ワンネス 726号  2014・09・21発行

仕事って大変! 菊陽中学校2年生

 菊陽中学校の2年生は9月10日(水)〜12日(金)の3日間、職場体験を56の事業所で行いました。

取材:越智(中学2年)

白鈴園

 白鈴園(吉野惠子園長)では0歳〜6歳の園児132名が通っています。職場体験には生徒が3名来て、散歩に行ったり、子どもたちと一緒に園庭でままごとやブランコで遊んだり、絵本を読んであげたりしていました。
 そのあと職場体験に来た3名に園児からの質問タイムがありました。園児たちは『好きな動物』など質問していましたが、『好きな乗り物』など生徒が答えに困るような質問もしてきて可愛い一面を見せてくれました。
 体験に来ていた斉藤くんは「子どもと関わりたいからこの職場を選びました」と話していました。

 

 

さんふれあ

 菊陽町総合交流ターミナルさんふれあには職場体験に2名の生徒が来ていました。さんふれあでは温泉、大広間やレストランでの食事、菊陽町で育てた野菜や加工品の直売をしており、生徒たちは野菜の品出しや大広間の接客を頑張っていました。
 接客を体験した福田くんは「お客さんとコミニュケーションをとってみたいと思い、大広間の配膳係に入りましたが、接客の大変さがよく分かりました」と話してくれました。 
 皆、将来に向けて精一杯働いていました。働いたことで親への感謝の気持ちを深く感じることができた職場体験でした。

 

 


子育てを楽しもう!
陽(ひかり)っ子まつり

 第10回菊陽町次世代育成支援「陽(ひかり)っ子まつり」が8月30日(土)菊陽町図書館ホールで開かれ、たくさんの親子連れがイベントを楽しみました。
 菊陽町子育て支援課が主催し、町内の保育園や児童館、子育て支援センター、子育てサークルが、子育て相談や、支援のコーナーを設け、来場者を迎えました。
 訪れた親子は、お手玉などの伝承遊びを町老人クラブメンバーに教えてもらったり、おしゃべりや手作りを楽しみ、ステージ前では交通安全教室や救命救急教室があり、小さい子どもたちの命を守る体験をしました。最後に「いちごくらぶ」の歌や体操など盛りだくさんのステージもあり、楽しいひと時を過ごしていました。
 二人のお子さんと参加した吉野さんは「子育て支援サークルの先生からこのイベントを教えてもらい、初めて参加しました。竹トンボで遊んだり歌のステージを見たり楽しかったです」と笑顔で話してくれました。

 

 


BLOF理論で
 高品質な野菜作り

中村農園ネットワーク

 9月6日(土)境の松区公民館で ?日本有機農業普及協会(小祝政明主任理事)主催の「BLOF PARTY in KUMAMOTO」が行われ、菊陽町はもちろん、熊本県内各地、山口、島根、栃木などから50名の農業者・農業関係者が集まりました。
 今回のイベントは、境の松区の中村農園ネットワーク(中村誠喜代表)の呼びかけで実現し、(社)日本有機農業普及協会としても全国で初の交流会です。
 BLOF(ブロフ)とは「Bio Logical Farming」の略で、「生態系調和型農業」を意味します。有機栽培における肥料、ミネラルなどの作物に対する役割を科学的に明確にし、施肥量や施肥方法を論理的に決定する栽培方法で、肥料だけでなく、土壌を豊かにするために微生物や緑肥を積極的に使用して、環境負荷が少なく、高品質な作物を作ることを目指す農法でもあります。
 小祝主任理事の講演に続き、県内の4農業者がそれぞれの事例を発表。参加者は真剣な表情でメモを取り、活発な質疑応答が行われました。参加された西山さんは「他のBLOF理論を実践されている方々の姿を見て大変勉強になりました」と話されました。

 

 

 


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復興住宅

 災害復興住宅というものが浜通りを中心に建てられています。福島県発表による県内の復興公営住宅建設の進捗状況(7月末現在)は、地震・津波等の被災住宅が計画2714戸に対して完成402戸。残りは用地調整中、設計中、建設中です。原子力災害による避難者住宅は計画の4890戸に対し、まだ完成はなく、平成27年度完成へ向けて作業が進められています。地震・津波と原子力災害を合計した復興住宅計画7604戸に対し、完成は402戸(5.3%)と厳しい状況です。
 震災から3年半たっても、まだ仮設や借り上げ住宅の仮住まいの人が大半です。復興住宅の建設が遅れれば遅れるほど帰還率が下がっていくことは目に見えてます。いま国は2020年のオリンピックのインフラ整備に躍起になっていますが、表舞台でないところには少し手ぬきしているのでは?と勘ぐってしまいたくなります。毎年日本のどこかで大なり小なりの災害や事故はありますが、喉元過ぎても熱さを忘れずに取り組まないといけないですね。
 これを書いている時に広島の土石流災害を知りました。相馬市は2日後に支援物資を送りました。同じ被災者として痛みや悲しみがわかるからです。一日も早い復旧を祈るばかりです。次号からは福島発の希望や喜びもお届けします。

※ワンネス編集室より読者の皆様へ
「ふくしま浜通り日記」をお読みになったご意見、ご感想をお寄せください。皆様の声を福島へ届けます。

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熊本県菊池郡菊陽町津久礼2219-4
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笑顔いっぱいの音楽活動

 菊陽町で音楽活動を行う音楽ボランティア“ぐるぐる”は、9月12日(金)青葉台区にあるデイサービス「ほほえみのもり」で敬老会ミニコンサートを行い、利用者の皆さんと一緒に楽しいひと時を過ごしました。
 岸本室長のあいさつのあと、ミニコンサートでは皆さんが良くご存じの水戸黄門の主題曲「ああ人生に涙あり」や「きよしのズンドコ節」「あの鐘を鳴らすのはあなた」など9曲を演奏。加山雄三の「君といつまでも」は利用者の方がマイクを握り熱唱。皆さんから大きな拍手が送られていました。

 ボランティア活動を行っている個人や団体を紹介する新コーナー「ボランティアの輪」がスタートしました。このコーナーに掲載を希望される方はワンネス編集室までお知らせください。取材にお伺いします。投稿もお待ちしています。

 

 

 


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背中・腰のストレッチ

 

 仰向けに寝ます。写真のように息を吐きながらゆっくり足を頭上に上げます。このとき腹筋が弱いと足が持ち上げれないことがあるので、写真奄フように両手で腰を支えてください。息を吐き終わったら、吸いながらゆっくり足を床に着けます。この動きを3〜5回繰り返してください。

  

 腹ばいに寝ます。写真のように両手を胸の横について息を吐きながら体をゆっくり反らしていきます。(写真堰j息を吐き終わったら吸いながら上体を床に着けます。この動きを3〜5回行ってください。

 2つの動きは柔軟性をつけますので、腰痛やギックリ腰の予防になります。ゆっくり、ゆっくり行ってください。

 

編集後記

今年最後のスーパームーン

 9月9日(火)は世界中でスーパームーンが観測されました。
 スーパームーンとは楕円軌道を描いて地球を周回する月が満月、または新月の時に地球に最接近した状態のこと。最も遠くにある時よりも14%大きく、30%明るく見えるそうです。