ワンネス 720号  2014/08/03発行

将来の夢を発表  青少年のつどい

 

 平成26年度〜明るく住みよい社会をめざす〜青少年のつどいが7月12日(土)菊陽町図書館ホールで行われました。
 オープニングセレモニーでは、菊陽西小学校音楽部による器楽演奏があり、会場から大きな拍手が送られ開会。社会を明るくする運動啓発ビデオ「心の家路」の上映のあと、菊陽町内の各小学校と中学校から代表10名が「私の夢と地域とのかかわり」や「明るく住みよい街づくりを目指して」などのメッセージを発表。理央さん(小6)は「鼻ぐり井手を菊陽町の観光の名所にしたい。菊陽町の良いところを紹介する『菊陽よかとこめぐり』を実現したい」と発表しました。
 「将来の夢」と題して発表した里菜さん(小6)は「緊張しましたが、皆さんに『本にかかわる仕事がしたい。図書館司書になりたい』と自分の夢を話したことで夢をかなえようと強く思いました」と話してくれました。
 記念講演では、シンガーソングライターの野田かつひこさんが「歌が紡ぐ命の物語 そこにはふるさとがある」と題し話され、オリジナル曲「夕焼けメロディー」などを歌い、命の尊さを伝えました。
 最後に、法務大臣から「社会を明るくする運動にご協力を」のメッセージも読み上げられました。


ボウリングで楽しく親睦を深めよう

津久礼ヶ丘区

 津久礼ヶ丘区の初めてのボウリング大会が7月6日(日)菊陽ボウルで行われ、区民70名が親睦を深めました。
 同区では毎年レクリエーションを行っていますが、今回初めてボウリング大会を企画したところ、子どもから高齢者まで多くの参加がありました。重いボールをやっとのことで転がす子どもや、昔とった杵柄で素晴らしいフォームで投球する方もいて、ストライクやスペアのたびに応援の声も一層大きく響きました。全員が2ゲームを終了後に表彰式となり、子どもの部と大人の部に分けて順位が発表され、豪華賞品が手渡され笑顔で受け取っていました。
 大人の部で優勝した板垣さんは「同じレーンの方が応援してくれ、良い成績が出ました」と話されました。

 

ひばりヶ丘区

 7月19日(土)菊陽ボウルでひばりヶ丘区恒例のボウリング大会があり、45名が参加して楽しいひと時を過ごしました。
 子どもたちには、ガーターにならないように溝をふさぐカバーが付けられ、得点が伸びて大喜び。参加者の皆さんは、ゲームを続けるうちにどんどん上手になりスペアやストライクが決まり、歓声が上がっていました。また1ゲームで187点や3連続ストライクなど高得点も飛び出して、2ゲームを終え表彰式となりました。式では、全員に賞品があり参加者は笑顔で受け取っていました。
 優勝した福里さんは「子どもたちが『パパ頑張れ〜!』と応援してくれたおかげで優勝できました」と喜ばれました。

 


  (97)  三里木区  たわらや酒店  宇野功一

泡までうまいビールのはなし

 ビールが最も美味しく感じる暑い夏がやってきました。今月は、ビールについての話題です。

◆ラガー系とエール系
 私たち日本人が一般的に飲んでいるビールは、9割9分がラガー系のビールです。ラガービールしか日本人は知らないと言っても過言ではないと思います。
 大手メーカーのビール
・キリンラガー  ・キリン一番搾り
・アサヒスーパードライ
・サントリーモルツ
・サッポロ黒ラベル
これらすべて、ラガービールなのです。
 世界的に見ますと、ビールは概ね2種類に大分されます。それは、発酵をさせる方法で2種類に分かれます。
 ひとつは、下面発酵製法でつくるビールです。日本のラガー系ビールはこの発酵製法で作られます。
 もうひとつは、上面発酵製法でつくられるビールです。エールビールに代表されるものがこれに当たります。

◆ラガービールとエールビールの違いは
 日本のビールに代表されるラガー系ビールは、10℃前後の低温でゆっくり発酵します。発酵期間は約1週間〜2週間。出来上がったビールはすっきりしたシンプルな味わいになります。
 イギリスやドイツのビールに代表されるエール系ビールは、20℃前後の常温で短期間に発酵されます。4日程度で発酵が終わります。香りは果物に似たフルーティーな香りに満ちています。発酵過程で、酵母が多くのエステル類をつくるためです。味わいも複雑で、個性的な味わいのビールが出来上がります。

