ワンネス 679号  2013/10/13発行

大舞台で熱唱しました
秋の歌謡・彩

 外村歌謡教室ひ・ふ・み会(外村信子代表)が主催する“車いす(子ども用教材・福祉機材)チャリティ 秋の歌謡・彩”が9月29日(日)菊陽町図書館ホールで行われ、歌謡教室に通う生徒たちが、日頃の練習の成果を発表しました。
 オープニングの菊陽武蔵剣豪太鼓の演奏に続き、きらびやかな衣装に身を包んだ生徒たちが「舟唄」や「雪の宿」などの曲を熱唱しました。そして、日舞、フラダンス、バレエ、ジュニア・ジャズストリートダンスが華を添えました。また、特別ゲストの山口ひろみさん(テイチクレコード)の歌謡ショーもあり、ステージを盛り上げました。
 同会のチャリティ活動として、今年は菊陽町社会福祉協議会へ子ども用車いすを寄贈。会場では、介助犬育成金の募金活動も行われ、
58,288円が集まり、NPO法人 九州補助犬協会へ寄付しました。
 「風やまず」を歌った河北幸一さん(出分区)は「出演者最高齢の86歳。歌うことで病気も克服し、気分も若返りました。大きなステージで気持ち良く歌いました」と話されました。

 

 歌謡教室に通う生徒さんたちは大きなステージで歌うのは緊張されていたと思いますが日頃の練習の成果が十分発揮されていました。衣装もとても良かったです。(谷川)


モッちゃんが熱く語った!
武蔵ヶ丘中学校

 在熊TV局の人気キャスター本橋 馨さんの講演会が、武蔵ヶ丘中学校PTA(渡辺裕之会長)の主催で9月21日(土)同校体育館であり、中学生と保護者、地域住民が多数参加しました。
 「モッちゃんから武蔵ヶ丘中学生に贈るメッセージ」と題した講演は、モッちゃんこと本橋さんと野球部の生徒とのキャッチボールから始まりました。本橋さんは「相手が取りやすいように投げるキャッチボールのように、言葉もしっかり受けて返すことが基本」と話し、学生時代の失敗や不安に打ち克ち、夢だったアナウンサーになるまでを熱く語りました。
 生徒から「中学時代のことで役立ったことは?」の質問には「失敗し続けたこと。早いうちに失敗してよかったです」など笑顔で答えていました。

 

 いつも元気いっぱいのモッちゃんですが、中・高校生時代はたくさん悩みがあった苦しい時期もあったそうです。良いお話が聞けて良かったです。(岩田)


おかげさまで1周年!
光の森マルシェ

 9月21日(土)毎月第3土曜日にひかりの森公園で開催されている『光の森マルシェ』が1周年を迎えました。
 光の森マルシェはJA菊池の青壮年部と女性部フレッシュミズ(若妻会)が主催する、地産地消運動の一環で“農業者の熱い想いを届けたい”と始まったイベントです。生産者が直接お客さんと対面して交流できる農産物や加工品の直売会で、今回は1周年ということもあり、大津太鼓の演奏やグランパワーヒノクニショー、バター作り体験などが行われ、来場者を楽しませました。
 フレッシュミズ会長の田中文容子さんは「おかげさまで1周年を迎えることができ、常連のお客様も増えてきたようです。これからも、もっと多くのお客様に来ていただけるよう頑張ります」と話されました。

 

 

 1周年ということで普段よりも多くのテントが立ち並んでいました。菊池の梨農家のお子さんが大声で客寄せして販売していた梨サイダー(1杯50円)はおススメでした。(宇都宮)


原風景漂う!番所の棚田
菊陽町歩こう会

 菊陽町歩こう会(久保田昌生会長)の9月例会は9月19日(木)日本棚田百選「番所の棚田散策と山鹿豊前街道 米米惣門蔵めぐり日帰りの旅」に出掛けました。
 山鹿市菊鹿町番所の棚田、八方ヶ岳の麓にあり、200枚の棚田にヒガンバナが満開でした。住民が当番で石垣の補修や草刈りを続けられ、ごみ一つ無く整備され小さい頃の農村風景を思い出しました。
 また、山鹿市豊前街道惣門地区の米米惣門ツアーに参加。活気ある町にと、若い世代が中心に表情が豊かにガイドされ、八千代座・光専寺など散策しました。
 10月の例会は10月13日(日)「北九州城下町小倉めぐりと松本清張記念館日帰りの旅」です。

 

 

