ワンネス 725号  2014/09/14発行

ふれあいサロン研修会
ふれあいサロン校区連絡会

 菊陽町社会福祉協議会主催の平成26年度ふれあいサロン校区連絡会が8月22日(金)、27日(水)、9月1日(月)の3日間各会場で行われ、町内でふれあいサロンを行う区の区長や運営委員が参加して研修を行いました。
 27日は、宮ノ上区ふれあいサロンで研修を行い、12地区の区長や社協職員など36名と宮ノ上区より13名が参加。受け入れサロンの区長が、サロンの立ち上げの経緯や活動、予算の面で苦労したことなどを話されました。また、質疑応答もあり、参加者は自分の地区のサロンに活かそうと熱心に聞いていました。宮ノ上区のボランティアによる手作りの軽食も準備され、充実した研修となりました。
 参加した矢野さんと内村さんは「サロンに携わる皆さんの意識の高さや、ボランティアの方たちが気持ち良く参加されている姿に感心しました」と話され、境の松区長は「まだサロンを実施していませんが大変勉強になりました。立ち上げの参考にさせて頂きます」と話されました。

 

 


郡市大会で童話を発表
菊池郡市童話発表大会

 平成26年度菊池郡市童話発表大会が8月21日(木)菊陽町図書館ホールで開かれ、菊陽町、大津町、合志市、菊池市の代表の児童10名が覚えた童話を発表しました。
 菊陽町からは陽生くん(小3)と史さん(小6)が出場。一生懸命な発表に会場から大きな拍手が送られました。
 最優秀賞は、朱音さん(小4)と大輝くん(小5)が受賞し、熊本県大会に代表として出場することになりました。

 

 


踊り続けて5周年
さんふれあ舞の会

 菊陽町総合ターミナルの温泉施設さんふれあ大広間で、毎月第4水曜日に踊りの会を開いている「さんふれあ舞の会」が8月27日(水)5周年(60回)を迎えました。
 5周年を記念して「祝の舞」から始まったプログラムは、三味線演奏や一緒に施設訪問を行っているあゆむ保育園園児の出演もありバラエティに富んだ内容となり30組が出演しました。会場は、朝早くから楽しみにして訪れた観客で満席。「よかったよ!」などの声援や拍手が送られ、にぎやかなひと時となりました。
 代表は「楽しんで見て頂いて嬉しいです。私たちメンバーもいつも仲良く楽しんで踊りを続けています」と喜びを話されました。

 

 


実りの多かった「社会見学」
菊陽町歩こう会

 菊陽町歩こう会(久保田昌生会長)は「愛歯熊本本社訪問と九州の工場見学めぐり日帰りの旅」を8月18日(月)を行いました。
 菊陽町原水(南方)にある歯科技工を行う医療機器メーカーの活、歯熊本本社で入れ歯やインプラントについての専門的な説明や、健康な口内環境・保険とセラミックの差し歯の違いなど最新情報を提供していただきました。また、スポーツドリンクや栄養調整食品で有名な椛蜥ヒ製薬佐賀工場では、健康保持に必要な「大豆」製品の重要性を教えていただき、早速納豆や豆腐など食べなくてはと考えさせられました。最後に、八女市の久留米織物工場では反物が出来上がる仕組みや、手作の丹前を試着するととても暖かい感じがしました。今回「社会見学」だけの企画でしたが。参加された皆さんも大変喜ばれ来年度の参考にもなりました。
 次回9月例会は9月18日(木)「秋の味覚フルーツ狩り(梨・りんご・巨峰ぶどう)」です。

文・写真提供 久保田昌生会長

 

 


