ワンネス 480号  2011/10/16発行

がんばりました!運動会

杉並台幼稚園

 9月23日(金)杉並台幼稚園(伊藤博士園長)の運動会が合志市総合体育館ヴィーブルメインアリーナで行われました。 
 屋内では初開催となり会場を使用するのはぶっつけ本番でしたが、先生方の心配をよそに、園児たちは元気いっぱい。年少組のかけっこから始まったプログラムは保護者の声援で盛り上がりました。かわいいリズム演技や年中親子の玉入れの後は、年長さんのマーチング。ポンポン、カラーガード、太鼓のそれぞれに全力で取り組む園児たちに大きな拍手が送られました。
 保護者の仲摩久美子さん(合志杉並台)は「年長ゆりぐみの優月は、昨年入院していて参加できませんでしたが今年は元気に参加できて感動しました」と話してくれました。

 

 今年は体育館内での開催で、暑さもそれほどではなく熱中症の心配も少し和らぎました。例年のことですが、年長さんのマーチングには感動します。先生の指揮を見つめる子どもたちの真剣な目!かわいくて涙が出そうになります。(岩田)

菊陽西小学校

 10月2日(日)第28回菊陽西小学校運動会(田中真治校長)が同校運動場で行われ、児童が力いっぱい頑張りました。
 全学年680名の徒走では、ゴールを目指して一生懸命な走りを見せました。竹を取り合う3年生の「力を合わせてGO!」や竹を持ってポールを回る4年生の「台風の目」など赤白団体戦は、応援にも力が入りました。5・6年生の「騎馬戦theサバイバル」には赤白の団長が兜をかぶり参戦し応援にも力が入りました。午後は、5・6年生が一番練習した組体操やクラス全員リレーがあり最後まで見せ場が続き、今年は白団が優勝しました。

 全校児童数が680名と聞き、ビックリ!運動会でも保護者が座る場所を探すのに苦労されていました。年々増加していて、来年度は720名ほどになるそうです。もう「マンモス校」と呼ばれる学校ですね。(岩田)


様々な体験ができました
秋の親子キャンプ

 菊陽町生涯学習課が主催する秋の親子キャンプが9月23日(金)24日(土)の2日間、菊陽町ふれあいの森公園で行われ4家族14名が参加しました。
 23日は午前10時に集合し、まず自分たちが宿泊するテントを設営。昼食後は鉄砲小路や文化財を回るウォークラリーがあり、クイズを解きながら4kmのコースを歩きました。夕食には空き缶2個を使ってご飯を炊いたり、バームクーヘンを焼いたり、ダンボールを利用しスモークチーズとベーコンを作り美味しく頂きました。夜には星空観察もあり美しい星に大満足の夜となりました。
 24日には自分たちで竹を使って箸と器を作り「鼻ぐり井手」を模したそうめん流しを楽しみました。参加した松田素良くん(武蔵ヶ丘小5年)は「テントに寝るのは初めてです。色々な体験ができ楽しかったです」と笑顔でした。

 

 

 参加した皆さんの笑顔がたくさんありました。 最近の子どもたちはキャンプする機会も少ないのでしょうか?色々なことが初めてで新鮮なようでした。(谷川)


のんびりゆっくり一緒に子育て
子育て講演会

 9月21日(水)菊陽町地域子育て支援センター主催の育児講座「子育て講演会・育児相談」が老人福祉センターで34組の親子と母親3名が参加して開かれました。
 講師は心理カウンセラーの三浦佑子さん。三浦さんは「子どもをどういう風に育てれば楽かな?」と話し始め、母親だけでは育児は無理、外に出てみんなで育てましょうと呼びかけました。また「母親同士の交流を深め、心を楽にするために井戸端会議をしましょう」と近くに座った5〜6人でのお喋りタイムを設けると、次々と話題が出て楽しい時間となりました。
 小嶌志保さん(ひばりヶ丘区)竹ヶ原未有さん(光の森7町内)黒部里美さん(光の森7町内)五反宏美さん(光の森6町内)は「近所でもなかなか友人はいないので、井戸端会議が面白かったです」と話されました。

 

 

 心理カウンセラーでもあり、保育士としての経験が長い三浦先生のお話は、お母さんたちの気持ちをやわらげる言葉ばかりでした。参加された方、よかったですね!(岩田)


