ワンネス 641号  2013/01/13発行

芸達者が勢ぞろい
菊陽町老連芸能大会

 菊陽町老人クラブ連合会(今村哲郎会長)の第19回芸能大会が12月7日(金)菊陽町老人福祉センター大広間で行われました。
 各区老人会より踊りで「情熱のマリアッチ」などやフォークダンスで「ターニング・バイ・スリーブ」など、歌で「時雨月」などが披露され、会場から大きな拍手が送られていました。また、今村会長も飛び入りで「北国の春」を歌い、たくさんの声援が送られました。
 青葉会の中村美智子さん(青葉台区)は「青葉会は午前中にフォークダンスを踊り、午後はコーラスで『花は咲く』を歌いました。発表して楽しかったです」と話されました。
 フィナーレに全員で「三百六十五歩のマーチ」を歌い芸能大会の最後を盛り上げました。

 

 


子どもとお金の付き合い方
菊陽中部小学校

 12月8日(土)菊陽中部小学校(岩根 浩校長)多目的ホールで4・6年生の保護者を対象に「お小遣いセミナー」が行われました。
  ご自身も保護者で、学校支援ボランティアの工藤直美さんが講師となり、子どもたちとお金の付き合い方を約40名の参加者に話されました。
 工藤さんから「子どもに自主的にお金の管理をさせるため『おこづかい袋』や『貯金袋』を作り、親が助言をする時は原則として月末の『おこづ会議』の時だけにする」などの方法を聞いた参加者は、それぞれの家庭でのお小遣い事情や、お駄賃の有無、お金を通しての子どものしつけ方などを和やかな雰囲気の中で話し合っていました。

 

 


「なかまの輪」を広げよう
菊陽町人権子ども集会

 「部落差別をはじめあらゆる差別をなくす 第28回菊陽町人権子ども集会」が12月1日(土)菊陽町民体育館で行われ「差別のない世の中をつくろう」との誓いを新たにしました。
 今回は菊陽北・中部・南の3小学校と武蔵ヶ丘中学校がステージ発表を行い、菊陽中部小学校は修学旅行先の長崎で被爆者の体験を聞いて学んだ戦争の悲惨さ、平和のありがたさ、「友だち、家族、命」を大切にすることなどを合唱を交えて発表しました。武蔵ヶ丘中学校は11月に学習成果発表会で上演し、好評だった「渋染一揆」をテーマにした劇を再演。不当な差別と権力に対して、武器を持たず立ち向かう村人を熱演した生徒たちに会場から大きな拍手が送られました。
 各校の発表後には客席の子どもたちから「命の尊さがわかりました」「人権週間の時だけ良い事を考えていました。普段から考えていこうと思いました」など活発な意見や感想が寄せられ、子どもたちの人権に対する意識の高さがうかがえました。最後に「この集会をきっかけにして、菊陽町から差別をなくすなかまを増やし、差別をなくすための行動をしていきます」と集会宣言文を読み上げて採択し、子どもたちの熱気あふれる集会を終えました。

 

 


大盛況!!の忘年会
菊陽町歩こう会

 菊陽町歩こう会(久保田昌生会長)の第494回12月例会「忘年会」を12月3日(月)山鹿温泉で行いました。
 参加者が1台のバスに乗れず2台に分かれて乗車。今年一年無事に終え、ノンビリ山鹿温泉で汗を流しました。ツーリスト・ホテル・有志などの協力を得て、お楽しみ会ではカラオケ・アコーディオン演奏・踊りなどの出演者に手作りの賞品がプレゼントされました。また、ビンゴゲームも大変盛り上がり、年齢を忘れるほどでした。
 歩こう会は会員も増えてきて、月1回の例会に参加できる喜び、そして次回にメンバーと会える楽しみで、益々皆さん元気いっぱいです。
 2月の特別企画「長崎伝統芸能祭り 長崎ランタンフェスティバル」前夜祭(2月9日)はどなたでも参加できます。多くの方々の参加をお待ちしております。

 

 


