ワンネス 798号  2016/03/06発行

ニイハオ 満喫 台湾の旅
菊陽町歩こう会

 菊陽町歩こう会は、2月18日(木)〜20日(土)の3日間、旧正月ムードで活気あふれる台湾へ出掛けました。
 親日的な台湾。面積は九州より、やや小さく、人口密度世界2位。亜熱帯気候で生活しやすく、食べ物・見る物も豊富な国です。365日、たくさんのお供え物で先祖家族を敬い、国家を敬愛し、礼儀正しく活気に満ちていました。 
 新しい高層ビルが立ち並ぶ一方、下町の姿や古い町並みが旅情を満たしてくれます。台湾市立動物園周辺の山々を巡るロープウェイでの空中散歩中は、いろいろな話題で盛り上がりました。また「世界5大博物館」の一つ、故宮博物院のスケールの大きさと観光客の多さに驚くとともに、豪壮な宮中宮殿様式の霊廟での毎時ちょうどに行われる衛兵交代式の見学もあり、もっと時間が欲しいぐらいでした。
 夫婦で参加した荒木さんは「夫婦そろって買い物や食事、そして仲間と楽しくお話ができて楽しみました」とうれしそうでした。
写真・文提供 久保田昌生会長

 

 


感謝の心でいただきます
菊陽町青少年健全育成町民会議

 菊陽町青少年健全育成町民会議家庭部会の食育研修会が、2月17日(水)菊陽町中央公民館で行われました。
 講師は宇城市在住で、野菜ソムリエ、くまもとふるさと食の名人、美肌食マイスターなど、多くの肩書きを持つ平田亜希さん。明るい笑顔で受講者を和ませながら「からだの中からキレイになるメニュー」をテーマに「うまめし(馬肉の混ぜごはん)」「豆乳茶碗蒸し」「揚げないごま団子」の3品を作りました。
 3児の母でもある平田さんは「家にあるもので簡単にできて、それでも家族を笑顔にできるレシピを紹介したい」と話しながら、調理工程を説明。参加者は、手軽においしくできたと満足でした。
写真・文提供
菊陽町青少年健全育成町民会議

 

 


区民総意で防災を!
北新山区

 2月7日(日)北新山区は、同区公民館で第1回防災訓練を行いました。
 午前10時から区民約80人が参加して、連絡体制訓練、消火器の取り扱い訓練をした後、参加者全員で5ヵ所の消火栓設置箇所を確認して回りました。地下式消火栓については取り扱いがそれぞれ異なるため、消防署員や消防団員の指導で、取り扱い訓練が丁寧に行われました。
 区民からは「ここに消火栓があるとは知らなかった。今回の訓練は非常に勉強になった」との感想が多く聞かれました。廣瀬区長は「初めての訓練でスムーズにいかない面もあったが、災害に即対応をできるよう訓練を重ねていきたい」と話していました。
写真・文提供 北新山区

 

 


ミニバレーで地域交流
夢街光の森会

 光の森を中心とした近隣地域の住民と企業の交流をしようと夢街光の森会が主催する「第1回 夢街光の森会杯ミニバレー大会」が、2月7日(日)武蔵ヶ丘中学校体育館で行われました。
 参加したチームは、近隣自治会から9チーム、企業9チーム、多国籍地域5チームの23チーム120人。試合は、4人制で21点1セットマッチで行われ、予選は総当たり戦からの上位・下位トーナメント戦となりました。また、夢街光の森会加盟店から提供の賞品も準備され、各チーム優勝目指して頑張りました。
 参加者は「顔は知ってるけど話したことがない町内の方と話せる良い機会になりました。たくさんの賞品がうれしいです。年2回開催して欲しいですね」と話していました。
写真・文提供 夢街光の森会

 

 


  たわらや酒店  宇野功一

(116)泰斗発売20周年 泰斗と歩んだ20年

■泰斗と共に20年
 日(3月6日)は、泰斗(たいと)という熊本の地酒の二十歳のお祝いのイベントがあります。町の小さな酒屋にとって、おススメのブランドは我が子のようにいとおしいものです。今回は、泰斗の生い立ちをご紹介したいと思います。

