ワンネス 678号  2013/10/06発行

いつまでもお元気で 敬老会特集

三里木区 9月15日(日)

 第20回敬老会が区の公民館で行われました。
 対象者158名、出席者50名。岸田区長のあいさつや祝辞の披露、社協よりお祝いの品の伝達が行われました。祝吟「敬老会に寄す」を吉永真史くん(菊陽西小5年)が披露。祝宴が始まると南京玉すだれやオカリナ演奏などの出し物で盛り上がりました。夫婦揃って80歳のお祝いを受けられた森 茂さんは「二人揃ってオリンピックまで生きようが合言葉です」と話され、参加者最高齢の古木清久さん(90歳)は「毎年接待して頂き嬉しいです。皆さんに迷惑をかけないように長生きしたいです」と笑顔でした。

 

北新山区 9月15日(日)

 今年2月に新設されたきれいな公民館で北新山区として初の単独開催となり、対象者33名中10名が参加。
 中岡区長のあいさつのあと、熊本県警生活安全企画課の林田さんから「高齢者の防犯対策について」と題した講演があり、県内でも被害の絶えない、なりすまし詐欺や送り付け商法についての注意点・対策が話されました。続いて杉並台倶楽部の川端延洋さんのハーモニカ演奏や岩崎元規さんの楽しい語りを混じえた歌が披露されました。
 参加者最高齢87歳の雪野ミドリさんは「若い友だちと一緒にカラオケで歌うのが健康の秘訣です。新しい曲が頭に良いみたいですよ」と話されました。

 

境の松区 9月15日(日)

 同区公民館で行われ、対象者38名中17名の参加者がありました。
 開会宣言に続き、社会福祉協議会から記念品の贈呈のあと、全員で体操を行って、楽しいゲーム大会が始まりました。ゲームは輪投げやカローリング、ピンゲームなどで、参加者は「惜しい、惜しい!」「あんたにゃハンデはいらんばい!」と満面の笑顔で元気にプレー。優勝・準優勝者にはプレゼントが渡され、大いに盛り上がりました。
 今年米寿を迎えた中村千代子さんは「最近は自分の歳もよう覚えんようになりましたが、体だけは丈夫です。ずーっと百姓仕事を続けてきたおかげですかねえ」と笑って話されました。

 

新成区 9月16日(月)

 同区公民館で対象者61名のうち30名が参加して開催。最初に、岩原咲貴さん(菊陽西小5年)と藤吉 楓さん(大津室小4年)の民謡や子どもフラダンス、区子ども会の子どもたちから肩たたきや歌のプレゼントがあり、参加者は子どもたちの元気な様子に目を細めて見入っていました。
 会食後には、嶋村秀一公民館長考案の、火災や救急時に慌てないよう書き込んで使える通報マニュアルも配布され「これはいいね」と好評でした。
 宮本洋子さんは「区の皆さんの人形劇もあり楽しかったです」と笑顔でした。

 

下津久礼区 9月16日(月)

 区の公民館で対象者152名のうち74名の出席者で行われました。
 開会行事では士野区長や来賓あいさつ、記念品やお祝い金の伝達のあと子ども会より一人暮らしの高齢者へお便りが贈られ、敬老者を代表して吉川福彌さんがあいさつをされました。このあと、日舞やカラオケ、などの演芸が披露され、大いに賑わいました。90歳のお祝いを受けられた吉岡ミチ子さんは「今日は是非出席したいと思い来ました。皆さんとお会いしたり、子ども会のみんなからお手紙を頂いたり、お祝いを頂いてとても嬉しいです」と話されました。

 

津留区 9月16日(月)

 区の公民館で、対象者21名のうち出席者19名で行われました。
 阪本区長のあいさつやお祝い品の贈呈のあと、阪本 章さんが敬老者を代表してあいさつされました。このあと、町センターなどで歌謡教室の講師を務める外村信子の楽しい講話や日舞の酒井 恵さんとのコラボで北島三郎の「まつり」が披露されると、会場からは大きな拍手が送られました。祝宴は阪本敏郎さんの乾杯の音頭で始まり、楽しい宴となりました。
 阪本九州男さん(89歳)は「これから、ますます趣味の野菜作りに精を出して長生きします」と話されました。

 


  (87)  三里木区  たわらや酒店 宇野功一

月を眺めるひと月 「月下独酌」

◆月を眺めるひと月と「ひやおろし」
 今年の中秋の名月は9月19日でしたね。夕方、東の空から、真ん丸い大きなお月様が、煌々と昇ってくるのを子どもと眺めていました。

