ワンネス 625号  2012/09/16発行

満100歳おめでとうございます
デイサービスセンター星の里

 デイサービスセンター星の里(山下正輝管理者)では、8月の誕生日会を29日(水)に開き、利用者初の100歳になられた田中ツジエさんをみんなで祝いました。
 田中ツジエさん(上津久礼区)は5人兄弟の次女として大正元年(1912年)8月29日に生まれました。結婚しましたが若くして夫を亡くし、女手一つで子どもを育てました。    
 ちょうど100歳の誕生日に当たるこの日は、お化粧しておめかしした田中さんを囲んで、利用者の皆さんは南京玉すだれの出し物を見て、利用者代表の成田ミドリさんが「長生きしてください」とお祝いの言葉を送り、楽しいひと時を過ごされました。
 田中さんを担当するケアマネージャーの松村秋代さんは「ごはんもしっかり食べられていてご自宅でお元気に過ごされています。芯の強い前向きな方で、本人らしい生活が出来ていると思います」と話し、お祝いに赤い洋服をプレゼントしていました。

 

 

 田中様おめでとうございます。しっかりとした受け答えもされていてお元気な様子に驚きました。益々のご長寿お祈りします。(岩田)


元気と薬草を考える
武蔵ヶ丘コミュニティセンター

 菊陽町武蔵ヶ丘コミュニティセンター主催の第3回大学公開講座「元気と薬草を考える」が8月11日(土)同センターで行われ、22名が聴講しました。
 今回の講師はワンネス連載「生活の中の薬用植物」の筆者でもある熊本大学エコフロンティアセンターの矢原正治准教授。参加者は、矢原先生の奥様が用意された、シソ茶とミント茶を頂きながら、スライドや資料を見て普段食べている物の中にたくさんの薬草があるというお話を聞きました。
 薬味として良く知っているワサビやタデ、ハラン、スダチなどには抗菌作用があるなどの興味深いお話や薬草の使い方や採取の仕方などの話しもあり、実物も見せて頂きながらあっという間の2時間でした。
 参加された三満田純子さん(中尾区)は「実物を見せていただいたり味見させていただいたりして、ためになりました」と話されました。

 

 


ビール工場見学に
行ってきました

杉並台倶楽部

 残暑の厳しい8月22日(水)恒例の社会見学会で、13名が嘉島町の「サントリービール熊本工場」へ行ってきました。
 午前11時から約40分の工場見学と説明があり、その後待望の試飲に移りました。ここで製造される出来立てのビールは、グラスに注ぐとクリーミーな泡と共に、華やかな香り、深いコクとうまみ、澄んだ黄金色を十分に堪能する事が出来ました。一人3杯までの制限はありましたが、飲めない人の分まで飲んだツワモノもいて大賑わいでした。昼食はレストランに移動し、各人ごと好みの食べ物やビールを注文し、楽しい食事会となりました。
 今回も有意義な社会見学研修が出来ました。参加されました皆様のご協力に感謝いたします。
文章・写真提供 川畑延洋さん

 

 

 


子育て、応援します!
ひかり陽っ子まつり

 9月1日(土)菊陽町図書館ホールで第8回菊陽町次世代育成支援「陽っ子まつり」(陽っ子まつり実行委員会主催)が行われ、多くの来場者がありました。
 後藤三雄町長が「陽っ子まつりを通して誰もが安心と喜びを持って子育てが出来る町づくりのため、御理解、御協力をお願いします」とあいさつし開会。会場内には子育て相談、ベビーマッサージ、保育園体験などのコーナーが設けられ、伝承遊びのコーナーでは菊陽町老人クラブ連合会の方々が、子どもたちに竹トンボやお手玉の作り方を笑顔で教えていました。また、食育コーナーでは菊陽町立保育園給食研究会の手作りおやつの試食などもあり、来場者の注目を集めていました。
 10時からは救急救命教室や子ども向けの交通安全教室が開かれ、続いての「いちごくらぶ」のイベントでは、ジャンケン大会や、子どもたちもステージに上がって、大きな声で一緒に歌ったり、踊ったりで楽しい一日になりました。

 

 


