ワンネス 795号  2016/02/14発行

昔ながらの行事を受け継ぎ守る

大堀木区

 十五夜の綱引きと、もぐら打ちが、1月10日(日)大堀木区で行われ、楽しい一日を過ごしました。
 午前9時、区のグラウンドで長さ約10mの綱を練り、出来上がった綱を子どもたちの手で菅原神社に奉納し、お神酒をあげました。このあと、グラウンドで綱引きを行い、大人対子ども、男の子対女の子、など何度も綱を引きました。
 昼食にカレーとぜんざいを食べたあと、もぐら打ちを行い、男の子と女の子に分かれ、家庭を一軒一軒回りながら「十三日のもぐら打ちは田畑行け」と掛け声をかけて地面を叩きました。
 参加した愛菜さん(小1)は「初めて参加しました。綱引きは楽しかったです」と笑顔。優大くん(小6)は「綱引きは負けないように頑張って引きました。もぐら打ちは力いっぱいたたきました」と話してくれました。

 

 

津留区

 1月10日(日)、津留区の十五夜の綱引きが行われました。
 午前9時、区のグラウンドで綱を練り、長さ12mほどの綱が出来上がり。完成した綱を天満宮に奉納し、お神酒をあげました。このあと、地蔵堂前で、お父さん対子ども、お母さん対子どもなど、繰り返し綱を引きました。
 13日(水)には午後7時から、もぐら打ちもあり、子どもたちは各家庭を回り「十三日のもぐら打ちは田畑行け」と掛け声をかけながら、地面をたたきました。
 史穏くん(中2)は「最初で最後の大将だったので無事にやり遂げて良かったです。綱引きは、自分たちが練った綱で地区の人たちと楽しく綱を引くことができました。綱引きともぐら打ちは、一生の思い出になりました」と話していました。

 

 


学びの成果 見てください

菊陽町武蔵ヶ丘
コミュニティセンター祭

 第21回菊陽町武蔵ヶ丘コミュニティセンター祭が、1月17日(日)同センターと武蔵ヶ丘中学校武道場で行われ、たくさんの受講生の学びの成果が披露されました。
 武道場はステージと観覧席となり、空手や合気道、少林寺拳法など鍛えた武道の演武や、和太鼓、大正琴、吹奏楽などの演奏、ダンスやバレエ、日本舞踊などバラエティー豊かな発表が続き、大きな拍手が送られました。同センター談話室や研修室には、書道や手芸作品、写真などが所狭しと展示され、切り絵や葉画、編み物などの体験教室も開かれにぎわいました。屋外には、作品やおでんなどのバザーがあり、一日楽しく過ごした来場者もいました。
 太極拳の演武を披露した後藤さんは「始めて7〜8年になります。足腰が丈夫になり、もうすぐ86歳ですが元気です」と笑顔で話されました。

 

 

 

菊陽町南部町民センター
講座発表会

 1月24日(日)、第11回菊陽町南部町民センター講座発表会が同センターで行われ、学習の成果を発表しました。
 ステージ発表の部では、琴教室やキッズイングリッシュ教室、歌謡教室、ひょっとこ講座などが日頃の練習の成果を発表。会場から大きな拍手が送られていました。
 展示の部では、竹細工教室や押し花講座、楽しいリメーク教室などの作品が展示され、来場者は感心して見ていました。
 楽しいリメーク教室の石坂昌美先生は「昨年の5月から講座が始まりました。月1回なので生徒さんたちは作品を作るのが大変なようですが、日傘や財布、ワンピースなどすばらしい作品ができました。たくさんの方に見ていただき嬉しいです」と話しました。

 

 

 


  矢原正治

(108)オニタビラコ キク科

 今月も雑草の「オニタビラコ」です。春の七草の「コオニタビラコ(ホトケノザ)」の仲間です。コオニタビラコは田畑に生育しますが、オニタビラコは庭・畑の畦(あぜ)など、私たちの近くにたくさんあります。「島原の薬草」の中に、「薬物中毒による蕁麻疹(じんましん)、イカ、タコの中毒による蕁麻疹、湿疹、アトピー性皮膚炎、老化による皮膚の痒(かゆ)み等に、乾燥地上部10〜15gを煎じて飲む。外用では生の葉をすりつぶし、皮膚に塗る。急性の食中毒の時は青汁を杯(さかずき)一杯飲む」と記されています。
 これを元に、成分研究を行い、抗酸化作用を持つポリフェノール類のフラボノイド、コーヒー酸誘導体等の化合物、さらに抗アレルギー作用を持つ化合物が分かり、民間薬として島原で用いられる用法を化学的に証明しました。
 中国の本には、性は涼、味は甘くて少し苦い、無毒、効能は、咽の炎症、乳腺炎など記されています。
 「くらしの中の薬草(熊本)」の小冊子を3月までに作るために、現在編集中です。薬用植物105種、有毒植物42種、薬酒の作り方、植えてはいけないケシなどを掲載する予定です。出来上がりましたら、皆様の散策の一助となりますので楽しみにしておいて下さい。
 4月から、菊陽町の家に拠点を置き、薬用植物、有用植物、そして漢方薬に関する啓発活動を続けたいと思っています。これまで熊本大学薬学部で行っていた月例の薬用植物観察会、月例漢方とハーブの勉強会を、どこかで開催したいと思います。ご要望がありましたら、伺いますので、声をかけて下さい。
 2月はネパールのカトマンズにある大学に出かけます。カトマンズは熊本と同じ緯度ですので、寒さも同じぐらいでしょう。しかし、現在ネパールはガソリン不足、ホテルの部屋や大学に暖房がないようで、毎日温水シャワーが出るとうれしいです。行ってみないと分かりませんね。楽しみです。
 3月、4月号はネパールにもある薬草にします。お楽しみに!



アマチュア絵画展で入賞

 熊本県アマチュア絵画連盟が主催する「第58回アマチュア絵画展」に出展した水墨画「二の丸の老木」が、KKT賞の金賞を受賞しました。
  中国の桂林市に旅行した際、水墨画そのものの風景に魅せられて、菊陽町働く婦人の家の水墨画教室“菊陽さんさん”(山部代表)で習い始めて7年になります。この作品が選ばれるとは思ってもおらず、うれしいです。同教室から、4年連続入賞の快挙となり、みんなと喜び合いました。

 

 



折り紙作品を展示

 熊本市の熊本銀行武蔵ヶ丘支店で、合志市の「桜路折り紙教室」のメンバー5人の作品展示が、1月12日(火)から29日(金)まで行われました。
 同教室は、渡辺さんの自宅で渡辺さんの母、守田さんの指導で毎月1回開かれており、折り紙や千代紙を使って、鶴や風船、花などを折っています。この時期には、お雛様を何種か折り、飾ったり友人にプレゼントして喜ばれています。
 今回は、渡辺さんの友人、土井さんの紹介で展示会が開かれ、銀行の利用者は華やかな作品に見入っていました。