ワンネス 670号  2013/08/04発行

貴重な体験ができました
ワークキャンプ

 7月23日(火)24日(水)菊陽町社会福祉協議会主催のワークキャンプが、特別養護老人ホームきほう苑で一泊二日で行われました。
 今年は菊陽北小学校から6名、菊陽中部小学校から4名の6年生が参加。用具を使っての高齢者擬似体験や、車椅子の操作・乗車体験、施設の活動や設備の説明を受け、高齢者介護のポイントなどを学びました。また、施設利用者の食事の配膳やレクリエーションでお年寄りと楽しくふれあいました。
 中部小の松本菜々花さんと西本星里奈さんは「車椅子は押している時に手を離してしまわないか緊張しました。擬似体験用具は視野が狭くなって周りが見えないし、関節も思うように動かなくて、声をかけてもらわないと不安でした。お年寄りの大変さが少し分かりました」と話してくれました。

 

 

 参加した10名のうち、家に祖父母のいる子は1名だけでしたが、皆熱心に取り組んでいる様子でした。「将来、介護の仕事に就きたい」という子もいて、積極的にお年寄りに話しかけている姿が印象的でした。(宇都宮)


大好きなお話を心を込めて
菊陽町童話発表大会

 平成25年度菊陽町童話発表大会が7月24日(水)菊陽町図書館ホールで行われ、町内の6つの小学校の児童11名がお話を発表しました。
 1冊の本を1・2年生は5分間、3〜6年生は7分間にまとめ、発音や強弱、言葉のリズムなどに注意しながら心を込めて発表しました。5名の審査員が討議を重ねた結果、「さっちゃんのまほうのて」を発表した武蔵ヶ丘北小学校5年鮫島 史さんと「1本の木の物語」を発表した菊陽西小学校6年黒鶴佳月さんが最優秀賞を獲得し、8月20日(火)に行われる菊池郡市大会に出場することになりました。
 菊陽中部小3年山田 梛くんは「ちょっとだけ恥ずかしかったけど、がんばりました。お話にでてくるりんごのおもちゃを使って話しました」と笑顔。最優秀賞の黒鶴佳月さんは「お母さんと一緒に選んだ本を読んでいっぱい練習しました。少し緊張したけど、途中でリラックスして話すことができました」と話してくれました。

 

 

 子どもたちの集中力に感心します。大きなステージでたった一人しっかりと発表できる、その度胸にも!(岩田)


山都町散策と
ブルーベリージャム作り

菊陽町歩こう会

 菊陽町歩こう会(久保田昌生会長)の7月例会は、7月16日(火)高原の風が爽やかな山都町へ出掛けました。
 周囲が山で囲まれた山都町は、木造建築の庁舎や学校に驚きました。肥後の国から山都町を横断し、日向の国へ至る旧藩時代の歴史古道に感動。また、屈指のパワースポットとして厳かな霊気がみなぎる幣立神社に参拝すると、厳しい暑さも忘れました。その後、そよ風パークでブルーベリージャム作りに挑戦し、お土産に3個も作ることができ参加者は大喜びでした。
 参加者全員が熱中症にかからず元気に帰宅できたこと、健康の有難さを痛感した一日でした。

 

 

 

  写真・文提供 久保田昌生会長


青少年の未来を育む
青少年のつどい

 平成25年度〜明るく住みよい社会をめざす〜青少年のつどいが、7月13日(土)同つどい実施委員会の主催で菊陽町図書館ホールで開かれました。
 社会を明るくする運動とまちづくり大学講演会も同時開催となった今回の青少年のつどいでは、菊陽町内の各小学校と中学校から代表10名がメッセージを発表。菊陽西小6年の山口はるかさんは「畑や田んぼが身近にあり、将来は農業をしたい」、菊陽中部小5年の清水弥乃さんは「アレルギーがあり食べたいものが食べられないつらさを知っているので、みんなを笑顔にするお菓子を作るパティシエになりたい」と将来の夢をしっかりと伝えました。オープニングセレモニーの菊陽中部小学校合唱部のさわやかな歌声や保護観察を受ける青年の社会復帰を助ける啓発ビデオの上映や落語家林家染二さんの講演もありました。
 参加者の安藤典子さん(宮ノ上区)は「発表した子どもたちは、それぞれとても考えがしっかりしていると思いました。大人も見習わなければと思いました」と感心していました。

 

 

 中部小合唱部にはじまり、DVD、意見発表、講演と盛りだくさんの甲斐でした。子どもたちの発表は、どれもしっかり将来を見すえていて、素晴らしかったです。(岩田)


