ワンネス 802号  1016/04/03発行

全力演奏30年
菊陽武蔵剣豪太鼓

 菊陽武蔵剣豪太鼓が発足30年を迎え、3月6日(日)、菊陽町図書館ホールで記念公演を行いました。
 昭和60年、県営武蔵ヶ丘団地の有志により「団地振興・仲間作りのために」と立ち上げられ、ボランティア活動や町内行事、そして平成21年にはアメリカ・アイダホ州での演奏と精力的に活動を行ってきた同団体。平成26年の「日本太鼓ジュニアコンクール全国大会」の県代表に選ばれるなど、菊陽町民にとってはなじみ深く、また、誇りに思える団体になりました。
 演奏は、オープニング曲の「花火」から、同団体誕生時からの曲「武蔵太鼓」、鼻ぐり井手をイメージした「渦巻太鼓」、アンコール曲の「Let's Advance」まで、オリジナリティ溢れる全11曲。熱く、力強く、華やかな演奏に会場からは大きな歓声と拍手が送られました。
 坂口会長は「この日のために、3ヵ月前から一生懸命練習してきました。おかげさまで30周年を迎えられました。これからもその時その時のステージで、常に全力で演奏していきたいと思います」と話されました。

 

 


24回目の文化祭
東ヶ丘区

 東ヶ丘区の第24回文化祭が3月6日(日)、同区公民館で開かれ、多くの区民が交流を深めました。
 今回の展示には、区民の皆さんの切り絵や写真、絵画や手芸作品などのほか、ふれあいサロンのみなさんのひな人形などの作品、女性の会のエコクラフトバッグ、子ども会の図工作品なども飾られ、来場者はそれぞれの作品を楽しんで眺めていました。また、地区で活動する塾年会や健康麻雀サークルの活動を紹介するパネルやビデオも展示され、仲間づくりに一役買っていました。また、手作りぜんざいのふるまいもあり、みなさん「おいしい!」と喜んで、味わっていました。
 パッチワークキルト作品「瀬田橋」を展示した森田さんは「仲間と『橋』をテーマに作った作品で、デザインは自分で考えたんですよ」と話され、作り手の丁寧な作業がしのばれました。

 

 


タスキをつないで元気に走ろう

ふれあい駅伝大会

 菊陽町体育協会主催の第28回菊陽町ふれあい駅伝大会が3月13日(日)、菊陽町杉並木公園スポーツ広場スタート・ゴールで行われました。
  開会式では、豊住会長のあいさつと武蔵ヶ丘中学校陸上部部長の水間崇介くんの選手宣誓のあと、一般の部23チーム、中学生の部12チームが6区間13kmで健脚を競いました。
  大会参加最年少の豊くん(小1)龍太朗くん(小2)祐太くん(小2)は「楽しかった」と笑顔。一般の部で優勝した菊池郡選抜チームの上島さんは「中3から高1の友だち6人で参加しました。チームワークはどこのチームより良かったです。優勝できてうれしいです」と話していました。

結果
一般の部   優勝 菊池郡選抜 
中学生の部 優勝 COLOR'S 

 

 

菊陽町子ども会駅伝大会

 第39回菊陽町子ども会駅伝大会(菊陽町子ども会育成連絡協議会主催)が3月13日(日)、菊陽杉並木公園ふれあい広場で開催されました。
 菊陽武蔵剣豪太鼓のオープニングアトラクションに続き、華さん・聡美さんが選手宣誓。規定の部・オープン参加の部の各6チームの子どもたちが、12区・10kmのコースを笑顔で駆け抜けました。コース脇からは保護者たちの「ガンバレー!」「ファイトー!」などの大きな声援の飛ぶ中、規定の部はゴール直前まで優勝を争う大接戦。結果、同大会初の同時ゴールの判定で、沖野区・緑陽台区の2チームが仲良く優勝となりました。
 沖野区・規定の部アンカーの光輝くん(6年)は「余裕はなかったけど、最後に追いつけると信じて走りました。足が痛いです」と笑顔で話してくれました。

結果
 規定の部  優勝 沖野区・緑陽台Sunny's
オープン参加 優勝 南方ジュニアーズ

 

 


  たわらや酒店 宇野功一

(117)球磨焼酎放浪記 −4−
球磨の泉・那須酒造場をたずねる

◆クセがあるところがおもしろい
 2013年春季全国酒類コンクール(全国日本国際酒類振興会主催)本格焼酎部門第1位に輝いた球磨焼酎「球磨の泉」の那須酒造場(熊本県球磨郡多良木町・那須富雄社長)を訪ねた。のどかな田園風景が広がる水田の一角にある小さな蔵だ。

◆昔ながらの香味の球磨焼酎・球磨の泉
 創業は大正6年(1917)で、社長であり杜氏でもある那須富雄さんは三代目。造られている銘柄は、真っ赤なラベルの「球磨の泉」一筋だ。バリエーションには、常圧焼酎では、一切加水せず熟成させたアルコール分36度の「原酒」と、それに仕込水で割水をし、アルコール分を飲みやすい25度に調整した焼酎が基本。平成2年より減圧蒸留機を導入し、造りの一部を飲みやすい減圧蒸留・球磨の泉25度を発売している。

