ワンネス 626号  2012/09/23発行


共に支えあった50年
菊陽町金婚夫婦表彰式

 平成24年度菊陽町金婚夫婦表彰式が、9月6日(木)菊陽町図書館ホールで行われました。
 今回は、昭和37年に結婚された53組が参加。後藤三雄菊陽町長は「日本の高度成長期を支え半世紀を寄り添ってこられ、おめでとうございます。今後は後進のご指導をお願いします」と祝辞を述べました。
 菊陽町からの表彰状と記念品は渡辺修一さん磧子さん(下原区)が、熊本日日新聞社からの表彰状と記念品は藤田康雄さん良子さん(光の森6町内)が、金婚夫婦を代表して受け取りました。
 加藤謙蔵さんアツ子さん(緑ヶ丘区)は、二人声を合わせて「50年を無事迎えることができ感謝します。今まで以上に思いやり、支え合い、悔いを残すことなく今後の人生を楽しむことを誓います」と金婚の誓いを読み上げ、続いて鍋嶋幹人さん勲子さん(井口区)が謝辞を述べ閉会しました。
 閉会後のアトラクションには、さん陽舞の会の皆さんの日本舞踊や優貴保育園園児による「赤とんぼ」などの童謡の合唱、旭真会の皆さんの大正琴の演奏があり、和やかなひとときを過ごされました。

 

 

 

 

渡辺修一さん 磧子さん 下原区

 喜びも悲しみも手を取りあって、ともに働いてきました。これから先健康に過ごしていけたらと思います。

中村昭充さん 由美子さん 大堀木区

 あっという間の50年。よく夫婦で一緒にいたものだと感謝しています。これからも喧嘩しながら仲良く暮らしていきます。

山本誠一さん 惠子さん 青葉台区

 長かったようで短かった50年。良き相棒です。これからも元気に楽しく過ごします。

山田則程さん ノリ子さん 宮ノ上区

 50年間苦楽を共にしてきました。今日の喜びを心に刻み、身体を大事にし、互いに支えあい、悔いのない人生をおくりたいです。

大野誠哉さん 幸子さん 上津久礼区

 早いですね。気がついたら50年でした。長続きの秘訣はお互いに協力することです。夫が野菜つくりを楽しんで、妻は手助けして食べてくれていますよ(笑)。

皆本純也さん ヨシ子さん 下津久礼区

 結婚してがむしゃらに働き3人の子どもを育ててきました。あっという間に50年過ぎました。これからは二人で旅行をしたりして仲良く暮らしていきます。


  (5)  緑ヶ丘区  弁護士 後藤二男

任意後見契約

 前回は、任意後見契約には3つの契約形態があることをお話ししましたので、今回は、この3つの契約形態についてお話ししましょう。

1.将来型」の任意後見契約
 これは任意後見契約を締結するときに、財産管理や自己の生活、療養看護についてすぐに後見的な支援を必要とする状態ではなく、将来の判断能力の減退に備えるためにとられる契約形態です。

2.「即効型」の任意後見契約
 これは、契約を締結する判断能力はあるが、本人の健康状態如何によっては判断能力に支障が生ずるおそれがある場合に、すぐにでも任意後見監督人選任の申立てを家庭裁判所へすることにより、速やかに任意後見人としての支援を開始して貰う契約で、財産管理や療養看護の必要性・緊急性が高い場合などに利用されます。

3.「移行型」の任意後見契約
 これは、判断能力が減退した時に備えての任意後見契約と共に、財産管理や療養看護などに関する委任契約を同時に締結しておき、契約締結の時から、委任契約の受任者に財産管理などに関する事務を委任しておき、自己の判断能力が減退した時には任意後見監督人選任の申立をして貰い、以後は任意後見人として支援して貰うものです。この形態では、判断能力があるうちは通常の委任契約に基づいて、判断能力の低下後は任意後見契約に基づいて財産管理などの支援を受けることになります。
 このように任意後見契約は、自己の判断能力があるときに、将来の不測の事態に備えて、あらかじめ任意に後見人となる人を選定しておき、その人に判断能力が低下したときに後見監督人選任の申立をしてもらい、任意後見監督人が選任された時から効力が生ずるというものです。判断能力の減退・低下の程度、財産管理や療養看護の支援の必要性・緊急性等により、前記のように3つの形態があります。
 この中でも、「移行型」といわれる任意後見契約については、実際上、いくつかの問題点が指摘されています。これについては、次回にお話ししましょう。


   少林寺拳法九州交流大会がんばりました

 9月2日(日)佐賀県立総合体育館にて少林寺拳法九州交流大会が開催され、熊本東スポーツ少年団より熊本県代表として2組が出場し、以下の成績を収めました。

【組演武】
小学生有段の部 敢闘賞
   亀ア悠理さん (合志市南ヶ丘小6年)
   住吉亜矢音さん(菊陽西小6年)

小学生茶帯の部 優良賞
   黒川拓海くん (熊本市龍田小6年)
   須中滉基くん (菊陽西小5年)


ぴしゃり!よかとこ

 菊陽町東部町民センター(吉野夏美所長)主催の第9回室内ペタンク大会が9月4日(火)同センター多目的ホールで行われ、戸次、馬場楠、曲手、上中代、中代、出分、川久保、津留、大堀木の9地区から10チームが参加し接戦の末、津留チームが優勝しました。
 1チーム10名程の団体戦が始まり、得点ボール(ビュット)の最も側にある球のチームが得点し勝敗を決めるゲームです。参加した皆さんは1球ごとに「思うごついかん」や「ぴしゃり!よかとこ」などの声もあり、笑顔でゲームをしていました。
 優勝した津留チームの坂本孝一区長は「思うように球も集まりチームワークで優勝することができました。嬉しいです」と喜ばれていました。

 

 


お隣さんと親睦を深めよう

 ひばりヶ丘区(富永 司区長)のボウリング大会が9月1日(土)午後3時から菊陽ボウルで行われ、区民36名が2ゲームを楽しみました。
 年齢を問わず楽しめるボウリングとあって、小さい子ども連れのママからファミリーや年配の方までが参加し、ゲーム開始。ストライクやスペアが決まると歓声が上がり、ボールがガーターに落ちると「残念!」と声を掛け合って楽しい時間が経ちました。
 75歳の山口佐知男さんは「昭和45〜6年ころはマイボールを持って毎晩ボウリング場に通いましたよ。今日は午前中は仕事をしてきました。元気でボウリングができることがうれしいです」と笑顔で話してくれました。

 

 


 

歴史の深さにうっとり国宝「富貴寺」  菊陽町歩こう会会長 久保田昌生

 私たち菊陽町歩こう会(久保田昌生会長)は、45名が参加して初秋の9月5日(水)大分県国東半島の国宝富貴寺と城下町杵築市を散策してきました。
 まず、日本三大阿弥陀仏の一つ国宝富貴寺を見学。カヤの木一本で大堂を造り、仏像を刻んだといわれています。1400年の歴史を刻み自然の中に佇む富貴寺にうっとりし、境内で精進料理を頂きました。
 午後は、江戸情緒漂う城下町杵築市を探索しました。現地ガイドさんのユーモアを交えた案内で武家屋敷を見学しました。「江戸村きつき」では、白壁に統一された町並みや広い道が広がり、電線も見えないところに配線されており、素晴らしい町おこしに感心しました。
 菊陽町歩こう会は、目的地まではバスを利用しますが現地ではできるだけ歩きます。今回は6000歩、約2km歩きました。
 次回は、城下町豆田町の商家・土蔵めぐりと浮羽のフルーツ狩り、ビール工場見学です。
写真提供 矢野孝昭さん