■苦境の中で生まれた「泰斗」
  今、熊本で、一番ブランド力のある日本酒は、なんと言っても泰斗でしょう。泰斗は熊本県山鹿市にある千代の園酒造鰍ェ醸造している酒です。純米吟醸、純米酒、特別本醸造の3種類があります。では、何故、千代の園ではなくて、泰斗ブランドができたのか?20周年を振り返りたいと思います。
 泰斗が発売されたのは、1995(平成7)年6月1日。1990年に熊本では、酒ディスカウントストアが開店して、ビールや日本酒、焼酎は廉売価格の応酬が続いていました。廉価販売の勝負は、資本の大小で決まります。であるとするならば、町の酒屋はなくなり、製造元である熊本の酒蔵も、灘や伏見の大手醸造元製品しか残らないことになってしまいます。日本酒市場がこんな市場でいいのでしょうか? ビールはもともと大手4社しかないから仕方がないにしても、日本酒や焼酎は、長い年月、それぞれの地元の人々によって、愛され、郷土料理とともに育まれた、立派な伝統文化であると思いました。
 そんな同じ思いを抱く、酒屋が集まり、「本物の酒米で、本当の熊本流伝統技法で仕込んだ日本酒を、適正な価格で仕入れ、適正な価格でお客様に販売する」商品の開発を考えました。プレミアム価格で販売するのではなく、逆に農家も醸造元も酒屋も利益がない安価な価格で販売するのでもない商品を創造しました。そして、千代の園酒造がこの考え方を理解して、泰斗ブランド開発がスタートしました。

■泰斗はオール熊本の地酒です
泰斗のスタンスは、
・熊本の酒蔵が、
・熊本の酒米を使い、
・熊本の水と熊本酵母で酒を醸(かも)す。
出来た「泰斗」を
・熊本の酒屋が適正な価格で仕入れ、
・熊本の方々に喜ばれる酒質
の酒を、適正な価格で販売する。
であります。まさにオール熊本の地酒を熊本の方に愛飲してもらうのが泰斗のコンセプトで、今も全く変わりません。
 発売して数年間は、鳴かず飛ばずでした。しかし、熊本県内の約20軒の酒屋が、「泰斗はうまい酒ですよ〜」と繰り返し繰り返し、消費者に伝え続けた結果、18年目には、年間本数1万本を突破。今年は年間本数14,000本を越す勢いです。前年対比120%強の伸び。酒が足りない事態がここ3年続いているまでになりました。
 20周年を記念して、今年秋に純米大吟醸を発売します。今夜は搾りたての純米大吟醸で乾杯します。これからも泰斗のご愛飲を・・・。


 県ヴォーカルアンサンブルフェスティバル
           最優秀賞受賞 菊陽中合唱部

 私たち菊陽中学校合唱部の「菊陽中2年K.Cガールズ」は、1月31日(日)宇城市のウイングまつばせ文化ホールで開かれた、第14回熊本県ヴォーカルアンサンブルフェスティバルに出場し、小中学生以上の64組の中から、最優秀の「モースト・インプレッシブ・プライズ」に選ばれました。
 今回のフェスティバルは、いつもの合唱とは違って少人数での演奏でした。一人一人の責任が大きく、とても緊張しました。でも、精いっぱい歌って良い結果を出すことができ、3月18日〜21日に福島市で開かれる全国大会への推薦団体に選ばれました。
 全国大会は高レベルですが、私たちらしい演奏をして、入賞を目指したいと思います。そして、多くのことを学んでくることができれば、と思っています。いつも支えてくださる多くの皆様に感謝の気持ちを込めて一生懸命歌います。どうぞ応援よろしくお願いします。

菊陽中学校合唱部 部長 淵脇朋佳


上村驤齠W開催

 菊陽町馬場楠区在住の独立美術協会所属 上村驤黷ウんの個展「熊本の現代作家展1 上村驤齠Wー子どものいる風景ー」が、2月22日(月)から3月26日(土)まで、熊本市の「肥後の里山ギャラリー」で開催されています。
 同ギャラリーでは、熊本の今日的な文化の断面を紹介する「熊本の現代作家展」を開催することを目ざし、その第1弾に、子どもたちを描き物語性を感じる個性的な絵を発表している上村さんが登場しました。
 上村さんの初期の作品「ながい午後」(1972年)から最新作「有形無景」(2016年)までの足跡をたどる18点と小品30点が展示され、少し不思議で夢と現実が混じり合う世界が広がっています。上村さんは「鑑賞は見る人と絵のキャッチボールです。自分の思いをめぐらして見てほしいです」と話されました。
 同ギャラリーは、熊本市中央区練兵町の肥後銀行本店1階にあり、観覧は無料で日曜祝日が休館です。