ワンネス 770号  2015/08/02発行

馬かもん☆キャロット列車出発進行!
菊陽町飲食業同業組合

 菊陽町飲食業同業組合(樋口組合長)主催の「菊陽 馬かもん☆キャロット列車」が7月19日(日)三里木駅を出発しました。
 この列車は午後5時30分、三里木駅を出発し阿蘇駅間を2時間かけて往復しました。列車の中では、菊陽町の飲食店3店の馬肉を使った特選弁当が食べられ、ビールや菊陽町オリジナル焼酎「酔紅」が飲み放題。列車に揺られ、自然を眺めながらおいしいものを食べ、隣の人とおしゃべりしながら楽しい時間となりました。
 樋口組合長は「実現まで1年がかりでしたが、楽しい列車の旅となったようです。菊陽町の特産品を使ったお弁当でおもてなしができ、町のPRにもなったと思います。次回もぜひ行いたいです」と話していました。


様々なスポーツ体験
中高齢者の元気塾

 菊陽町生涯学習課主催の中高齢者の元気塾が5月19日(火)から8月4日(火)までの10回、菊陽町光の森町民センターキャロッピアで開かれています。
 7月14日(火)は、中国で生まれたニュースポーツ「体力重力球」と、体幹やバランス感覚を鍛えたり、自分で体のゆがみが治せる「ストレッチポール」に挑戦しました。
 指導をした平松弘子さんは「ストレッチポールを使う前と後では、体全体が床につく感覚が違います。後の方が体全体がつくようになります」と話していました。体験した遠藤さんは「基礎的体力、筋力トレーニングを教えてもらいました」と語り、西園さんは「運動は色々していますが、結構きつかったけど楽しく体験できました」と話していました。

 

 


音楽いっぱい笑顔もいっぱい
三里木区ふれあいサロン

 三里木区のふれあいサロンが、7月13日(月)同区公民館に、約20人が参加して開催されました。
 今回のサロンにはゲストとして、菊陽町をはじめ、主に県内で音楽活動をする「月の雫」さんが、フルートの村田直子さんと訪れ、「ふるさと」「椰子の実」などの唱歌や、「水色の雨」「瀬戸の花嫁」などの歌謡曲、そして堂々たる「オーソレミオ」まで、幅広いジャンルの曲を披露。参加者は笑顔で手拍子を打ったり、知っている曲を一緒に口ずさんだり、音楽三昧の楽しいひと時を過ごしました。
 参加者の飯島さんは「すごく良かったです。『月の雫』さんのコンサートは何回も聞いていますが、そのたびに素晴らしいなあと思います」と話されました。

 

 


初めてのスポレク大会
光の森7町内

 7月12日(日)菊陽町光の森町民センターキャロッピアで、光の森7町内のレクリエーション大会が行われました。
 まだ新築の匂いがかすかに残る体育館に、約60人が集合。準備体操で体をほぐしたあと、子どもたちはドッジビー、大人はミニバレーを和気あいあいで楽しくプレー。最後は子ども対大人で白熱したドッジビーが行われ、元気いっぱいの子どもたちが勝利を収めました。
 体育部長の藤本さんは「初めてのスポーツレクリエーションが、こんな新しい施設で開催できて良かったです。子どもたちの元気の良さには圧倒されました」と笑顔でした。

 

 


  (109)  三里木区  たわらや酒店  宇野功一

球磨焼酎放浪記−3−  球磨焼酎の変遷―麹―

 「本来の球磨焼酎と現在の球磨焼酎は香味が違った」ということをご存知でしょうか。球磨焼酎を麹という微生物の変遷で振り返ってみたいと思います。

■黄麹は日本の稲作文化に根差した最も伝統的な麹

 