◆いまでも手作りによる麹造り
 那須酒造場は、麹室は外壁が石積みで、内面は湿気に強い檜板を張り、内部に籾殻を詰めた伝統的な「石室(むろ)」。その中では、日本酒蔵で吟醸酒を仕込む時と同じように、もろ蓋(ふた)使った伝統的な手作り麹造りだ。
 手作りは言葉でいうには簡単だが、昼夜を問わず2時間おきに麹米を手入れしなければならないので、夜もおちおち眠れない。日本酒造りと同じように、一番大切なポイントは麹造り。一番手間がかかるのも麹造り。
 そのため、多くの酒蔵では麹造りは現在では機械造り、もしくは簡略化が図られており、伝統的な石室による麹造りが少なくなってきた。

◆一次・二次仕込ともにかめ壺仕込
 焼酎造りでは麹に酵母と水を加えて、1週間程度発酵させ一次仕込を行う。酵母をたくさん増殖させる。日本酒でいうと酒母造りに当たる。
 この一次仕込の醪(もろみ)に水と蒸し米を加えて、2週間程度発酵させる。これが二次仕込。ここでは麹菌がつくる酵素の働きで、蒸し米のデンプンが糖化され、糖化された糖分を酵母が、アルコールへと変えてくれる。焼酎は温暖な地方で造るので、醪が非常に酸敗しやすい。しかし、温度の変化に影響を受けないように陶器の千杯甕(せんばいがめ、ひしゃくで千杯汲めるの意)は、深く地中に埋めこんである。「球磨の泉」は全量をこのかめ仕込みで造られている。出来上がった醪は、常圧蒸留され、36度の原酒のままで貯蔵。これを3〜4年以上寝かせて、完成。手間暇かかった球磨焼酎の逸品がここに誕生。
 ふんわりと上品な甘い味わいの米焼酎。口の中でまろやかな円熟味が広がる。ぜひ、晩酌酒としておススメしたい球磨焼酎だ。
      球磨の泉 25度常圧 
      1800ml 2000円(税別)



熊本県読書活動
推進優良グループを受賞

 平成27年度熊本県読書活動推進功労者及び優良読書グループの表彰が2月24日(水)、熊本県立図書館で行われ、菊陽町図書館のおはなしボランティア「おはなしの森さんさん(会員18人)」が、読書活動推進優良グループの表彰を受けました。
 平成16年に発足した同グループは、菊陽町図書館で毎月第1・2水曜日に朝のおはなし会、第2・4日曜日に日曜のおはなし会を実施。今までには、おはなしフェスティバルや新美南吉パネル展&おはなし会、秋のおはなし会などを行っています。また、地域の保育園や小学校、老人会、子ども会、障がい者施設などで出張おはなし会も実施しており、たくさんの人に喜ばれています。
 代表の中村さんは「声をかけていただければ、どこでも伺いおはなし会を行います。絵本には人生観がたくさん詰まっています。ぜひ、読んで欲しいです」と話されました。

 

 

 

 



洋風料理は初めてです

 熊本県視覚障がい者福祉協会菊南支部主催の料理教室が3月13日(日)、合志市泉ヶ丘市民センター調理室で行われました。
 視覚に障害を持つ方が、生活訓練の一環として料理を学ぼうと企画。講師は、喫茶アベニューの大野さん。メニューは、初めて挑戦する洋風料理で、卵サンドイッチと苺ケーキで、ケーキの土台のスポンジ生地作りから始めました。「ボウルの中に卵が3個入っています。今、砂糖が入りました」などボランティアが声掛けしながら混ぜ合わせて、オーブンで焼き、生クリームを飾りました。サンドイッチには、焼いた卵とスライスしたトマトを入れ、完成。「初めて焼いたとは思えないおいしいケーキ!」と上々の味に満足して講座を終えました。
 山崎さんは「料理教室は2度目ですが、馴染みのない調理室で、配置や道具もよくわからないので戸惑いました。でも、仲間が集まってやることは楽しいです」と、普段はしない調理に挑戦していました。

 

 

 


 
登山シーズン到来!〜山岳遭難の防止〜

◆登山前の安全チェック
1 登山届の提出
2 家族や知人に登山日程を連絡
3 余裕のある計画
4 気象情報の確認
5 雨具、ライト、携帯電話(予備電池も)、 防寒具の準備
6 食料品、飲料水は余分に
7 地図、コンパス、GPS、笛等の準備

◆携帯電話から簡単に登山届
1 QRコードにアクセス
2 画面に表示される送信先アドレスを選択
3 メール本文に必要事項を記載し送信
※県警ホームページからも提出できます。
※熊本県内の山岳が対象です。

◆過去5年間における山岳遭難発生状況
発生状況 : 発生件数66件遭難者数105人
発生傾向 : 40歳以上の中高年者が全体の8割を占め、道迷い62%、滑落15%となっています。