ワンネス 775号  2015/09/13発行
 

川施餓鬼 8月19日(水)

 菊陽町の無形民俗文化財で、330年以上の歴史がある伝統行事「川施餓鬼」が、上津久礼区のグラウンドで行われました。
 今年も区内の6組が、それぞれ趣向を凝らした施餓鬼舟を制作。他組に比べて若手が多い2組の今年の制作コンセプトは「エコ&コンパクト」。通常、竹が使われる馬型舟の骨組みに、長さ2.5mの農業用ビニールの紙芯を使用し、例年よりも、やや小ぶりなかわいい施餓鬼舟が出来上がりました。
 制作場所を提供した松村幸治さんは「設計図も無しで初めて作ったので、結構、時間がかかりました。来年はもっと完成度を高めたいと思います」と笑顔で話されました。
 完成した施餓鬼舟は、牛乳パックで作った行灯とともにグラウンドに並べられ、準備完了。午後7時半の祭りの開始と同時に、飾りつけられた提灯に火が入り、祭り会場を照らしました。

 

 

大堀木区 8月22日(土)

 午後6時から、合図の花火の打ち上げとともに同区公民館で開催。会場には、から揚げや、焼き鳥、手作りパン、金魚すくいなどの夜店が並びました。
 第1部は、子ども会の○×クイズや、ラムネの早飲み、大人のビール早飲み競争、区長あいさつに続き、後藤三雄町長も登壇。カラオケで自慢ののどを披露しました。
 第2部は、同区の祭りに10年以上参加している菊陽吹奏楽団が登場し、アンコールを含め7曲を演奏。素晴らしい演奏で、会場の雰囲気を盛り上げました。
 同級生の雅さんと、ラムネ早飲みに参加した佳奈さん(小4)は「フタがなかなか開かなかったのと、ビー玉が引っかかって、うまく飲めませんでした。難しかったです。でも、お祭りのパンフレットの表紙に、自分の絵が採用されたので嬉しかったです」と笑顔で話してくれました。

 

緑ヶ丘区 8月22日(土)

 緑ヶ丘区の夏祭りが同区公園で開催されました。
 子どもたち参加によるスイカ割り大会や○×クイズ、校歌斉唱で夏祭りを盛り上げました。また、フラダンスやカラオケ、地域で活動するマグネティックビートによるライブもあり楽しい祭りとなりました。
 かわいいメダカを販売していた直樹さん(中3)は「メダカを卵から育てて販売しました。売れ行き上々です」とうれしそうでした。

 

東ヶ丘区 8月22日(土)

 同区熟年会が27年前に制作した子ども神輿(みこし)が、区内を練り歩き元気よく祭りの開会を告げたあと、同区公園で午後7時に開会。VAN JACKET(大津町)がオープニングで、懐かしいヒット曲やフォークソングの名曲で祭りを盛り上げました。
 ステージでは、区の住民たちが日頃練習した民舞やカラオケ、フラダンスなどを披露。公園では、焼きそばやフランクフルト、枝豆、ビールなどの販売や、不用品バザー、福引き大会などもあり、久しぶりに会う顔もそろい、遅くまでにぎわっていました。
 結和会の堤さんは「区の小池先生が指導する会で、盛り上げ役として『花は咲く』など2曲を踊りました」と、仲間の皆さんと揃いの着物で笑顔いっぱい。しなやかに踊っていました。

 

 


