ワンネス 721号  2014/08/10発行

山口の旅 満喫!
菊陽町歩こう会

 7月17日(木)18日(金)梅雨明けの候、第514回菊陽町歩こう会特別企画(1泊2日)の旅は快晴に恵まれ、会員外の方の参加もあり賑やかに山口方面に向かいました。
 初日に訪れた城下町長府は、高杉晋作挙兵時国宝功山寺や、静かさの中に風格がある毛利邸へ。次にテレビCMで有名な角島大橋はまるで外国のような風光明媚さに圧倒され、灯台からの眺めも絶景でした。
 2日目の「山陰の小京都」津和野は、世界の絵本作家 安野光雅美術館所蔵の「絵本平家物語」の見事さや、明治の巨匠 森 鴎外旧宅、そして水路に泳ぐ巨大な鯉にビックリ。なんと言っても面白おかしく説明されたガイドさんの印象が強烈でした。最後に京都の寺院にも引けを取らない国宝瑠璃光寺五重塔を見学し、帰路につきました。
 2日間を通して快晴に恵まれ、友だちの輪が広がり、怪我や病気も無かったことに感謝し、皆、益々元気で人生楽しんで欲しいと思いました。次回8月例会(18日)は「愛歯熊本工場と九州の工場見学」です。
文・写真提供 久保田会長

 

 


楽しく活動しています
新山区 白鈴老人会

 菊陽町新山区 白鈴老人会(酒井良一会長)は毎月第3土曜日に活動し、7月19日(土)は区の公民館で廃油石鹸作りと習字を行いました。
 石鹸作りは、事前に家庭から集められたてんぷら油の廃油6リットルと苛性ソーダ900グラムを準備。バケツに石鹸の材料を入れ、棒でかき混ぜます。20分ほどかき混ぜ、廃油がキャラメル色になったら完成です。容器に移し、固まったら台所や洗面所で使います。参加した方から「靴の汚れが良く落ちますよ」と重宝がられていました。このあと、後藤さんの指導で習字のおけいこもあり、お手本を見ながら熱心に書いていました。
 岡本さんは「80の手習いです。上手く書けました」と笑顔でした。

 

 


おかえりなさい1年生
白鈴園

 7月23日(水)菊陽町立白鈴園に、今春卒園し、新一年生になった子どもたち19名が、小学校生活の報告に帰ってきました。
 年長のらいおん組の園児たちから「おかえりなさい」とあいさつがあり、楽しく一緒に凧やコマ作りをしました。工作のあとは卒園生が小学校の行事や給食、好きな教科などを発表。「通知表は△がひとつであとは○でした」「給食の揚げパンがおいしいです」など小学校での体験を話し、園児たちも真剣に聞き入っていました。
 絵日記で楽しかった水遊びの様子を発表した松原柊花ちゃんは「保育園も楽しかったけど、小学校もいろいろなことがあって楽しいです」と話してくれました。

 

 


心豊かに童話発表
菊陽町童話発表大会

 平成26年度菊陽町童話発表大会が7月23日(水)菊陽町図書館ホールで開かれ、菊陽町内の小学生が覚えた童話を心を込めて語りました。
 菊陽町内の6小学校から代表11名が参加。1・2年生は5分、3〜6年生は7分の規定された時間で発表。それぞれが選んだ、平和や環境、動物など様々なジャンルのお話をステージから観客に向かって一生懸命語りました。
 審査員の宮川伊十元菊陽中学校校長は「お話を自分のものにしているか、聞き手にメッセージを届けているかなどを、間や強弱、アクセントなども考慮し審査の基準にしましたが、皆さんよくできていて僅差で代表が決まりました」と話されました。最優秀賞受賞者2名は、8月21日(木)に同ホールで行われる菊池郡市大会に菊陽町代表として出場します。

 

 


