ワンネス 781号  2015/11/01発行

多彩なステージを披露
菊陽中学校吹奏楽部

 菊陽中学校吹奏楽部の第36回定期演奏会が、10月4日(日)菊陽町図書館ホールで行われ、日頃の練習の成果を披露しました。
 第1部はクラシカルステージで、今年度の吹奏楽コンクールの自由曲や、アンサンブルを披露しました。第2部のポップスステージでは、「必殺仕事人」や「暴れん坊将軍」などの曲を演奏すると、会場から大きな拍手が送られていました。また、ピアニストの池上衣里子さんや菊陽吹奏楽団とのジョイントステージもあり、見ごたえあるステージとなりました。第3部のマーチングステージでは、アメリカングラフィティーと題し「ビーナス」や「バケーション」などを演奏しながら見事なフォーメーションを披露しました。
 来場した佐藤さんは「孫の応援に来ました。想像以上に素晴らしい演奏で涙が出ました」と話し、吹奏楽部の坂本部長(3年)は「一年間の集大成なので精いっぱい演奏をすることを目標に頑張ってきました。今日は会場と一体となり楽しむことができたのでとても良い演奏会になったと思います」と話してくれました。

  

 


認知症について学びました
東部町民センター人権講演会

 菊陽町東部町民センター主催の人権講演会が、10月8日(木)同センター多目的ホールで行われました。
 講演したのは「グループホームせせらぎ」代表の橋さん。「認知症になっても 私らしく生きるために」と題し講演。65歳以上の4人に1人が認知症またはその予備軍であること。認知症を引き起こすリスクや毎日の生活の中で予防できることなどを話しました。また、各地の小・中学校で行っている認知症サポーター養成講座や甲佐町の「コミュニティカフェほたる」についての話もあり、「認知症の人のためのサポートがいつの間にか地域づくりになっています。地域の見守りは大事です」と話しました。

 

 


充実した研修旅行
菊陽町身体障害者福祉協会

 菊陽町身体障害者福祉協会は菊陽町社会福祉協会の協力により、10月2日(金)阿蘇方面へ、会員・サポーター・ボランティア合わせて22人で研修旅行に出かけました。
 最初に、風の丘阿蘇 大野勝彦美術館を見学。身体障害者として、大野勝彦先生の話を聞いて、先生の苦労が心の中に響きました。先生からは「父さん母さんありがとう 頑張るよ」と書かれた書を頂き、感激しました。
 続いて、阿蘇劇場喜楽座で観劇。座長の玄海竜二さんが特別に、芝居や舞、歌、太鼓の熱演を披露してくれ、参加者全員が幸せな気持ちで帰りました。

文・写真提供 岸田年弘会長

 

 


  たわらや酒店  宇野功一

(112) 酒の神様 松尾大社(京都)を訪ねる

 九州新幹線で新大阪まで乗り換えなしに行けるようになって、実に京都も近くなった。新大阪から一駅、京都に着く。仕事の関係で京都に出張。仕事の合間に、松尾大社を訪ねた。

■京都最古の神社
 阪急電鉄を乗り継いで松尾大社駅下車。駅を降りるとすぐに松尾大社の朱塗りの鳥居がそびえ立っている。松尾大社は京都で最古の神社という。5世紀頃、朝鮮半島から渡来した秦(はた)一族がこの地を開拓し、氏神として神社を建立したという。
 秦氏は、大陸から日本に様々な文化を伝えた渡来人として知られている。秦氏は大陸から高度な技術を日本にもたらした。古墳造営、かんがい用水などの土木技術、製紙技術、養蚕技術(一説には機織のハタは秦に由来する)、醸造技術。古代日本がある日突然、文化的な様相がくっきりと短期間に現れるのは、まさしく秦氏の偉業である。
松尾大社の御祭神は
・大山咋神(おおやまくいのかみ)
・市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)

の2柱。簡単にいうと大山咋神は山を護る神様。市杵島姫命は、宗像神社や厳島神社の御祭神で海の神様。秦氏が大陸から海伝いに渡った海路に祀られているのが分かる。
 また、794年に桓武天皇が奈良の平城京を離れて、京都・平安京に遷都した際に都の造作に貢献したのが秦氏であった。

■酒の神様・松尾大社
 中世になって、松尾大社は酒の神様として全国的に奉られるようになる。なぜ、松尾大社が…というのは諸説あるが、醸造技術全般を日本に伝えた秦氏に由来することから。中世というのは、町に酒屋が出来始めたころ。古来、酒はまつりごとに使われ、民間醸造(町の酒屋)ができるのは平安後期から鎌倉時代とされている。この時代ごろから、酒の神様として、全国各地の醸造家、味噌醤油の醸造家、焼酎の醸造家から信仰を集め、現在もその信仰は続いている。松尾大社のお札を受ける酒蔵は全国で約900場という。
 晩秋のこの時期、全国の酒蔵では夏場休んでいた酒蔵内をきれいに掃除して、松尾大社のお札がかけられる。そしていよいよ今年収穫した新米を精米して今年の酒づくりがはじまる。皆さんも酒蔵を見学した時に、酒蔵の神棚を見てほしい。きっと松尾大社のお札があるはずだ。


スポーツの一日
西校区民体育祭

 菊陽町西校区体育協会が主催する第26回西校区民体育祭が、10月11日(日)菊陽西小学校運動場で行われました。
 開会式では、境の松区子ども会の莉奈さんと元希くん(小6)が「今日の体育祭では、勝ち負けを気にせず最後まであきらめないで競技することを誓います」と選手宣誓。参加者たちは、綱引きやムカデ競争、フライングディスク投げなどの競技に、優勝目指して頑張りました。
 優勝した杉並台区の大山区長は「若い新しい転居者が多数参加してくれたおかげで優勝できました。これからの懇親会でおいしいビールが飲めます」と喜ばれていました。

 

 


しおりをプレゼント

 菊陽町を中心に創作活動をする茄子の会は10月26日(月)菊陽町図書館の矢野館長へ、会員のみなさんが、一つひとつ心を込めて手作りした水彩画や葉画、五行歌などのしおり800点を贈りました。
 しおりは、10月27日(火)〜11月9日(月)までの全国読書週間に図書館で本を借りた人へプレゼントされました。


みんなで元気に
   きくちゃん体操

 10月15日(木)あさひヶ丘区ギャラリー「クロストークL&E」の5の日のティータイム「お楽しみタイム」で、きくちゃん体操が行われました。
 指導したのは、西田さん。ストレッチ体操やボールやゴムバンドを使って、体全体を動かしました。また、小四郎丸 久さんの民話語りもあり、楽しいお話に笑いが起こっていました。