ワンネス 585号  2011/11/20発行

女性も男性も一緒に学ぼう
働く婦人の家講座発表会

 10月30日(日)菊陽町三里木町民センターで第22回菊陽町働く婦人の家講座発表会が開かれ、24組のステージ発表、23講座の展示発表がありました。
 佐藤孝子さん指導の「みんなの体操」でステージが開会。日ごろの練習の成果を発揮して、子どもダンス、フラダンス、フォークダンス、リズムダンス、民舞など華やかに発表しました。開講して10年になる男性料理講座は初めて発表を行い、10月の料理から「ピーマンのとろとろサラダ」を作り会場の皆さんに試食を勧めました。展示の部では、子どもたちの勢いある書道作品からトールペイントや手編みなど手の込んだ作品まで力作が並び、抽選でプレゼントされる展示作品の前にはどれを選ぼうかと悩む人がたくさん見られました。
 洋裁講座で学ぶ古田朱美さん(新山区)は「依頼されて、古い着物をリメイクしてスーツを作り出品しました。着物生地のリメイクは難しいですが、挑戦は楽しいです」と話してくれました。

 

 

 「働く婦人の家」ですが、男性向けの講座や子ども向けの講座も増え、発表会もバラエティに富んでいておもしろかったです。(岩田)


サックスの奏でる音色に感動
みんなできくよう♪コンサート

 10月22日(土)みんなできくよう♪コンサートが菊陽町図書館ホールで行われサクソフォーン四重奏団「クワチュール・べー」の演奏を楽しみました。 
 このコンサートは、財団法人地域創造 平成23年度公共ホール音楽活性化事業の採択を受け、図書館ホールでは初の自主文化事業となりました。
 第1部サクソフォーン四重奏の楽しみでは「合奏協奏曲より序曲」などを演奏。第2部では、会場の拍手で演奏曲が決まる“べーかるぼっくす”のコーナーもあり演奏者と会場が一体となり、音楽のひとときを満喫しました。
 来場した舩本明日香さん、志賀マリアさん(武蔵ヶ丘中1年)は「吹奏楽部のメンバーと一緒に来ました。息の合った演奏がとても勉強になりました。今日勉強したことを自分の演奏する楽器に活かしたいです」と話してくれました。

 

 

  とてもカッコよくて素晴らしいコンサートでした。取材を忘れて楽しみました。(谷川)


子ども見守りで感謝状
子ども見守り隊

 杉並台若草会(関 裕子会長)は、10月18日(火)合志市南ヶ丘小学校(野口誠也校長)から子ども見守り隊の活動に対して感謝状を頂きました。
 若草会では、子どもたちを犯罪から守る活動をしようと平成18年8月から子ども見守り隊を結成しました。現在の隊員は15名。合志南口交差点(焼き肉なべしま前)において2人ひと組で、全通学日の通学時間に合わせ朝7時から8時まで、声かけ・あいさつ・安全横断誘導の見守り活動を行っています。
 今回、長年にわたる見守りで子どもたちが安心して通学することができ、健やかに成長することができたとのことで感謝状を頂きました。
 これまでの見守り活動が役に立っていることを知り、嬉しくやりがいを感じています。これからも全隊員が協力し合って見守り活動を続けていきます。
文提供
杉並台子ども見守り隊代表 佐澤国則さん

 

 


仮装は楽しいよ
武蔵ヶ丘児童館

 10月28日(金)夕方から武蔵ヶ丘児童館主催のハローウィンパーティが、菊陽町西部町民センター全館を使って行われました。
 魔女やカボチャ、黒猫などに仮装した子どもと保護者が集合。お互いに見せ合ったり何に仮装したか説明しあったりといつもと違う夜に大興奮。菊陽町在住のティノさん(米国出身)がハローウィンの起源や自分が子どもの頃のお祭りの様子を話してくれたあと、仮装を見せ合うファッションショーがありました。フラガールに妖精やハリーポッターも現れ、カオナシに仮装したグループは足の親指にもカオナシを登場させて工夫していました。ゲームをしたりお菓子を貰いに館内をめぐったりとちょっと怖くて楽しい一夜でした。
 くまモンに仮装した松永航季くん(武蔵ヶ丘北小3年)はお母さんの博子さんと「今年は何にしようかと考えて人気のくまモンにしました」と仮装を楽しんでいました。

 

 

 ティノさんのお話では「最初イギリスで始まった頃はカブでランタンを作っていた」そうで「アメリカに入ってからかぼちゃを使うようになった」そうです。ヘェ〜1(岩田)