  (72)  ひばりヶ丘  矢原正治

セリ セリ科

 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
 七草粥は食べられましたか?七草粥は、家の畑・冷蔵庫にある野菜を入れて簡単に作るお粥です。年末年始の暴飲暴食で疲れた胃を休めるためでもあります。たまにはエンジン(胃)をチューンアップして下さい。冬に胃を疲れさせると、夏バテの原因になります。
 肥後野菜に入っているセリは「水前寺セリ」で、水前寺の湧き水で育った物ですが、普通にあるセリと同じです。セリは薬草として全草を用います。味は甘辛、性質は涼です。効能は、中国の本には、清熱、水を利す作用が有り、発熱、黄疸、水腫、耳下腺炎などに、また、日本の民間薬では、健胃、整腸の作用が有ると言われています。
 しかし、胃腸の虚弱な人、お腹の冷えの強い人は食べてはいけないと記してあります。これは、セリの性質が涼性で、冷やすからです。炎症を起こしている、胃腸炎には良いと思います。七草粥の様に熱をかけて料理すれば冷やす作用も軽減され、また、お粥の熱で温めますので、弱った胃にはいいですね。
 春の七草(セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ)は毎年書きますので憶えられたと思います。「ホトケノザ」は、本当の名前は「コオニタビラコ」です。ホトケノザという名前の植物がありますが、有毒植物ですので間違えて食べないで下さい。
 生活の知恵、オバアちゃんの知恵は、全て「経験的統計学」によるものです。昨今「料理を科学する」ことが流行していますが、30年以上前に「料理を科学する」という本を買って読んだものです。経験的な料理方法は食材料に入っている良い成分を巧く利用する、悪い物は巧く除く方法でもあります。お年寄りの言うことには一理も二理もありますので、バカにしない方が良いと思います。たまには間違ったこともいわれますが、これは愛嬌で。

 話しが少しかわりますが、温泉の湯船に入る時、頭にタオルを乗せる人がいます。内風呂に入る時は、タオルは水で湿らせたモノを乗せ、頭を冷やし、のぼせて湯当たりするのを防ぎ、露天風呂に冬入る時は、暖かいタオルを頭に乗せ、頭が冷えすぎるのを防ぐ、昔からの生活の知恵です。

 肝腎要(肝心要)という言葉があります。肝臓、腎臓、心臓が丈夫であれば、人は元気なのかもしれません。また、身体の柔らかい人は病気になりにくいとも言われています。それは血の巡り、水の巡り、気の巡りが良いからかもしれません。


福祉のつどい&ジョイントコンサート

 菊陽町社会福祉協議会による福祉のつどいが12月1日(土)菊陽町老人福祉センターで行われました。
 一人だけの金婚表彰式では22名の表彰者を代表して青木フミ子さん(八久保区)が表彰状を受け取り、謝辞を緒方ミユキさん(武蔵ヶ丘)が述べました。
  また、町の福祉活動に顕著な活動をされた3名と1団体へ社会福祉功労者・社会福祉協助者表彰が行われました。
 講演会は「障がい」をテーマとして、きくよう地域生活支援センター施設長 大津留道子さんが「精神障がい者への理解」〜事例を基に精神障がいについて理解を深めます〜と題し話されました。このあと、菊陽町東部町民センター ふれあい劇団による創作劇「明日は我が身」が上演され、菊陽弁丸出しの熱演に会場から笑いと大きな拍手が送られていました。
 昼食には防災ボランティア菊陽すぎなみのみなさんによる暖かい豚汁とご飯が振る舞われました。
 午後からは、菊陽町内の福祉施設利用者や音楽愛好家が出演するジョイントコンサートが行われ、フルートアンサンブル マザーズのフルート演奏や菊陽虹の会の皆さんによる太鼓の演奏などが行われました。すずらんのお二人による大正琴演奏で「荒城の月」が演奏されると会場からは演奏に合わせて歌う声が響きました。
 特別養護老人ホームきほう苑の山川 近さんは「デイサービスを利用しています。今日は大きな声で気持ちよく歌いました」と話されました。

 

 



年末警戒巡視が行われました

 12月27日(木)〜29日(土)の3日間、菊陽町の各地区で年末警戒巡視が行われ、住民に防災を呼びかけました。
 青葉台区(高宮茂巳区長)では午後8時に3班に分かれて公民館を出発。拍子木を鳴らしながら「火の用心」の声を出し、夜の住宅街をパトロールしました。
 パトロールの途中では各所に設置された消火栓の場所や、消防ホース・消火器の有無などを確認し「自分たちの町は自分たちで守る」という意識を一層高めました。
 それぞれの担当地区をひと回りした巡視員たちは一旦公民館に戻り、激励に訪れた中富副町長の訓示を受けたあと小休憩。その後懇親会を開催し、住民の交流を深めました。

 

 

 


赤い羽根共同募金活動

 12月16日(日)イオン菊陽店とゆめタウン光の森店で共同募金菊陽町分会による街頭募金活動が行われました。
 菊陽町婦人会、老人会、更生保護女性会、民生委員 児童委員、そして菊陽中学校と武蔵ヶ丘中学校の生徒たち及び、ボランティアの皆さんが「共同募金のご協力、お願いします」と各出入り口で買い物客に呼びかけ、多くの方が笑顔で胸に赤い羽根を付けてもらったり、ボランティアの手作り干支ストラップを受け取って募金に協力していました。