 写真・文提供
  久保田昌生会長


   (81)  ひばりヶ丘区  矢野正治

ヒガンバナ ユリ科

 彼岸が近づくと真っ赤な花が土の中から現れます。1年を刻む時計を球根の中に持っているかのようです。昔は水田の畦に穴を掘るモグラを避けるのに植えられたり、土葬の墓の回りに植えられていました。理由は、モグラ、野犬が嫌う毒草(有毒植物)だからです。しかし、昨今は、花が鮮やかな赤で綺麗だからとあちこちで植えられています。花を愛でる(めでる)だけなら良いのですが、たまに「ヒガンバナの球根を食べてみたい」との問合せが有ります。確かに食べることが出来ますが、大変で時間のむだだと思い、それなりに対応しています。ヒガンバナの球根は食べ物が無い時に食べた救荒植物として知られています。有毒成分(ひどいときは死ぬ)が入っていますが、水で何回もさらし、澱粉だけをきちんと取ると食べることが出来ます。いつも質問で「何回位“さらす”と、食べれますか?」と聞かれますが「自分はしたこと無いので分かりません」としか答えていません。水洗いが悪いと嘔吐、痺れなどの中毒症状が出ますので、安易に食べようなどと思わないで下さい。
  しかし、外用薬として、用いると大変良い効果を示します。どちらも有毒植物の「トウゴマの種子」と「ヒガンバナの球根」の皮を除き、1:1の割合で混ぜ(小さく切って)、すりつぶします。ペースト状にし、布(ガーゼなど)に挿み、土踏まずに貼り(皮膚に直接つけないこと)ます。何に効くかと言いますと「膝に水が貯まった時、時には腹水がたまった時」にその水を減してくれます。特に「膝に水が貯まった時」は良く効きます。貼る場所は「土踏まず」です。間違えないように。また、どちらも有毒ですので、食用に用いる、包丁、まな板、すり鉢、すりこぎなどは絶対に使用しないで下さい。また、口に入れないで下さい。
 普通食べ物に用いている、果物、野菜の中にも多くの有毒植物があります。ジャガイモ、大豆、小豆、インゲン(白花)豆、ナタ豆、コンニャク、里芋、キャッサバ(タピオカ澱粉の元)、梅、杏、ビワ、ワラビ、モロヘイヤなど。人は前処理(調理、部位を選ぶ)をして、巧く毒を少なくして食しています。調理せずに生で食べるのは避けた方が良い食材や、可食部分をきちんと選ぶ食材も沢山あります。昔から伝わる調理の仕方は人が中毒してそれを防ぐために行われていることも多々有りますので、その点も加味して料理をしましょう。
 安心の調理法で料理し、美味しく楽しく食べましょう。


(8)

本当のこと

 最近、また色々と新聞やテレビをにぎわせている「浜通り」ですが、地元の人にとっては、「あーやっぱり!」というのが大半の思いだと感じます。たとえば汚染水の問題でも事故以降、原子炉を冷やし続けるために一日何百リットルもの水を入れ続けてもタンクの中に水が溜まらないのですから、どう考えてもどこかに流れ出ているのは明白です。
 しかし東電は、2年半近く安全だといい続けました。そして国もそのことに対して、否定も肯定もせず今まできました。考えれば2年前もそうでした。原発の水素爆発の際、同心円で避難勧告を出し、緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム、通称(SPEEDI)の発表した放射能の拡散図を公表せず、どこかへやってしまい半年以上隠していました。  
 そのことによって線量の低い避難しなくてもよいところの人が避難したり、またその逆であったりと・・・。これにより線量が低いところまで風評被害で色々不都合が起きているのです。それは近隣の県にも広がっています。たとえば韓国は水産物の輸入禁止に福島県近隣八県を指定したり、もっとも海のない栃木、群馬が入ってるのは疑問ですけど(笑)
 今後も東電は、自分に不都合なことは発表しないつもりでしょうか?オリンピック誘致のときに招致委員の人は言いました。「福島から東京は250km離れてるから安全です」と。では30kmの浜通りは安全ではないのですか?それでも、ここに人々の暮らしはあります。 
 南相馬市 (有)藤原新聞店 藤原広幸


 

 松元郁子さん 80歳

 先日の区の敬老会で踊りを披露しました。小学校6年から日本舞踊を習い始め、藤乃豊経という名前を頂きました。今も自宅で踊りを教えているから元気でいられるのかなと思います。



 シユウメイギク キンポウゲ科

 一度植えると毎年花を咲かせる宿根草。漢字では「秋明菊」と書き、9月から10月に開花する名前の通りの花です。
 京都の貴船山に多く見られたことから、別名「貴船菊」とも呼ばれています。キクと名前についていますが、キクの仲間ではなくキンポウゲ科の植物です。


編集後記

 夏バテは良く聞きますが、涼しくなった今頃、だるさや胃腸不良などの症状が出る秋バテもあるそうです。体調には注意しましょう。(N.T)