  (91)  矢原正治

トウモロコシ イネ科

 阿蘇の畑にたわわに実っている「阿蘇トウキビ」。柔らかくて甘い物がもてはやされる時代、阿蘇トウキビ(トウモロコシ)は種子が固くて美味しくないという人が多いですが、かめばかむほど美味くなります(唾液に含まれるデンプンを分解する酵素アミラーゼでトウキビに含まれるデンプンが、噛むことで分解されて甘みを示す麦芽糖、ブドウ糖になるため)。阿蘇では、保存食、牛・鶏の餌として用いられてきました。初めて阿蘇トウキビを食べたのは、30数年前、高森田楽のご飯に黄色いモノが入っていました。最初食べたとき、黍(キビ)だと思って聞きましたら、トウモロコシの種子だと言われたのが印象的でした。 
 トウモロコシは薬用植物です。薬用部位は花柱(毛)で、南蛮毛(なんばんもう)と言われ、利尿、腎炎、脚気、むくみ、膀胱炎、尿路結石症等の効果があると言われています。花柱(種子が熟れたときの毛)には、カリウムが多く、利尿作用があると言われています(スイカの果肉の利尿作用も同じカリウムによるものと言われています)。トウモロコシを食べるときに花柱(毛)を集め、乾燥し、カビが生えないように保存。必要なときに煎じて服用するか、茶のように飲むと良いでしょう。ただ、腎臓透析をしている人は、腎臓を弱らせる原因になりますので、利用に十分注意して下さい。利尿で思い出すのは「イグサ」です。大津の道の駅で売っている「いぐさ野菜の粉」を飲むと良く小便が出ますが、臭いが余りしなくなります(臭いセンサーで測定しましてもらいました)。
 人の身体の水分は赤ちゃんで70%位、高齢者で55%位と言われていわれています。この水は毎日の飲食で入れ替わり、バランスが保たれています。また、心身の状態が普通なら、身体の中で水のバランスが保たれています。皆さんが身体の水のバランスが狂った身近な病状は@車酔い、A二日酔いの咽の渇き、B雨が降りそうなときの偏頭痛、C嘔吐下痢、D浮腫(むくみ)等があります。車での家族旅行で子どもが車酔いすると大変です。我が家では、利水の漢方薬「五苓散」を飲ませていました(眠くなりません)。嘔吐下痢症に五苓散を服すると症状がひどくなりません。孫達にも使っているようです。漢方薬は頓服で用いる薬が沢山あります。
 西洋薬には利尿薬(小便を出す薬)があります。しかし体内の水分のバランスを整える利水薬(水の多いところから少ないところへ移し、余分の水は小便に)はありません。漢方薬は食と同じような考え方です。漢方薬を勉強している薬剤師に聞いて利用して下さい。



民謡仲間で慰問活動

 民謡で慰問活動を行っている絆会のみなさんが8月27日(水)紀水ナーシングホームデイサービスを訪問しました。
 この日は、歌の上田さんと尺八の本田さん、歌と三味線の友田さんと藤澤さんが「田原坂」や「五木の木挽き歌」「おてもやん」など10曲を披露。三味線や尺八の音色に合わせて九州各地の民謡を歌いました。また炭坑節に合わせて上田さんが踊ると、元気な利用者も一緒に続き、楽しいひと時を過ごしました。
 88歳になる上田さんは「24〜5年前に民謡教室で学んだ仲間と4年前に再会し、慰問活動を始めました。毎月2カ所に行きますが、民謡のコンクールにも出場したり忙しく過ごしています」と元気に話されました。

 

 

 


出来栄えに感心
茄子の会

 菊陽町や熊本市で創作活動をする茄子の会(中村孝幸代表)の作品展が8月25日(月)〜31日(日)までお菓子の香梅光の森店 ドゥ・アート・スペースで行われ多数の来場者が訪れました。
 会場には、押し花、写真、パンの花、創作人形、かずら工芸、マンホールPhoto、切り絵、陶芸などが飾られました。


   振り込め詐欺にご用心

 8月27日(水)午後1時頃、大津町において証券会社を名乗る男から
「あなただけ選ばれました。いい証券がありますが私は買えないのであなたの名義で購入しました。儲けたお金を振り込みますので、口座を教えてください」
という振り込め詐欺の電話がありました。
 このような儲け話は絶対にありません。今後、このような電話がかかってくるおそれがありますので、絶対に騙されないようにお願いします。また、同様の電話があった場合はすぐに警察や家族に相談するようお願いします。

相談先 大津警察署 生活安全課 .294−0110


  サギソウ(鷺草)

 

 ラン科の多年草。日本固有種。茎は高く伸び15〜50pにもなり7〜8月に3cmほどの白い花が咲きます。
花言葉は「しんの強さ」「清純」「夢でもあなたを想う」
撮影場所 矢野さん宅