  (109)  上津久礼区  古川医院  古川まこと

大地震と原発事故P 〜死の灰による健康被害〜

 3・11の原発事故で放射能の「死の灰」が日本や世界も空や陸や海にまき散らされ、地球環境を汚染していることはまぎれもない事実です。原爆では核分裂した直後にすべての放射性物質はその場から放出されます。しかし、原発の場合には、核分裂生成物のうち、ある程度寿命の長い放射性物質だけが事故の時に飛び出します。
 67年前の1945年8月、アメリカはヒロシマ・ナガサキに原爆を投下し、2都市を壊滅させ20万人以上の殺戮を行いました。そして、爆発の強力な放射線やさまざまな放射性物質を含む死の灰により数十万人の重症〜軽傷の被ばく者をつくりだし、現在もなお苦しまれています。1950年代以降、米国と旧ソ連も大がかりな大気圏内核実験が始まり、英、仏、中国、インド等も加わり死の灰を全世界に降り注ぎ続けました。1954年ビキニ環礁の水爆実験により1,000隻以上の漁船が死の灰を浴び被ばくし、死亡者も出ています。死の灰による健康被害やさまざま悪影響について、これまで多くの研究者たちから報告されています。1950年から1980年の間、米国だけで28万人の乳児が核実験の結果死亡、現在でも当時の核実験により障害をうけた15歳から45歳の人々が何百万人もいます。日本でも瀬木三雄(元東北大医学部公衆衛生学部教授)の1972年の研究では、1950年〜1970年の全国の5〜9歳の子どものガンによる死亡率が600%まで急上昇していることを発見しました。また、ヨウ素131は甲状腺機能への悪影響と胎児の脳障害と精神発達の遅延をもたらします。1957年は、ネバダで何回も原爆実験が行われ、死の灰が最高に測定された年でしたが、この年生まれの18歳のSAT(学力適正試験)の成績が憂慮するほど低下したことからも明らかです。(1975年ニューヨークタイムズ)
 ヒロシマの原爆ではウランが800グラム燃え、上記のような恐るべき被害をもたらしています。原子力発電所では、現在100万キロワットが標準で、1日3キログラム(3,000グラム)のウランを核分裂させます。すなわち、ヒロシマ原爆の約4発分のウランを毎日核分裂させながら電気を起こして、海を温め、死の灰(放射性廃棄物)を原子炉の中に溜めながら(1年間でヒロシマ原爆1,000発分)稼働させていきます。(2〜3年間蓄積)原発の方が、原爆よりはるかに大きいエネルギーを発生します。福島第1原発事故では、ヒロシマ原爆の100発分を超える量のセシウム137が広範囲にばらまかれたと推測されています。1、2、3号機を合わせるとヒロシマ原発4,000発分に相当する死の灰(核分裂生成物)が炉心の中にあったようですから、まだまだ大量の死の灰が閉じ込められた形で残っているのです。またそして今もなお死の灰が放出され続けています。
福島原発事故による死の灰が今後、福島そして日本全国の子どもたちにどのような悪影響をもたらすかが心配です。

参考文献
「人間と環境への低レベル放射能の脅威」 〜福島原発放射能汚染を考えるために
ラルフ・グロイブ/アーネスト・スターングラス 肥田舜太郎訳) あけび書房


大分→熊本歩いたよ!

田上豪仁くん 菊陽西小6年
   歩実さん       3年

 8月15日(水)から21日(火)までの6泊7日で「参勤交代九州横断徒歩の旅」に兄妹で参加しました。
 小学3年生から中学3年生が対象のイベントで、大分県の野津原から熊本城までの125kmを完歩しました。暑くてきつかったけど友だちが沢山できて、とても楽しかったです。来年もまた参加したいです。

 

 


 

 名前 ヘイ オス 4歳

 背中の毛をカットしてハート型に残し、ピンクに染めておしゃれしました。
合志杉並台 コ留光子さん


   (102)  背中のストレッチ

  

 イスに腰を下ろし、写真のように片腕のひじを伸ばし耳につけます。ひじから先を背中の方へ曲げます。息を吐きながら写真のようにひじを斜め前方へ倒していきます。息を吐き終わったら吸いながら元の姿勢へ戻します。このストレッチを左右交互に2回行ってください。
 イスに腰を下ろし、体を前へ倒して足首をつかみます。足首をつかんだまま、息を吐きながら背中を起こすように丸めていきます。(写真堰j息を吐き終わったら吸いながら力を抜くように元の姿勢へ戻します。このストレッチを2回行ってください。
 肩こりに効果的です。2つとも呼吸はできるだけゆっくり行ってください。写真Bのストレッチは足の筋トレも一緒にできます。