ワンネス 644号  2013/02/03発行

伝統を今も受け継ぐ

 1月13日(日)十五夜の綱引きと十三日のもぐら打ちが五穀豊穣・家内安全を願って行われました。

昔からの伝統行事を子どもたちが受け継いでくれてとてもうれしいです。
これからも末永く続いてほしいです。 (谷川)

大堀木区

 午前9時、区のグラウンドで大堀木子ども会(冨永克文会長)の子どもたちとその保護者、区の方たちが協力して長さ10m程の大綱を練り上げました。出来上がった綱は区の菅原神社に奉納され、お神酒をあげました。綱引きは子ども対大人に分かれ、3回勝負となり、力いっぱい引きました。このあと、十三日のもぐら打ちもあり、各家庭を回り力いっぱい地面をたたきました。
 坂本唯人くん(菊陽中部小1年)は「今年初めて参加しました。綱引きは子どもが勝ったので嬉しかったです。もぐら打ちは力いっぱいたたいたので手が痛かったです」と笑顔。矢野勇人くん(同6年)は「綱引きは大人と対戦して力いっぱい引きました。終わったら手が痛かったです」と話してくれました。

 

 

津留区

 午前9時、区のグラウンドで綱を練り、長さ16m程の立派な大綱が練りあがりました。出来上がった大綱は区内の天満宮に奉納されお神酒をあげました。このあと、地蔵堂前で大人対子どもや消防団対子ども、70歳対子どもなどに分かれ綱を引きました。阪本泰智くん(菊陽中部小5年)は「綱練りは重くて大変でした。綱引きは消防団に負けて悔しかったです」と元気いっぱい。阪本 章さんは「童心に返り力いっぱい引きました」と話されました。
 午後4時半からはもぐら打ちもあり、各家庭を回り地面をたたきました。子どもたちのまとめ役子頭を務めた矢野成豪くん(菊陽中学校2年)は「みんなで協力して綱練り、綱引き、雨の中大変でしたがもぐら打ちをすることができました」と話してくれました。

 

 


今年も元気に歩こう会
菊陽町歩こう会

 菊陽町歩こう会(久保田昌生会長)は、1月8日(火)水仙の花が咲き、暖かさを感じる南国鹿児島へ初詣に出かけました。
 バス定員満席の49名が今年の開運を願って参加。恒例の初詣は九州内を順次お参りしており(昨年は福岡・宗像大社他)会員のご希望の多い例会です。まず、鹿児島県内随一の参拝者があり、天文館などの繁華街に近い「照国神社」に家内安全・無病息災・交通安全・合格祈願などを願って参拝しました。次に伊勢神宮を思い出させる「鹿児島神社」です。こんもりとした森に囲まれ、堂々と威厳を示し、趣きある神社に圧倒されました。
 昼食は大好評のデザート・ソフトドリンク付きのホテルバイキングを楽しみ、お土産物も多く、思い出に残る初詣でした。
 2月例会は2月15日(金)福岡県 糸島の牡蠣を食べに行きます。多くの方々の参加をお待ちしております。

 

 


大水害を教訓として
菊陽町消防出初式

 1月20日(日)菊陽杉並木公園ふれあい広場で、平成25年菊陽町消防出初式が行われました。開式後の人員報告、殉職者への黙祷に続き、吉岡静也団長が「7・12の大水害を教訓として、火災だけでなく、水害や台風の被害から菊陽町を守るために、自分たちでどんどん訓練をしていきましょう」と460名の団員に訓示されました。
 式は各分団の通常点検、分列行進のあと、幼年消防クラブ(みどり園、さくら園、武蔵ヶ丘第一園、武蔵ヶ丘第二園)が元気に分列行進を行い、後藤三雄町長の通常点検を受けました。
 各競技の成績は、規律服装の部が第5分団、機械器具の部が第4分団、そして今年から高さ18mにある標的のボールが2個に増えた標的落としの部は第4分団第2班の鉄砲小路班が、それぞれ優勝しました。

 

 今年も寒い中、朝8時くらいから団員さんたちはリハーサルを行っていたようです。
今年から2個になった標的落としは皆さん、苦労されていたようです。お疲れ様でした。(宇都宮)


  (80)  三里木区  たわらや酒店  宇野功一

麹室に学ぶ 冬の洗濯物を乾かす知恵

◆冬の洗濯物の乾かし方
 寒い冬の時期、主婦の悩みとして、登場してくるのが「洗濯物がなかなか乾かない。特に大物が乾かない」という悩みです。夏場ならば、2時間あればパリッと乾く洗濯物ですが、この時期はなかなか乾きませんね。
 
