ワンネス 579号  2011/10/09発行

いつまでもお元気で 敬老会特集

9月19日は敬老の日。それぞれの区でお祝いの席が設けられ、楽しい時間を過ごされました。

東ヶ丘区

 9月11日(日)同区公民館で開催され、98歳を最年長に28名が参加し、笑顔で記念写真に納まりました。
 子ども会からは歌とダンスが披露され、代表の堀之内もなさんと管まりなさん(菊陽西小6年)が「いろんなことを教えてください。長生きしてください」とあいさつしました。折り紙の花とお箸、対象者一人ひとりに宛てたお手紙が配られ、笑顔で見入っていました。
 井 チエコさんは「子どもたちとはなかなか会いませんが、今日の歌や踊りはかわいかったです。毎月のサロンを楽しみにしています」と話されました。

 


青葉台区

 9月18日(日)区の公民館で40名が出席して行われました。
 高宮茂巳区長のあいさつのあと、80、88、90歳の方たちに町社会福祉協議会からの記念品を贈呈。子ども会代表の家入充佳さん(菊陽西小6年)より対象者代表の田中己登司さんへお手紙と箸が贈られました。祝宴は、餅沢 博さんの謡や植田紀久子さんの舞が披露され、皆さんによるカラオケもあり楽しい一日となりました。
 蔵原 清さんは「90歳のお祝いを頂きました。このような会を開いて頂きありがたいです。これからも元気で過ごします」と話されました。

 


新山・北新山区

 9月18日(日)2地区合同で白鈴公民館にて、新山区25名、北新山区12名が出席して開催。熊本南署から5名の警官が来訪し、高齢者に被害の多い振り込め詐欺の手口を寸劇で紹介し注意を促しました。その後、区内の芸達者が登場し、詩吟やカラオケ、ダンスが披露されました。また、橘 菊太郎劇団の橘 美優さんの踊りもあり大いに盛り上がりました。
 米寿を迎えた田中サダメさんは「食欲もあり元気です。趣味は浪花節を歌うことです」と笑顔で話されました。

 


下原区

 9月18日(日)区の公民館で65名が出席して開催。
 町社会福祉協議会からの記念品が80、88、90歳の方たちに贈呈され、子ども会からは「もみじ」などの歌とプレゼントが一人ひとりに手渡されました。田畑良一さんの乾杯の音頭で昼食会が始まり、毎年恒例の演芸会もあり、芸達者の皆さんが歌や踊り、フラダンスを披露しました。
 乾杯の音頭を取った田畑さんは「80歳の祝いを頂きました。これからも趣味のグラウンドゴルフと園芸を楽しみ、ますます元気に過ごします」と話されました。

 


上津久礼区

 9月18日(日)区の公民館で100名が出席して行われました。
 中村克洋区長のあいさつのあと、記念品が贈られました。このあと大野誠哉さんの司会で演芸会もあり、子ども会有志による踊りや中村区長もアルトサックスの演奏やカラオケを披露し会場から大きな拍手が送られていました。
 磯部アイ子さんは「10月で92歳になります。今日は歌や踊りを色々見させて頂きとても楽しかったです。趣味の押し花をして元気に過ごします」と笑顔でした。

 


宮ノ上区

 9月19日(月)同区公民館で新敬老者19名を含む54名が出席し開催。子ども会から「長生きしてね」と書かれた額やメッセージカード、ダンスのプレゼントがあり、参加者は笑顔で拍手を送りました。優遊会の福本勝巳会長の音頭で乾杯し余興タイムとなり、格調高い謡、ギターやハーモニカの演奏、フラダンスや安来節などにぎやかで楽しい時間となりました。黒瀬澄子さんと竹原一毅さんの「好きになった人」の創作舞踊は、息もぴったりで会場の笑いを誘いました。

 