◆冷やして旨いビール 常温で旨いビール
 古来、欧州では水道設備が整っていませんでした。水の代わりに喉を潤す飲み物として発展したのが、ラガー系ビールです。
 一方、エール系ビールは、ブドウが採れない寒冷な地域で、赤ワインに劣らない豊かな香味を追求して発展したビールです。
 暑い夏、キ〜ンと冷やして飲むビールはラガー系ビールが断然うまいです。ゴクンと喉越しで楽しむビールですね。
 これから秋が深まります。味わい深い山の幸・海の幸にはコクと香りの複雑なエール系ビールで、香味を楽しむことをお勧めします。


随宜さんをご存知ですか
高齢者大学

 菊陽町高齢者大学(菊陽町中央公民館主催)の郷土学習会が7月16日(水)杉並木公園管理棟で行われました。
 今村哲郎学級長の挨拶のあと、菊陽町文化財保護委員が、古閑原区の西園神社に小さな墓碑がある西園寺随宜朝臣(さいおんじずいきあそん)について講演しました。
 1665年に京都から入道水村の安福寺に移り住んだ随宜。祖先には細川忠興・玉(ガラシャ)夫妻や前田利家・まつ夫妻など私たちにも馴染みのある人物がおり、当時の検地帳や安福寺の由来などの資料も紹介され、随宜の名前を知らなかった多くの受講者も興味を引かれたようでした。
 講演後、中央公民館 副館長の古賀直之さんは「難しいお話しもありましたが、菊陽町にまつわる人物を通じて町の文化財などを詳しく知ることが出来ました。今後も前田先生に学習会を続けていただきたいと思います」と話されました。

 

 



ロサンゼルスへこんにちは!

 菊陽町で英会話を学ぶ子どもたちが、7月12日(土)菊陽町中央公民館で、インターネットのテレビ電話を使ってロサンゼルスの子どもたちと交流しました。
 子どもたちは、田中さんが教える中央公民館キッズイングリッシュ講座などで英会話を習い始めた4歳から小学校低学年の15名。アメリカのロサンゼルス在住40年の鶴亀さんとインターネット電話が繋がり、ケーナ演奏グループ ケナクンパの皆さんの伴奏で「くまモン体操」を披露。英語で自己紹介したり、鶴亀さんの友人の子ども3名と将来なりたい仕事や学校の話題で交流しました。ロサンゼルスの子どもたちからも「どんなTV番組が好きですか」などの質問もありました。
 朱莉さん(小2)は「恥ずかしかったけど、勉強した英語で話せました」と話してくれました。

 

 

 


 

命、心、体、どれも大切に  武蔵ヶ丘中学校

 

 武蔵ヶ丘中学校(岩下昭彦校長)で7月7日(月)9日(水)11日(金)に学年ごとに命を大切にする集会を行いました。
 保健委員会が携帯電話と生活習慣のアンケートをとり、養護教諭が「携帯電話の使用と健康」で保健指導を行い、生徒指導担当教諭が携帯電話やインターネットでのトラブルなど事例を用いて指導を行いました。生徒が命を大切にし、また携帯やインターネットのトラブルに巻き込まれないように、考えて行動する力を育むためです。
 アンケートでは昨年の9月よりも、LINEを使用している生徒が減少するなど、継続的指導の成果が見られました。また、携帯電話を使用する時間が長くなると、攻撃性が高まる、倦怠感を感じる、集中力がなくなるという結果がでました。生徒指導教諭からはインターネットでの出会いの恐ろしさ、不当請求、いじめなどを話しました。 
 どの生徒も自分のこととして捉え、目と耳と心で真剣に話を聴いていました。

文・写真提供 貞光香子養護教諭

 

アンケート結果を見て考える

 武蔵ヶ丘中学校(岩下昭彦校長)で、2・3年生を対象に7月16日(水)性に関する教育講演会が行われました。
 「未来ある君たちに伝えたいこと」と題し医療法人聖粒会理事長 蓮田太二さんと慈恵病院助産師 大山由香さんが講演。蓮田理事長は、卵管留膿腫の治療手術映像を解説しながら、性感染症からこの病気にかかることを話し「妊娠することもできなくなる病気であり将来の幸せのために自分や相手を大切にして欲しい」と話しました。大山さんは助産師の立場から、性行為には妊娠、中絶、性感染症などが伴いHIVや子宮がんのリスクも高くなること、十代の出産には多くの問題点があることなどを述べました。
 生徒を代表し舞華さん(3年)が「人に流されず自分をしっかり持って生きたい。自分の体や心、相手の命も大切にしたい」とお礼の言葉を述べました。

 

講演する蓮田理事長と大山助産師