお伝えしております。マリオネットでは定期的に子どもと保護者向けのセミナーを開催いたしております。ご興味のある方はお問い合わせください。

アビリティスクールマリオネット
〒862-0954 熊本市中央区神水2丁目2−20
384−5200 Fax 384-5202


菊陽町災害ボランティアセンター
菊陽町社会福祉協議会

  

 4月14日(木)午後9時26分ごろ、熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード6.5(震度7)の地震(前震)が発生。さらに、28時間後の16日(土)午前1時25分ごろには、同じく熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード7.3(震度7)の地震(本震)が発生しました。
 菊陽町社会福祉協議会は4月22日(金)、菊陽町災害ボランティアセンターを開設。これまでに、菊陽町の被災地支援のお手伝いをしていただけるボランティアの方が約1000人集まり、がれきの片付けや倒れた大型家具を起こす作業、室内清掃、避難所や支援物資の集積所で、仕分け作業を行っていただきました。

 

がんばろう 菊陽! がんばろう 熊本!

東部町民センターにて

 避難所暮らしは大変ですが、手を取り合って過ごしています。おばちゃんパワーでがんばるばい!

菊陽杉並台区にて

 菊陽杉並台区では自主防災組織が機能し、夜回りをして安全の呼びかけをしています。
 心強いですね。