 黄麹菌のことを学名でアスペルギルス・オリゼーといいます。オリゼーとはラテン語で稲のこと。稲と黄麹には深い関係がありました。
 黄麹のルーツとして考えられるものに、稲麹があります。毎年稲穂が熟成するころ、その稲穂について発育する麹です。稲穂に濃緑色の大豆ぐらいの大きさの玉がつき、指ではじくと胞子がぱっと散ります。古代、日本人はこの稲麹から黄麹を分離して、利用する方法を発明したのです。そして生まれた食材が、酒、味噌、醤油、みりんなどでした。日本人の食生活に欠かせないのが古今問わず黄麹でありました。

■球磨焼酎は400年以上黄麹で造られてきた
 15世紀、球磨地方で造られ始めた米焼酎は黄麹製でした。以来400年以上にわたり、米と黄麹の組み合わせでおいしい球磨焼酎が生みだされてきたわけです。

■昭和17年 黄麹が無くなる
 明治の終わりごろ、鹿児島では琉球・泡盛の麹菌である黒麹がもたらされました。鹿児島全域に広まりました。黒麹は麹菌が自ら、クエン酸を生産してくれるため、雑菌を寄せ付けないという性質があります。
 一方、黄麹菌は主に清酒の仕込みに使われる麹菌で、独自で作る酸が少量です。清酒の場合、酸を別の方法で造り出す、もしくは、乳酸を添加する方法で、雑菌の繁殖を抑制しています。
 しかし、球磨地方に黒麹がもたらされるのはそれから30〜40年後の昭和17年ごろです。球磨焼酎はより長く黄麹にこだわり続けたようです。昭和17年といえば、第二次世界大戦中。米不足のため、球磨地方でも、仕方なく芋焼酎を造るようになった時代でもありました。鹿児島の杜氏も球磨地方にやってきました。そんな鹿児島の蔵人が黒麹をもたらしたと言われています。次第に黒麹の使用が増え、さらに昭和45年以降は白麹(黒麹の突然変異で生まれた麹)がほとんどを占めるようになりました。

■黄麹への回帰
 黄麹から黒麹→白麹へという最近の60年余りの流れは「造りやすさ」と「すっきりした飲み口」を求めた変化だったかもしれません。しかし本当にうまい焼酎に近づいたでしょうか?
 球磨焼酎500年の歴史のうち、440年を占める黄麹仕込みの歴史に、もう一度立ち返り「深い味わいの球磨焼酎」の追求を試みた酒蔵があります。次回はその蔵について書きたいと思います。(続く)



歌や踊りでにぎわいました

 菊陽町文化協会の第3回地域交流祭が7月18日(土)菊陽町総合交流ターミナルさんふれあ ふれあ館で行われました。
 ステージでは歌やフラダンス、日舞など96組が出演し、きらびやかなステージを披露。ロビーでは手作り作品が展示され、来場者はその出来栄えに感心していました。出演した前田さんは「還暦記念で歌いました」と笑顔で話していました。
 会場ではチャリティ募金活動もあり、集まった募金は菊陽町社会福祉協議会と口永良部島災害支援に寄付されました。

 

 

 


もったいないバザー開催

 あさひヶ丘にあるギャラリー「クロストークL&E」で、7月17日(金)から21日(火)まで「もったいない!リサイクルバザーと手作り展」が行われ、多くの来場者でにぎわいました。
 会場には、ポーチや手さげなどの手作り小物や洋服や靴、バッグ、アクセサリーなどが所狭しと並びました。
 来場した神戸さんは「洋服やアクセサリーを出しました。自分が使わなくなった物が、こういう形で誰かの手に渡って使っていただくと嬉しいですね。品物を見ていたら掘り出し物を見つけつい購入しました」と話してくれました。

 

 


  虐待かなと思ったら189番へ

 7月1日(水)から、児童相談所全国共通ダイヤルが3ケタの番号「189」になります。
 児童虐待かなと思ったら、ためらわずに電話をお願いします。
※一部のIP電話からはつながりません。
通話料がかかります。連絡は匿名で行うことも可能です。

大津警察署   294−0110
合志菊陽交番  248−5223