  (90)  ひばりヶ丘区  矢原正治

薬用ニンジン(オタネニンジン) ウコギ科

 キャロットと英語で言われる、菊陽町の名産の「ニンジン(セリ科)」とは異なり、貴重な生薬(しょうやく)として漢方薬に配合されます。
 韓国では強壮等を目的として鍋料理の参鶏湯(サムゲタン)などに食用として用います。
 薬用人参の根を、そのまま干したものを白参(はくじん)、蒸した紅参(こうじん、長期保存に)といます。どちらも元気を補い(強壮効果)、虚脱を治し(疲労回復)、精神を安定する等の作用があるとして、冷えて胃腸の弱った人の胃を温め、動きを良くし食欲を増す等を目的に、人参湯、大建中湯(イレウス、腸閉塞の予防に)など、漢方処方の1/4位の多くの処方に配合されます。
 食用として食べる時は、余りにも元気な人は鼻血を出すことがありますので注意して下さい。また子どもが食べると、逆上せ(のぼせ)、イライラの原因となり集中力が低下することがあります。人によっては血圧をあげることがありますので、高血圧の方は気を付けて利用して下さい。
 昔の皇帝が、不老長寿の薬として見つけた薬草の一つが薬用ニンジンと言われています。しかし、これを飲んだからといって死なないわけではありません。皇帝は贅沢食で生活習慣病の方が多かったようです。また、薬用人参を取り合って争いごとが起きたとも言われています。争うごとは避けたいですね。
 健康維持は、健康食品に頼るより、いろんな生活習慣、食生活、ストレス解消に気を付けた方が長生きできるのかもしれません。情報に振り回されず「良い加減」に生活して下さい。
 6月下旬にスリランカ、7月初めネパールに出かけてきました。コロンボ大学の生協で食べたカレー(日本円で50円、美味しかったです。紅茶一杯4円)の皿はラップで貼ってあり、エコの食器でした。東北の震災時 or コロンボ大学のどちらが先でしょうか?ネパールでは葉の食器が使われています。更にエコですね!!


  ブログからレシピ本出版!

鍋島亜耶さん 30歳

 「anのお菓子な時間」(河出書房新社 1300円 税別)というお菓子のレシピ本を出版した鍋島亜耶さんに話を聞きました。

●お菓子つくりはいつ頃から始めましたか
  10年前に結婚して、初めて自分のオーブンを買ったところレシピ集がついてきました。食べたいお菓子を作ってみたら上手くでき、嬉しくて始め、いつの間にか10年が経っていました。

●人気のブログだそうですね
  レシピを書き込んだノートがボロボロになってきたので整理するために2年前にブログ「型にはまったお菓子なお茶の時間」を立ち上げました。ひっそりやっていたつもりがレシピを参考にされたり、リクエストや質問を受けるようになりました。多くの方の目に触れるようになり、出版社からレシピ本の出版のお話がありました。

●本の出版について
  本作りは考えていた以上に大変な作業でした。諸事情もあり、編集者さんに家に来ていただき本に掲載する写真を撮影しました。知らない材料がないように、基本は通年手に入る材料で作れ、旬のものを使って、焼き菓子から冷菓、ドリンクまで季節を問わず使えるレシピ112品を紹介しました。他のレシピ本と少し違うところは、オーブンの使い方や工程の意味を掲載したところでしょうか。

●感謝の気持ちでいっぱいです
  本の制作に尽力していただいた河出書房、カメラマン、デザイナー、私をここまで成長させて下さった読者、ブロガーのみなさん、支えてくれた家族、関わって下さった全ての方々に感謝です。
  ブログには460品のレシピを紹介しています。こちらも是非ご覧ください。
  ブログ⇒ http://ameblo.jp/lovable-kitchen/



素晴らしい作品が勢揃い
 
 茄子の会の作品展示 エコクラフトワールドが6月23日(月)〜30日(月)、茄子の会一周年記念展 七夕祭が7月6日(日)〜12日(土)までお菓子の梅香光の森店 ドゥ・アート・スペースで行われました。
 会場には、エコクラフトで作られた籠や花など200点、七夕祭では、油絵や、水彩画、パッチワーク、フランス刺繍などが展示され、多くの方が来場しました。
 中村代表は「お忙しい中、多くの方に来場して頂き感謝しています。これからも作品展示を行っていきますので是非お越しください」と話されました。
 

 

 


  (18)

夏祭り

 浜通り地方は大きく分けて二つの地域に分けられます。一つは南部のいわき地区。もう一つが私が住んでる北部の相双地方です。この相双地方には1000年以上続く相馬野馬追(そうま のまおい)という祭りがあります。地元では神事と言う人もいます。この野馬追は7月23・24日に神事、その後の土日に祭りが相馬市 南相馬市 浪江町 双葉町 大熊町の旧相馬藩内の市町村で行われます。
 震災後、浪江町 双葉町 大熊町は、「帰還困難区域」と「避難指示解除準備区域」の2つに再編されたため、いまだに人は住んでいません。そのため野馬追にはなかなか参加することが難しく、2011年は出陣式だけでしたが、翌年からはメインの祭りも行われるようになりました。
 震災前は各郷ごとに騎馬隊が編成され500騎以上の騎馬が集まりましたが、震災後2012年は200騎ほどまで減りました。しかし今年は地元の騎馬会や日本全国の避難先から故郷を思い、元気づけようと最盛期の500に近づく騎馬武者が集まり、少しずつ町が元気になってきています。しかし原発はというと汚染水のタンクに中古の部品を使っていたり、5号機の汚染水問題、セシウムの飛散問題の未発表など国や東電は、相変わらず不都合なことはマスコミなどに指摘されるまで発表しません。残念ですね。しかし地域の人達は厳しい現実の中にも、新しい未来に向けて懸命に進もうとしています。負けるわけにはいきません。

福島県南相馬市 (有)藤原新聞店 藤原広幸