  上津久礼区  古川医院  古川まこと

(99)大地震と原発事故F〜原子力とは何か・1〜

 1945年に米国は日本に原爆を投下し数十万人を殺戮し多数の被曝者を生み出しました。今回東電は福島原発事故を引き起こし広範囲の放射能被害をもたらしています。原爆・原発は、ともに原子力のエネルギーを利用していますが、人類を絶滅させるほどの核兵器を米英ロ仏中国インドパキスタンイスラエル等が保有し、世界中で原発が稼働しています。どちらも人類の存亡にかかわる恐ろしい兵器・施設であり、強力な放射能と大量の放射性廃棄物を生み出します。
 原子力とは何でしょうか。私たちが日常的に接しているのは原子ではなく、原子が結びつきあった分子です。生物の細胞やタンパク質、鉄や木材は分子の集まりです。原子は中心にある原子核と、その周りを回っている電子によって構成されています。分子の構成し形づくる化学結合は、原子と原子の間の電子の作用によります。ものが燃えたり、金属がくっついたり、壊れたりする変化は、分子間の化学反応で、電子のさまざまな作用によって起こっています。日常世界は化学的な変化の世界であり、生き物の世界でも同じです。
 原子そのものは1ナノメートル(10億分の1メートル)か、それ以下、つまり、原子のまわりの電子の広がりも1ナノメートルから0.1ナノメートルぐらいです。原子核はさらに小さく原子の10万分の1くらいです。原子核の中身は核子と言い、陽子と中性子が同じ数で非常に硬く結びついています。
 1938年、ドイツのオットー・ハーンらが核分裂という現象を発見し、膨大な核エネルギーの解放と利用の可能性を考えました。ウラン235に中性子をあててこの原子核を揺すると原子核が不安定化して、二つのかけら(ストロンチウムやキセノンなどの死の灰)になり、同時に2個〜3個の余分な中性子とエネルギー(熱)が出ました。この余分な中性子がまた次のウランの核分裂をおこし、核分裂反応が連鎖的に持続的に起こる状態「臨界」となります。1993年9月300日東海村のウラン加工工場で「臨界事故」は1ミリグラムのウランが核分裂反応を起こし大事故になりました。1キログラムのウラン235が燃えたのが広島の原爆です。現代では、はるかに強力な威力を持った核兵器となっています。
 原子核は常に安定しています。原子核のまわりの電子のさまざまな結びつきの変化で、日常生活での必要なエネルギーが、工業的に、また人体の生命活動の中で、生まれたり消滅したりしています。ところが原子核の安定性を崩し、不安定化することで膨大な核エネルギーを取り出したとき、私達の日常生活に脅威になるような現象がそこから起こってくることになりました。まさに「*パンドラの箱」を開けてしまったのです。原子核を不安定化させると、大量の放射性物質「死の灰」という不安定な原子核が出てきて、私たちに死をもたらすほどの悪い影響を及ぼします。これが核反応の本質であり、致命的な欠陥なのです。

参考文献
「原子力神話からの解放〜日本を滅ぼす九つの呪縛」高木仁三郎 講談社+α文庫
*パンドラの箱 
ギリシャ神話でゼウスより「絶対蓋を開けてはならない」と厳命されていた箱をパンドラが蓋を開け、ありとあらゆる厄災が飛び出してきて、火と技術をもっておごり高ぶる人間を懲らしめます。そして「見通し」が全くないまま混乱がひろがっていくばかりとなります。



開店30周年を迎えました

 旧国道57号線沿いにある喫茶アベニューが開店30周年を迎えました。マスターの大野さんにお話を伺いました。

◆開店当時は
 私の母がこの場所で「並木食堂」を15年営業していました。私の代になり「並木」から命名した喫茶アベニューを開店しました。コンビニなどが無かった時代で、夜11時まで営業していました。
◆お客さんは
 最初は男性の営業職の方ばかりで、日替わり定食はボリュームのあるものを出していました。結婚して妻が手作りデザートを作るようになって、女性のお客様が増えました。開店当時から通ってくれているお客さんもいて「倒れるまでやってくれ」などといわれています(笑)。子どもの時から来られていたお客さんが自分の子どもを連れてきてくれ驚きました。
◆漫画が置いてあったり、カウンターがあったりと喫茶店らしい雰囲気ですね
 一人で来て自分の時間をゆっくり過ごしていただけるよう漫画もたくさん揃えました。カウンターに座られる方はおしゃべりを楽しまれる方が多いようですね。
◆今後は
 息子が手伝ってくれるようになり、50周年まで頑張ろうと思います。喫茶店を経営していくのが難しい時代ですが、お客さんがくつろげる場所として続けていきたいです。

 

 

 

大野隼人さん 56歳
  美智子さん 52歳 あさひヶ丘区



グラウンドゴルフ大会優勝

 10月20日(木)合志市老人クラブ連合合志支部 秋季グラウンドゴルフ大会が栄グラウンドで行われ、杉並台Bチームが優勝しました。
 杉並台が優勝を勝ち取るのは今回で4回目。優勝メンバーの永井さん、橋本さん、八代さん、松坂さん、太田さんは「日頃の練習の成果と団結力により、はからずも優勝しました」と笑顔で話してくれました。

 


◆股関節・背中・肩のストレッチ
 イスに浅く腰をおろし足を開いて座ります。写真のように体を前方に倒し、手で両膝を押します。息を吐きながら右肩をひねります。息を吐き終わったら吸いながら元に戻します。次に左肩を同じ要領で行います。できるだけゆっくり時間をかけて行います。このストレッチを交互に2回行って下さい。

 

◆股関節のストレッチ
 写真のようにイスに横向きに腰をおろします。息を吐きながら一方の足を膝が床に着くよう後ろに引きます。この時、引いた足のほうへ体重をかけます。息を吐き終わったら吸いながら元に戻します。このストレッチを連続で2回行って下さい。反対の足も同じ要領で行って下さい。
 バランスが取りにくいのでイスの背もたれにつかまって行うとやりやすいです。