 厳冬の時期、みなさんは日本酒を醸す蔵へ行ったことがありますか?。厳冬の時でも、日本酒の蔵にはハワイのように常夏の部屋があります。それは「麹室」です。ひと冬を通して、気温約35℃、湿度約50%をキープしています。麹室を簡単に説明しますと、蒸した米を麹室に引き込んで、ある程度温度を冷まし、麹菌を振りかけます。麹菌を米内部に菌糸を伸ばすようにするのです。麹室を乾燥させることによって、水分の多い米内部へと菌糸を伸ばすのです。

 では、麹室はどんな仕掛けになっているか、お教えいたしますね。
 例えば、0℃で湿度100%の空気があったとします。この空気を、30℃まで温めた場合、湿度は約50%になります。大気は温度が低ければ水分をたくさん含めませんし、温度が高ければ高いほど水分をたくさん含むことができます。
 麹室は電熱で暖められるようになっています。みなさんのお部屋も、ストーブや暖房機で、麹室ほど高くはないと思いますが、部屋の温度は18〜22℃ぐらいになっていると思います。
 日本酒蔵の麹室には、天井の2つの煙突で空気を吸気し、排気しています。この2つの煙突の高さを変えることで、自然と吸気と排気の減少が起こります。
 温度が高い空気は、比重が軽く高い煙突から排気されます。変わって、比重が重い外気が低い煙突から麹室内へ吸気されます。湿度100%の空気が部屋に入ってきても、暖めてあげれば、乾燥状態を作り出すことができますね。この仕組みを発見したのが、熊本県酒造研究所・初代社長であった故・野白金一博士。業界ではこの天窓を野白式天窓といって、現在でも全国各地の酒蔵で野白式が活躍しています。
 室内で洗濯物を乾かす場合もこれを応用します。洗面所と風呂場を利用します。この空間に乾かしたい洗濯物を干し、暖房で暖めるか、暖房機がない場合は、ストーブを用意します。風呂場の換気扇をONにして、空気を排気させます。洗面所の入り口のアコーデオンカーテンを閉めることで、カーテンの下部から部屋内に吸気されます。ご家庭で、麹室に似た空間を作ることができます。
 冬場、外に洗濯物が干せなくても、洗濯物を楽に乾かすことができます。


ボランティア活動を広めよう
地域ボランティア賞

 熊本善意銀行は、菊陽町図書館ボランティア「おはなしの森さんさん(中村トシエ代表)」に平成24年度地域ボランティア賞を贈りました。
 1月16日(水)菊陽町図書館で伝達式を行い、熊日新聞菊陽販売センター所長 合志正三から中村代表に盾と金一封が手渡されました。おはなしの森さんさんは、毎月第1・第2水曜日と第2・第4日曜日に同図書館でおはなし会を行い、また菊陽町武蔵ヶ丘コミュニティセンターや依頼を受けた小学校や子ども会、子育てサークルなどでも子どもたちに楽しいひと時を届けています。
 中村代表は「活動が認められ嬉しいです。紙芝居の舞台を購入しておはなし会活動に役立てたいと思います。今後は、子どもたちだけでなく地域のサロンや老人会の方にも絵本や昔話の語りを楽しんで頂きたいと思います。声をおかけください」と話されました。

 

 


 

 緒方 祝宝(しゅら)くん 3歳 境の松区

 区のお餅つきで、きなこ餅が大好きになりました。今日は5個も食べたけど、まだいっぱい食べたいです。


おはなし会をステップアップ

 菊陽町で活動するおはなしボランティアや同図書館司書がおはなし会をもっと意義あるものにしようと、1月16日(水)同図書館視聴覚室でステップアップ講座に参加しました。
 講師はNPO法人子育て支援ワーカーズぺぺぺぺらんの野和佳子さんで、絵本専門店の経営やおはなし会活動から見えてきた、近年の子どもたちのことば環境の変化や聞く力を育むおはなし会について講演。おはなし会に参加するお母さんたちには家庭でもわらべうたや絵本の読み聞かせで、子どもたちと触れ合えるように支援することが大切だと話されました。また、絵本の持ち方、立ち方、読み方まで基本をしっかり伝えていました。
 参加した司書の谷上 隆さんは「絵本の読み方の基礎を再認識しました。おはなし会から他の本にも広がりを持たせて、語りかけの大切さをお母さんたちに伝えようと思いました」と話してくれました。

 

 


 1月13日(日)菊陽町図書館ホールで行われた成人式で、3名に新成人としての抱負を語ってもらいました。

久米 光さん(三里木北区)  
  外見だけでなく中身もしっかり認められるような大人になりたいです。  

赤崎未来さん(三里木北区)
  日本をいい方向に向かうようにできる大人になりたいです。

演ヘ野結香さん(南八久保区)
  お父さんやお母さんのような大人になりたいです。