  (57)  ひばりヶ丘区  矢野正治

ザクロ ザクロ科

 ザクロの枝が折れそうに実がたわわに実っています。果皮の赤色が増し、いつ弾けるかと楽しみにしています。花は6月ごろ咲きます。八重の花にはほとんど実をつけません。小アジア原産で、シルクロ−ドを歩く旅人が咽の渇きを癒した果実の一つです。真っ赤に熟れた果実(小果)は鳥や虫の大好物です。果実の半分は種子で、現代人の食文化には向いていないようです。ザクロのジュ−スが売り出されています。売り文句は「豊満な胸になる」と。しかし果肉にはその作用は無いようです。種子には女性ホルモン様物質が微量含まれることが報告されています。種子は子孫を残す遺伝子を含むため、周皮にタンニンを多量に含み、かじると渋い味がします。ただ、発芽は一度鳥のお腹を通ったほうが数段あがります。一皮むけるのでしょう。薬用としては幹、根の皮を用います。駆虫作用があり、ザクロの皮は条虫駆除薬として用いられます。また、タンニン類には試験管レベルで強い抗HIV作用(エイズウイルス)が認められています。作用が強いので果実を食べるだけにして下さい。
 実りの秋、野山に行き、アケビ、マタタビ(未熟は激辛)、サルナシ、カキ等の熟した果実を鳥、虫よりも早く食べるのが楽しみです。ただ、野草・キノコ類の食中毒が増える時期です。ご注意ください。
  8月28日〜9月10日、日本から南下し、南緯9度ぐらいにある島国、ソロモン諸島に薬用植物調査で出かけていました。ソロモン諸島では、サガリバナの仲間のゴバンノアシの花、ナリーナッツなど、初めて見る植物に沢山出会いました。南十字星は見ませんでしたが、楽しかったです。
 衛生面では、オフェ(コショウ科の棒状の果実)、ビートルナッツ(ヤシの仲間)、石灰を一緒に噛んで吐く赤い唾を除けば、けっこう清掃された町です。町のあちこちにゴミ箱が置かれている。ただ、ビニールが自然に消化しないものだという理解は余り分かっていないようです。アルミ缶は再生するために別に集められていました。
 水は珊瑚礁の島なので弱アルカリ性、硬度も首都のHoniara等中心部は高く、村へ行くと低く軟水になります。田舎の水を少し飲んでみましたがお腹は壊しませんでした。Honiara市内の水は沸かして、お茶のタンニンで殺菌し、硬度を落として飲めば問題はありませんでした。
 各家に雨水タンクが設置してあったのが印象的でした。


被災地の状況がわかりました
人権のまち菊陽フェスタ

 9月17日(土)菊陽町図書館ホールで菊陽町人権啓発課主催の人権のまち菊陽フェスタが開かれました。
 日本赤十字社熊本県支部 田中嘉一さんが「東日本大震災の救護活動について」講演され、石巻赤十字病院での支援や巡回診療の様子を報告されました。移動医療車ディザスターカーを使っての診療は、車を流され病院に行けない被災者も多く、大変喜ばれました。
 ちひろさんの人権コンサートでは、金子みすゞの詩に曲をつけ「私と小鳥と鈴と」やCMで話題になった「こだまでしょうか」など10曲を歌われ、会場の皆さんの心に響くコンサートでした。
 来場者の中田栄子さん、内村シマエさん(中代区)は「被災地の状況が良く分かりました。これまでの支援も大切だけれども、今からの支援がもっと大切だと実感しました。ちひろさんのコンサートは、詩を音楽にのせて聴くという形は新鮮でした。歌声も素晴らしかったです」と話されました。

 

 


盛りだくさんのお楽しみ!
菊陽西小6年1組

 9月17日(土)〜18日(日)に菊陽町ふれあいの森研修センターで、菊陽西小6年1組のクラスレクリエーションが行われ、盛りだくさんのプログラムで楽しい時間を過ごしました。
 17日午後4時から、ゲームで遊ぶ班と夕食作りの班に分かれて行動開始。ゲームでは「赤巻紙…」などの早口言葉やジェスチャーゲームで盛り上がりました。夕食のメニューはカレーとサラダで、お母さんたちに手伝ってもらいながら、涙を流してタマネギを切ったりサラダを盛りつけたりと大活躍。夕食後はお待ちかねの肝試しで、線香を焚いたり音響を工夫したりとお父さんたちの大活躍で泣きだしてしまう子も。お母さんたちも参加希望が出たほど盛り上がった肝試しでした。「泣いちゃうくらい楽しかった!」との感想も聞かれ、夜もなかなか寝付けないほど興奮した思い出に残る1日でした。 (写真提供 永吉悦子さん)

 

 


  満開のコスモス

 下津久礼区の白川沿いにコスモス畑があり、今が見頃とばかりに満開となっています。
 この花壇の全長は200m程。下津久礼区の役員や老人会、子ども会、区の方たちが花壇を耕し、種をまき、手入れをして育ててきました。とてもきれいな場所です。チリなどは持ち帰り景観を大切にしましょう。