  (86)  三里木区  たわらや酒店  宇野功一

甕仕込み・木桶仕込み・琺瑯仕込み

◆お酒を醸す器の話
 古来より、まつりごとに欠かせない酒。その歴史は古く、粘土を焼き固めた土器で仕込まれていました。酒に限らず、醤油や味噌などの調味料も甕壺(かめつぼ)で仕込まれていました。
 室町時代ごろ、木桶が登場するようになります。木を巧みに組み合わせて、竹で編んだ箍(たが)をはめて、液体が漏らないように造った木桶が登場してきます。木桶の登場は画期的な発明でした。木桶は中国大陸から伝承された文化ではなく、日本人によって発明された文化です。
 甕壺では、一度に少量しか仕込めなかった酒が、木桶では、一度に大量に酒が仕込めるようになりました。スケールメリットのお蔭で、酒の単価が安価になり、酒を商業ベースで製造販売するお店ができるようになりました。
 室町時代中期に書かれた多聞院日記に「オケ」という言葉が登場してきます。
 全国の造り酒屋で、最も古い歴史を持つ蔵はこの時代に生まれたと言われています。今から約500〜600年前のことです。

◆江戸〜大正時代の酒は木桶仕込み
 江戸時代になりますと、全国各地津々浦々、造り酒屋が登場してきます。晩夏から秋にかけて、造り酒屋は、桶の材料の木材を買い込み、この材料を使って、桶屋職人が蔵内の庭先で、「カツ、カツ、カツ、カツ」と木槌を叩く音がしていました。
 先ず、新桶は日本酒の仕込みに使われました。20〜30年すると、この古桶は味噌屋・醤油屋・油屋に払下げられ、さらに100年程度使われていました。大正時代まで、日本酒は木桶で仕込まれていました。

◆琺瑯(ホーロー)タンクの登場
 工芸品の「七宝焼き」をご存知でしょうか?鉄やアルミの金属の表面に、シリカ(二酸化ケイ素)というガラス質の釉(うわぐすり)を塗り、高温で焼き締めたものです。化学的な反応がすくない素材が出来上がります。
 この技法を応用して、昭和初期に琺瑯(ホーロー)タンクが発明されました。当時、たいへん高価な容器でした。しかし、あっと云う間に、木桶から琺瑯タンクに切り替わってしまいました。その当時、酒税は生産量の6%を控除していました。なぜなら、木桶なら隙間から漏れる恐れがあるので、その分を免除していました。琺瑯タンクなら漏らないため、まるまる6%は儲けます。また、管理が簡便で修理の必要がないというメリットもありました。高価なタンクは瞬く間に全国に広まり、戦後木桶で仕込む酒はほとんど姿を消しました。
 時代とともに、仕込み容器も甕壺→木桶→琺瑯タンク→ステンレスタンクと変遷してきました。


  銀光展で熊日賞を受賞

  吉田 淳さん 61歳 南八久保区  

 第76回銀光展で次席「熊日賞」を受賞した熊日菊陽販売センター社員の吉田さんにお話を伺いました。

◆受賞おめでとうございます 
 ありがとうございます。出展2回目で、熊日賞という大きな賞がいただけるとは、とても驚きました。

◆受賞作について
 「西日」というタイトルで廃屋に西日が当たった風景を描きました。阿蘇にスケッチに行った際、赤いトタン屋根が見え、いいなあと思いました。

◆油絵を習い始めたのは
 子どもの頃から絵が好きで、いつか油絵を描いてみたいと思っていました。3年前に崇城大学美術研究会というサークルに入会しました。
 自然を見る時に、新しい視点で見るようにりました。

◆これからは
 まだまだ思ったように描けませんが、油絵をもっと深めて、人生の楽しみにしていきたいです。


  シニアソフトボール大会で初優勝しました!

 7月20日(土)21日(日)に県民総合運動公園ソフトボール場で、第17回西日本シニアソフトボール大会県予選があり、さんふれあSCが初優勝しました。
 菊池美生監督は「炎天下の中での試合は過酷でしたが、チーム結成10年の節目の年に決勝戦で、山鹿SCに9対2の5回コールドで勝つことができとても嬉しいです。9月21日〜23日に山口県で開催される西日本大会では良い結果が残せるよう頑張ります」と話されました。


後 仲摩 優月(ゆづき)ちゃん  7歳
中     実桜(みお)ちゃん   4歳
手前    幸芽(こうめ)ちゃん   1歳 
合志杉並台

 3人娘はいつも仲良しです。今日はおじいちゃんと七夕作りに参加しました。



ソフトバンクホークスを応援しました

 山鹿・菊池地区などの熊日販売センターが企画した熊日ソフトバンクホークス応援ツアーが7月7日(日)あり、菊陽販売センターからは16名が参加しました。
 試合は楽天イーグルスに0対7で負けましたが7回裏の攻撃前にはジェット風船を一斉に飛ばしソフトバンクホークスを応援しました。

 


編集後記

 毎日暑いですね。部屋の中にいても熱中症にかかるとか。水分補給はこまめにして、体調管理には十分注意しましょう。(N.T)