ワンネス 732号  2014/11/02発行

お試しサロン開催
津留区

 津留区では10月8日(水)区の公民館でお試しふれあいサロンを開催しました。
 午前10時、参加者は公民館に集まり、血圧測定などの健康チェックを受けたあと、菊陽町社会福祉協議会の甲田峰子事務局長より、各地域で行われているふれあいサロンの様子を聞きました。このあとゲームで手の運動、頭の運動をしながら楽しみました。参加した阪本さんは「家にいるよりはサロンで皆さんと一緒にゲームをすることで手と頭の体操になりました」と話され、ヨシ子さん(90歳)は「生まれ育ったこの地域が好きで行事があれば参加しています。ふれあいサロンをしていただき感謝しています。楽しみました」と喜ばれていました。

 

 


グラウンドゴルフで交流
菊池南部区長協議会連合会

 第34回菊池南部区長協議会連合会体育大会が、10月4日(土)菊陽杉並木公園ふれあい広場で行われました。
 参加したのは、菊陽町、大津町、合志市の区長91人。1チーム各市町混合の6人で編成され、ゲームは8ホールを2回まわるコースで行われ楽しみながらグラウンドゴルフで交流を深めました。
 参加した西山さんは「お天気に恵まれ久しぶりにグラウンドゴルフをしました。グリーンもきれいで気持ち良かったです」と話されました。
 団体優勝は大津町、個人優勝は竹下さんでした。

 

 


10周年20回目のコンサート
お月見コンサート

 合志杉並台コミュニティセンターで、杉並台ホタルを育てる会主催のお月見コンサートが10月9日(木)開かれました。
 同会は、住民の交流を深めようと毎年春にはホタルコンサート、秋にはお月見コンサートを開いており、今回は10周年20回目の記念コンサートとなりました。ゲストは熊本で活躍するシンガーソングライターむたゆうじさん。「もしも僕が小鳥だったら」など、弱い立場にいる人を思いやることや、会えてよかったことなどをテーマに11曲を歌いました。観客は手拍子や合いの手を入れながら楽しいひと時を過ごしました。
 初参加の福田さんは「歌だけでなくトークもあって、楽しかったです」と笑顔で話されました。

 

 


「また行こうね」が合言葉
大堀木区ふれあい会

 大堀木区ふれあい会は10月3日(金)4日(土)の1泊2日で「阿蘇の旅」を行い、16人が参加しました。
 3日午前10時菊陽町を出発。阿蘇草千里展望所に到着し噴煙を眺めたあと阿蘇神社で参拝し家内安全や健康を祈願しました。この日の宿、内牧温泉金時でグラウンドゴルフで楽しんだり温泉で癒されて夕食は山の幸豊かな食事で宴会となりました。
 4日は国造神社を見学のあと大観峰で大自然を眺め、小国町にある鍋ヶ滝を見学。階段が多く歩くのが大変でしたが、滝の裏側に入ることができ、カーテンのように美しい滝を眺めたら苦労も吹き飛びました。このあとボケ封じ、長生き観音で有名な興福寺を参拝しました。
 「ふれあい会は発足して5年。年に2回は旅行に出かけています。参加者した皆さんは、触れ合って会話し、見たり聞いたりすることで心癒されていました。『元気でまた行こうね』が合言葉となりました。次回はお正月明けに天草に出かける予定です」と話されました。
文提供   大堀木区ふれあい会
写真提供 矢野孝昭さん

 

 