  (103)  矢原正治

ミソハギ  ミソハギ科

 台風15号が九州を直撃し、熊本県の荒尾市に上陸、サトイモ・ハスの葉は切れ切れになり、梨・栗など農家の方々も大打撃ですが、皆様は如何お過ごしですか? 
 今月の「ミソハギ」は、ミソハギ科の多年生植物で、各地の山野の湿地に生え、高さが1m位で直立し、上部に花をつけます。盆花として用いられます。名前の由来に「花穂で供養に水をかける習慣がある」ため、ミソギハギ(祓萩)が短くなったとも言われています。供養には墓石に水をかける習慣があり、ミソハギの効能に「喉の渇きを止める作用」があるので、亡き人の渇きを癒(いや)すために、ミソハギを用いるとも言われています。また、ミゾハギ(溝萩)からきたとも言われています。
 地上部を乾燥したものを「千屈菜(せんくつさい)」と言い、下痢止め、急性腸炎、膀胱炎、浮腫、喉の渇きなどに民間薬として煎じて用います。また、煎液を外用として、あせも、かぶれに、また、靴擦れ、切り傷等の止血に用いるようです。煎じ方は、1日分で20g位を目安に、水500〜600ccで半量位まで煎じて、煎液を3回に分けて服用します。喉の渇きには、1日5〜10gを適量の水で煎じ、お茶代わりに、夏は冷やして、冬は温めて服用します。
 食用にもなります。若芽を摘み取り、軽く湯がいてアクを除き、和え物、酢の物などで食します。また、花は1〜2秒湯がき、サラダ等に添えて食べられます。ただ、何度も書きますが、食べ過ぎるとお腹をこわすことがありますので、注意して下さい。
 今年は、秋雨前線の動きが早いですね。また、朝夕ずいぶん涼しくなってきたように思えます。お腹を冷やした風邪の「寝冷え」に注意して下さい。涼しくなり、湿度が下がってきますと、胃の調子が良くなり「食欲の秋」になります。調子に乗って食べ過ぎ、身体を動かさないと、不要の脂肪分が溜まりますので、用心して下さい。「スポーツの秋」とも言います、身体に入れたエネルギーは、運動をして、きちんと消費しましょう。そうすると太りません(実行していない筆者です)。私の奥さんは「自彊術」をして、若さを保つ健康管理をしています。
 胃腸の調子を普通に整え、夏バテを解消し、冬に風邪を引かない身体を秋に作って下さい。皆様のご健康をお祈りします。
 9月11日〜25日、ネパールに出かけてきます。


  今年度の中体連大会で優秀な成績!
文・写真提供 武蔵ヶ丘中学校

陸上長距離で全国大会出場
  武蔵ヶ丘中3年 矢野隼人くん

 僕は、8月18日〜21日に北海道札幌市で行われた全国中学校総合体育大会に、陸上3000mで出場しました。
 熊本大会や九州大会と比べて、大会の雰囲気が全然違い、レベルの高い選手がたくさんいて、自分にとってとても良い経験になったと思います。これからは全国で活躍できるように頑張りたいです。

水泳で九州大会出場
 武蔵ヶ丘中3年 床浪志音くん

 僕は、7月に行われた熊本県中体連水泳競技の200m平泳ぎで、優勝することができました。これは、勝ちたい気持ちが強かったからだと思います。
 8月4日〜6日に長崎県で行われた九州大会では、納得いく結果ではありませんでした。この苦しい経験を糧に、努力していきたいです。



6周年を華麗に舞う

 8月19日(水)菊陽町総合交流センターさんふれあで、毎月第3水曜日、午後0時半から開かれる「さんふれあ舞の会」が開催6周年(72回)を迎え、記念大会が盛大に行われました。
 民謡「キンキラキン」と「牛深ハイヤ節」で、にぎやかに始まった会は、華やかな衣装を身に着けた踊り手が次々登場し、日頃の研さんの成果を披露。満席となった会場からは、大きな拍手や掛け声も飛び出し、観客も踊り手も大満足の表情でした。
 京本さんは「舞の会立ち上げ時に参加していましたがひざを痛め休んでいました。今日は久しぶりに参加しましたが、踊っている間は痛みを感じませんでしたよ」とマドロス姿もりりしく、「波止場気質」を披露しました。

 

 

 



楽しかったゲーム大会

 8月19日(水)菊陽杉並台区ふれあいサロンに、同区子ども会の子どもたちも参加して、ゲーム大会が行われました。
 同サロンでは毎年1回、ゲーム大会が開かれていて、参加者はウキウキしながら集合。今回は、子ども会から10人の子どもたちも一緒に遊ぼうと参加しました。
 ゲームは、ビーンボウリング、輪投げ、ゴルフに似たスカットボールの3種類。参加者は順番に投げたり打ったりして、得点が出るたびに歓声を上げていました。子どもたちの力強い投球に感心したり、かわいいしぐさに笑顔になったりと、一層楽しいひと時を過ごしました。表彰式では、大人も子どもも得点上位者にお菓子の賞品が準備され、笑顔で受け取っていました。
 並んで座った高橋さん、山内さん、池永さんが1〜3位となり「どのゲームも楽しかったです。運が良くて、思いがけず賞品を頂いてうれしいです」と喜ばれました。

 

 

 


  梅の造花  森 茂さん

   

 大津町の伝統工芸「梅の造花作り」に魅せられて、毎月第1・第3水曜日に大津町の歴史文化伝承館(法務局跡)で習っております。
 花弁の切り方、花粉のつけ方など、梅の造花保存会の皆様が親切に教えてくれます。幹となる梅の老木に枝を足して枝ぶりを整え、コケを生やし、風格ある姿に仕上げる技術に驚きました。
 作品が展示されている伝承館の見学者の中には「水は何日おきにやりますか?」「花はいつ散りますか?」と尋ねる方もいるほど。師範の作品は本物と見間違えるほどの見事な出来栄えです。