  (98)  下津久礼区  古川医院  古川まこと

大地震と原発事故(6)
〜 史上最悪の原発事故による放射能汚染 〜

 3月11日の未曽有の大災害を経験した被災地の人々は、すべてを失い、東北の寒空の下でただ震えるばかりでした。日本のすべての人々は、恐るべき惨状を映像で見て自然に対する畏怖と脅威を感じ恐れおののき、人間の無力さを思い知りました。被災者は少しずつ日常を取り戻しつつありますが、政治家・官僚の動きが悪く、国の支援の手が遅い。国への不信感、怒りは日々に高まっています。
 3月11日の原発事故について研究者も政府も人災と認めています。世界最悪のレベル7の原発事故でありながら、政府・東京電力・原子力の専門家たちは事故を過少評価するための「うそ」をつきつづけています。政府・会社の情報をそのまま発表するだけの大手メディア(新聞やテレビ)からは真実を知ることができなくなっています。3月12日の水素爆発から数日でレベル7に達していたにも関わらず、政府は1ヵ月後の4月12日に「レベル7」と発表しました。政府は事故を「小さく見せよう」とした結果、すぐに避難が必要だった放射能汚染地区の住民は放置されました。
 事故から5カ月もたってから、原発に近い地域での「積算放射線量」が文部科学省から発表されました。「最高で508.1ミリシーベルト!(人体へ影響を与える放射線量のシーベルトは、1年間の被曝の基準は1ミリシーベルト、50ミリシーベルト以上は避難、100ミリシーベルト以上はがん発症率0.5%上昇)」このデータは3月中にでも発表できたのに5ヵ月も遅れたことは、政治家や官僚の責任は重大で、東北・関東に広がる被災国民のいのちと人権に対しての重大な犯罪であると言わざるを得ないと思います。
 7月27日、東大アイソトープ総合センター長の児玉龍彦教授は、参考人として出席した衆院の厚生労働委員会で「放射能の健康への影響」について意見を述べたとき、声を荒らげ、政府や国会の怠慢を激しく非難しています。児玉氏によれば、今回の事故は熱量換算で広島原発の29.6個分、ウラン換算では20個分もの放射能が漏出し、関東・東北に放射能が広がり、空気も水も大地も汚染されています。野菜から始まった農畜産物などへの影響は広範囲に及び、岩手・宮城の東北各県や関東各県で何らかの食品の出荷停止となっています。10万人近くに上るとみられる「原発避難民」は帰郷のメドすら立っていません。現在もなお事故は収束せず、メルトダウンした3基の原発からは放射能は出続けています。政府・東電・メディアはこの放射能汚染の実態を隠そうとしていますが、この放射能汚染のひろがりをみると原発周辺の地域は人間が安心して住めるところではなくなったと言っても過言ではないようです。
(8月26日経済産業省原子力安全・保安院公表「福島放出セシウムは広島原爆168倍相当」)

〜参考文献〜
週刊ダイヤモンド「原発」5月21日号 ダイヤモンド社
月刊誌「世界」6月号 岩波書店
別冊宝島「原発の深い闇」 東電・政治家・官僚・マスコミ・文化人の大罪 宝島社



  楽しんでいただけましたか?@

 新成区婦人部(田上民子部長)の7名は、9月19日(月)に同区公民館で行われた敬老会で踊りを披露しました。
 婦人部が踊りを披露するのは今回が初めて。同区の松元郁子さんから1ヵ月の猛特訓を受け、「チャンチキおけさ」と「島のブルース」をマスターし、衣装も松元さんから借り受けたり、ハッピを用意したりして準備は万端となりました。敬老会当日は、区の皆さんに見て喜んで頂き、メンバーも大満足しました。これを機に練習を続けて、発表会にも出てみてはとの声もあり、楽しみがまた増えました。
写真提供 新成区婦人部

 

 



  楽しんでいただけましたか?A

 9月16日(金)菊陽町商工会女性部(藤森絹子部長)15名で、特別養護老人ホームきほう苑へ敬老慰問に行ってきました。
 さあ今年は何をしようかと相談し、1週間かけて仕事の合間に商工会館に集まり、おじいちゃんおばあちゃんにお会いできるのを楽しみに猛練習を行ないました。
 踊りはもちろん歌もプロ顔負けのメンバーもいて、入所者の皆さんは手拍子で目を輝かせて喜こばれました。「また来年も来ますのでお体大事に皆さんお元気で」と声をかけると「は〜い。必ず来てはいよ」とのお返事のやりとりに、入所者の皆さんが自分の親のように思いました。 
文提供 藤森絹子部長 写真提供 菊陽町商工会

 

 

 


女性だけの行事

 昔ながらの伝統行事「じぞうさんごもり」が9月24日(土)津留区の地蔵堂で行われ区の女性の皆さんが集まりました。
 この行事は年に2回行われ、春は豊作や無病息災を祈願し、秋はこの一年無事に過ごしたことへのお礼の意味も込められています。
 参加した皆さんは、家族のことや料理、健康のことなどを楽しくおしゃべりして過ごしました。坂本ヨシ子さん(原水新町区)は「この地区に生まれ育ちました。色々な行事がある毎に参加しています。お友だちと会っておしゃべりするのが楽しいです。地元が一番です」と話されました。