  たわらや酒店  三里木区  宇野功一

(100)日本のウイスキーおもしろ文化考

■マッサンのおいたち
 NHK朝ドラ「マッサン」。主人公の竹鶴政孝(=ニックネーム・マッサン)がモチーフになっています。
 竹鶴政孝は1894(明治27)年に広島県賀茂郡竹原町(現在の竹原市)で日本酒醸造業・製塩業を営む竹鶴敬次郎の三男として生まれます。政孝は幼い頃から、その環境からか酒に興味があったといいます。忠海中学(現・広島県立忠海高校)を卒業して、大阪高等工業(現・阪大工学部)で醸造学を学びます。忠海中時代、一年後輩に後に総理大臣になる池田勇人がいました。池田と竹鶴は生涯交流があり、池田は国産のウイスキーの普及にもつとめたといいます。
 1916(大正5)年、竹鶴は高校の先輩の招きで、洋酒製造会社・摂津酒造(現在の宝酒造)に入社。
 1918(大正7)年、単身でイギリス・スコットランドのグラスゴー大学に入学し、有機化学と応用化学を専攻。グラスゴー大学で、医学部唯一の女子学生・エラさんに頼まれ、末弟のカウンくんに柔道を指導しました。柔道を指導するうちに、エラさんの姉のリタさん(ドラマではエリー)と知り合い結婚。ドラマと同じように、二人の結婚はスコットランドでも、広島でも祝福してくれる人はおらず、二人だけの寂しい結婚式であったようです。

■サントリー白札誕生
 帰国後、摂津酒造で本格的なウイスキーづくりに…と思ったのですが、世は第一次世界大戦後の不況の中で、資金調達ができずに挫折。1922(大正11)年に摂津酒造を退社して、一時、化学の先生として教鞭を執りました。1923(大正12)年に寿屋酒店・鳥井信治郎(ドラマでは鴨居社長)は、本格的な国産ウイスキー事業を計画。破格の年俸で、マッサンを雇い入れるのです。
 竹鶴はスコットランドに似た気候の北海道で製造することを主張しますが、鳥井は輸送費がかさむことと、容易に工場見学ができないことに難色を示します。結果、京都府山崎にウイスキー蒸留所を建設。1924(大正13)年、初代工場長としてウイスキーづくりがスタートします。
 1929(昭和4)年にサントリー白札が発売されます。しかし、当時の日本人にはスコットランド仕込みの本格的なスコッチウイスキーは受け入れられず、販売は低迷したといいます。
 大正の終わりから昭和の始めのこの時代、マッサンの地元広島の酒や熊本の酒が全国清酒品評会で高成績をおさめ、台頭してきます。芳醇にして、口当たりに甘味を感じる日本酒が人気でありました。キレがあり、ドライなウイスキーとは嗜好が180度違っていました。(来月に続く)


 晴天の中でさわやかな汗  車いすジョギング大会

 第30回くまもと車いすふれあいジョギング大会が10月4日(土)菊陽杉並木公園ふれあい広場で行われ、熊本県内や福岡県、鹿児島県などから車いすランナー63人が参加しました。
 開会式では大分市から参加した坂井さんが「これまでの練習の成果を活かして自己ベストを目指し頑張ることを誓います」と選手宣誓のあと、参加者は競技コースへ移動。1km、3kmの生活車いすの部と3km競技用車いすの部のコースで自分のペースで楽しみました。
 3km生活車いすの部で一番にゴールした川尻さんは「佐賀県から初めて参加しました。天気も良く風も良く気持ち良かったです。サガン鳥栖の熱烈なファンなのでユニフォームを着て参加しました」と笑顔で 話されました。
 ジョギング終了後、だご汁での昼食交流会や、むたゆうじさんのミニコンサート、抽選会もあり、楽しい一日となりました。


楽しいバスハイク

 菊陽杉並台ふれあいサロンは10月15日(水)対象者20人、ボランティア9人で西原村の萌の里へバスハイクに出かけました。
 台風一過のすがすがしい秋晴れで、一面に広がるコスモス畑の美しいながめに感動し、最高の一日を過ごしました。お弁当を食べてから買い物したり、ソフトクリームを食べたりし、一同笑顔で帰ってきました。
文・写真提供 菊陽杉並台ふれあいサロン

 


 パン作り教室

 菊陽町西部町民センターで、毎月第3火曜日の午前10時から、パン作り教室が行われています。「くまもと米粉インストラクター」でもある相良トシエ先生を講師に、話題の米粉パン作りもあり、みんな和気あいあい。美味しいパン作りを楽しんでいます。皆さんも参加してみませんか?

問合せ 菊陽町西部町民センター
п@338−3443