『名月を とってくれろと 泣く子哉』 小林一茶

空気が澄んだ秋の空のお月様は、一年で最も美しいですね。
 旧暦8月15日が中秋の名月とされています。今年は9月19日のことでした。余談になりますが、明治5年以前は、日本の暦は太陰暦でしたので、1日は朔日(月が出ない日)、15日は満月。現在は太陽暦のために、月の満ち欠けと日にちが一致しませんね。
 「花鳥風月」の言葉が表現するように、古来より日本人は、自然の移ろいを、美しいものとしてとらえてきました。春の桜、秋の月はその最も代表的なものでしょう。桜はパッと咲いて、潔く散る姿に、人の世の無常やはかなさを重ねているように思います。
 秋の月は、古人の人々はおよそひと月、眺めていたといわれています。月の出の時間は毎日約50分遅くなります。中秋の名月の次の日の月は「十六夜」です。その次の日、旧暦17日の月は立待月、旧暦18日の月は居待ち月、旧暦19日の月は臥待ち月(寝待ち月)といいます。毎晩50分ずつ月の出が遅くなるのを、立って待つ、座って待つ、寝て待つというような、古人の月を待つ姿勢を現したユニークな言葉があります。
 月のお相手はやっぱり「酒」だったのではないでしょうか。
 春の花見のように、命の息吹を感じさせるような、大人数でワイワイ盛り上がるような宴に対して、秋の月見は「月下独酌」のように、しんみりとした静かな宴がぴったりですね。独りで飲むのもよし、夫婦でしんみり飲みのもよし。過ぎ行く年を振り返るように、静かに飲む宴。スローな宴にはやっぱり日本酒です。

◆月をめで、酒をめでる秋
 10月1日(火)は「日本酒の日」。昨シーズンにできた新酒は、春、夏と蔵の中でじっくりと熟成させて美味しさを増してきます。そして、10月1日に「ひやおろし」として各地の銘醸蔵から出荷されます。熟成した美味しさがあります。
 10月17日(木)が十三夜の月(旧暦9月13日)。十三夜の月は「後の月」とか「栗名月」とか言われます。そして10月19日(土)が次の十五夜になります。
 月をしみじみ眺め、しみじみ飲む日本酒。月と日本酒でスローな夜が楽しめる時期です。



とてもフレンドリーな敬老会です
津久礼ヶ丘区区長 江島 均

 津久礼ヶ丘区は、菊陽町住民登録500世帯を超える新興居住区です。旧上津久礼区11組が平成16年に区別れしてから、ちょうど10年を迎えようとしています。その当時から住んでいた人たちも高齢化してきましたが、それでも敬老お祝い対象者は20名と少ない自治会であります。
 今年の敬老会は公民館でのまかない弁当よりもあったかい料理をと考え、9月14日(土)に季酔宴さんりぎでの食事会となりました。季節の変わり目でもあり体調を心配されて出席できなかった人、まだ現役で仕事をされている人もあって出席者は5名と少ない人数でしたが、おもてなし料理に、家族だんらんのような雰囲気の敬老会でした。
 来年は、フランス料理などのテーブルマナー料理もまた、楽しいのではとの希望もありました。

 

 

 

 


 金婚おめでとうございます

岩下勝喜さん  純子さん

 東京オリンピック開催の前年、昭和38年4月に式を挙げ、山あり谷ありの50年でした。この間大病もなく、お互い支え合い今日を迎えることができ感謝しています。これからもお互い健康に注意し、老人クラブ活動に積極的に参加し頑張りたいと思います。


 着付け教室光の森

 毎週木曜日または、個人の都合に合わせて、自宅教室で楽しくお稽古をしています。
 “着物人口を一人でも増やしたい”がモットーです。着物に興味のある方、一人で着てみたい方一緒にお稽古しませんか。初心者の方大歓迎です。見学だけでもおこし下さい。


三里木商工繁栄会便り

三里木ECOステーションから

 三里木駅前商店街と地域住民との連携、すなわち減CO2・ゴミュニケーション活動が始まって1ヵ月がたちました。三里木公園に処理機を設置し、これまで焼却処理していた生ゴミを、この機械に入れて堆肥化して処理するというものです。
 分別する手間はかかりますが、この活動に参加しているモニターの方々から
「毎日捨てられるからいいですね」
「赤袋で出す燃焼ゴミの量が激減しました」
「ゴミ袋を買わなくて助かります」
などのご意見を頂いています。
 モニターの登録者数が30名とまだまだ少ないのですが、処理した生ゴミの量は1ヵ月で320kgです。「チリも積もれば山となる」「生ゴミは分別すれば資源」を合言葉に、この活動を広めて行きたいと考えています。
三里木商工繁栄会 地域商店街活性化事業より